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デジタルをピンポイントで学ぶから、身に付くはずがない。デジタル時代の特効薬は、そんなに容易く手に入るもんじゃない。

 デジタルをピンポイントで学ぼうとするから、身に付くはずがない。筆者の「西田親生のICTプロ並みZOOMセミナー」では、「ハード&ソフトのコンビネーション」という特効薬を常備している。

 極論ながら、社会人の50代から60代前半を、「デジタル音痴高齢者予備軍」と呼んでいる。これは差別的表現ではなく、10年、15年はあっという間に過ぎ去り、気付かぬ内に、デジタルに迷走する高齢者の仲間入りをするということである。

 デジタル化の波は、激しい勢いにて、津波のように押し寄せている。それも、複雑多岐に渡り、デジタル世界が整備されて行く。そこで、現在の50代、60代、70代、80代以上の方々が、数年後のデジタル世界に対応できるかと言えば、答えは「不可」となる。

 高齢者になると、次第に思考力や記憶力が衰えるというのが、一般的な見解。しかし、それは個人差もあり、思い込みでもあり、その人の気力やライフサイクル、向学心、趣味などで、高齢者という一般的な定義に当てはまらぬ人も多く存在している訳だ。

 そこで、筆者が提供する特効薬とは、「デジタル音痴高齢者予備軍」で、心身ともに健康を維持するために、次から次へと、ストレスとなるものから払拭する手法。それを、伝授しようというものである。

 Z世代は、生まれた時からデジタルに慣れ親しんでいるので、デジタル文化というものが当たり前の世界となっている。よって、大抵の若者はデジタルデバイスやアプリに対して全く抵抗感なく、生活に必要不可欠なツールとして日々楽しんでいる。(事件事故が多発するという社会現象は否めないが)

 それに対して、50代以上の「デジタル音痴高齢者予備軍」は、時代的に恵まれてはいなかったというのは事実。商用インターネットが日本上陸したのは1994年秋だが、今の50歳は当時22歳、60歳は当時32歳、70歳は当時42歳となる。Z世代と比較にならぬほど、不幸にも、デジタル環境が劣悪で中途半端な頃に、ネットに遭遇したことになる。

 そこで、「デジタル音痴と落ちこぼれ」が、社会現象として見られるようになった。会社内でも、パソコンを使える者は優遇され、使えぬ者は電卓やそろばんで対抗。しかし、膨大なデータベースなどの処理業務を与えられれば、後者は、窓際族と同様の扱いを受けることになる。

 世の中は、政府方針が出たように、デジタル時代に対応できる人材育成と高齢者対策、そして、国内全域デジタル化によるIT国力アップを狙っている。しかし、「今更、ICTなんて関係ない!」と言う人は、5年後、10年後、「泣きっ面に蜂」に直面するに違いない。

 色んなデバイスを触るにも、第三者のヘルプが必要になったり、提出書類が全く理解不能になったりで、デジタルを理解できる高齢者とそうでない高齢者との格差は、思いの外、大きく広がるばかり。それでは、これから5年後、10年後の政府方針のIT先進国家の一員としては、参加資格は剥奪されてしまう。

 一般的に、照れながら「デジタル音痴」と自己申告される方々は、「向学心」の前に、学び方、学ぶ姿勢に問題があり、目的意識がしっかりしていない為に、ピンポイント学習で満足している。よって、何の実践力も身に付かぬまま、現在に至っていることが多い。理由は、デジタルの鳥瞰図が見えず、全体把握ができないのである。

 そこで、筆者が提唱する「ハード&ソフトのコンビネーション」がウェポンとなってくる。手前味噌だが、ニューメディア時代からマルチメディア時代、インターネット時代、Podcasts時代、クロスメディア時代、SNS時代、そして仮想現実時代(メタバース)の全ての黎明期から知り得る人間は、現役社会人としてはそう多くはない。

 そのデジタル世界を凝縮した善玉特効薬を、特に、現在の50代以上(勿論、30代、40代でデジタル音痴と豪語される方を含む)の方々へ伝授できればと日々考えている次第。しかし、ご本人がやる気があるか否かで、5年後、10年後の自分の姿は変わるので、やる気のある方々のみ、ご相談頂ければと・・・。

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