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『〜するつもり』は、絶対禁句。結局、『〜するつもりだった』の言い訳で終わってしまう。

 ビジネスにおける報告書で、『〜するつもり』という言葉を書く人がいるが、これは不味い。正解は、『〜します』、『〜致します』である。

 『つもり』は、一応、計画性のある意思表示ではあるものの、飽くまでも仮定が色濃く、消極姿勢の表れに見られがち。よって、『〜します』、『〜致します』となれば積極姿勢を表し、決意の強さが伝わってくる。

 報告書を読んでいて、『つもり』が連発されれば、「計画(机上の空論)ばかりで、有言実行できるのか!?」と突っ込みたくもなる。それも、具体的な段取りや期限などが明記されていなければ、雲を掴むような内容にて、信憑性に欠けると判断せざるを得ない。

 筆者の経験上、『〜するつもり』と書いてある報告書は、蓋を開けてみれば、『〜するつもりだった』、『〜したつもり』と言い訳に切り替わってしまい、目標達成には至らぬことが殆どであった。

 言葉や文章は怖いもので、無意識に言ったり書いたりしていると、あちらこちらに、『本音』や『癖』や『本性』が滲み出てくる。それが、遣る気のなさであったり、可能性ゼロであったり、その場凌ぎであったりと。

 人間は、『自然体』にて『自分に正直』な気持ちを言葉にしたり文章にすると、聴く側、読む側に、ドーンと『真意』が伝わってくるので、すこぶる心地良い。

 ところが語彙力なく、言葉も文章も不得手の人が、支離滅裂、且つ、根拠のない『絵空事』ばかりを唱えると、結局、ボロが飛び出し、聴くも読むもうんざりしてしまう。

 言葉や文章は難しい。従って、徹頭徹尾、『自分に正直』に報告書を書き綴るのが正しいスタンスであり、『演出』やら『含み』、『美化』などの小技は一切不要となる。

 報告書というものは、読める人が読めば、提出者の熱量の程度、成功率など、容易に見透かすことができるので、そこは肝に銘じて欲しいものだ。

〜するつもりだった・・・

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