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黙認できぬ「マスク着用拒否」の言い訳

 今でも納得が行かない、「マスク着用拒否」の言い訳をする常連客が頭に残っている。

 これはホテルレストランの一部常連客の言い訳だが、逆立しても、理解に苦しむばかり。それは、「私は肺気腫を患っているので、マスクをすると息苦しくて、ろくに話もできない!だから、マスクを外し話す必要がある!」と、ガキのような身勝手持論である。また、自殺行為とも言える。

 そんなに肺気腫が大変な状況なのであれば、先ず、ホテルレストランへわざわざ足を運び、数人の男性が群がって、マスク着用拒否をして話すものではない。もし、感染すれば、肺気腫のために重篤化する確率が高いのだから、その言い訳を絶対に黙認してはならない。

 身内の話で申し訳ないが、若くして他界した兄が肺気腫で二度入院し、手術することになった。段々と息苦しい状況となり、公務に支障をきたすために、急遽入院、手術となった。よって、コロナ禍の時期に、上記のような身勝手な言い訳を聞かされると、虫唾が走る。

 常連客だからと言って、レストラン側が厳しいルール徹底を告げぬのも、理解に苦しむ。新型コロナ感染認証店であるのならば、そこはマスク着用のルール厳守を徹底するのが責任でもある。言えば難癖つけられるとか、上司に告げ口を言われるとか、これまた要らぬ配慮である。その程度で常連客が来なくなっても、大した売り上げダウンになるはずもない。

 一見客でも、常連客でも全く関係のない話だ。元々、ルールを否定、無視するのであれば、ルール遵守をしているお客さんのためにも、身勝手発言をする常連客は一時追放ものだと考える。周囲に迷惑を掛けるばかりで、ホテル側がそこまで優遇措置を講じる必要もない訳だ。

 昨年から口を酸っぱくして指摘してきたことだが、横暴なる振る舞いをする常連客が後を絶たない。実に恥ずかしい一部常連客の身勝手なスタンダードだが、今だに愚行を続けているとなれば、これは「社会問題」として、ホテル側に真意の程を聞かざるを得ないと・・・。

 マスク着用ルールを無視して、マスクなしで喋りまくっている常連客を擁護、黙認する必要など一切ない。それは、常連客への最高の接遇とは言えないのである。正論が通らぬ現場であれば、そこに従事している人たちの認識の浅さと危機管理能力のなさが窺い知れる。

 昨年、筆者が幼い頃から世話になった人(博多在住)が、コロナ感染となり他界した。脳梗塞で倒れ、回復後、三日後に退院できると楽しみにしていた矢先の訃報。院内クラスターが生じ、PCR検査で陽性となり、絶命に至ったと言う。そのような経緯があるので、上述の常連客を黙認できるはずがない。

八景水谷公園遊水池の大鷺(ダイサギ)


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