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日本料理えのきぞの 連載(2)

▼前菜 甘長唐辛子の白和え 海老 ぜんまいくるみ和え 枝豆 鯛けんちん 鯛の子玉じめ 鮎甘露煮 丸十

前菜

 和食は、前菜で決まる。懐石料理では、八寸が料理人の腕の見せ所でもあり、その飾り付け、盛り付けが、食する我々を魅了する。

 今回の「日本料理えのきぞの」の前菜は、写真上の通り。

 中でも、「甘長唐辛子の白和え」や「ぜんまいくるみ和え」は、手作り感満載にて、料理人の優しさがダイレクトに伝わってくる。

 微妙な苦味やえぐ味といった自然の恵みを頬張る時ほど、至福の極みを感じるものはない。田舎に足を運べば、必ず食卓に出される山の幸。懐かしさもあり、御代わりをしたくなった。

 次回は吸物を予定しているが、この出汁が和食の命であり、その繊細なる風味と完成度の高さをお伝えできればと。 


▼お品書き(2023年8月31日)

先付  長茄子のとんぶりかけ
前菜  甘長唐辛子の白和え 海老
    ぜんまいくるみ和え 枝豆
    鯛けんちん 鯛の子玉じめ
    鮎甘露煮 丸十
吸物  焼き鱧 ジュンサイ
向付  鯛 鱧の湯引き
箸休め 冷製南禅寺蒸し
焼物  マナガツオの柚庵焼
焚合  穴子 白だつ
食事  鮎寿司 味噌汁
甘味  もも 


▼土鍋焚き立てご飯
 今回は、土鍋焚き立てご飯はないので、この場でご紹介しておきたい。    とにかく、ご飯が美味い。焚き立てであるから美味いのは当たり前のように思えるが、厳選された米と熊本の清らかな水、そして土鍋の三位一体が、このご飯の美味さを創り出しているのである。

土鍋焚き立てご飯

▼自称グルメ通一押し、町場の『えのきぞの』・・・懐石料理や弁当を一度食せば、完璧、癖になる!

▼逸品一筆

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