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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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2023年12月の記事一覧

ザ・夜食 早めの年越し蕎麦。

 お節料理は揃ったが、どうしても夜食癖があるので、頂き物の上品な「出石そば(イズシソバ)」を食すことにした。  一人前と思いきや、どうも二人前を茹でたようで、先ず、熱々の蕎麦を食べた。しかし、茹でた蕎麦の半分はザルにあるので、更に、ミッドナイトディナーとして片付けないといけない。  しかし、この蕎麦は今まで食した蕎麦とは異なり、二人前、三人前など軽く完食できそうで、食後の胃袋に負担がなく不思議な感覚となった。  実に旨い蕎麦である。  ごちそうさまでした。

2024年フランス料理おせち「佛蘭西」が届く

 毎年、この豪華なフランス料理おせち「佛蘭西」が大晦日に届けられる。昨年と同じく午前中に、熊本ホテルキャッスルの担当者が運んできてくれた。担当者はよく存じ上げており、音楽大好きで、とても趣味多き人物である。  早速、自然間接光を取り込んで、三段重ねのフランス料理おせち「佛蘭西」の蓋を開け、一段目から三段目まで写真を撮った。内容は、昨年のものとほぼ同じものである。  盛り付けは、今回のものが隙間なく、偏りなく、美しい。たぶん、盛り付けた人のスキルが昨年よりも高いはずだ。車で

当たり前の事だが、グラスで飲み物の味が変わる。

 コーヒーカップには拘るが、冷たい飲み物の場合は、最近グラスに拘ることがなかった。ペットボトルの小さいサイズであれば、そのままダイレクトに飲むことが多く、グラスから遠ざかっていたのである。  年末の大掃除をしている中で、バカラやティファニーの箱が出てきたので、数個箱から取り出して洗い磨き、食器棚に配置してみた。  流石にバカラの透明感と輝きは、ティファニーのグラスといえども敵わない。また、日頃使っていたグラスと比較すると、手に取った感触も温度も重さも違う。安物はカチンとし

日々、お陰様。

 年の瀬となり、いつものように国内はソワソワしている。若くして起業して三十三年になるが、この年末のソワソワ感については我関せずが、筆者のスタンスである。別にソワソワすることもなく、年末だから、年始だからと言って、商業イベントに心を奪われる必要性を感じないのである。  それより、お歳暮をお贈りして頂く方々の気遣いがすこぶる有難くもあり、気になって仕方がない。「日々、お陰様。」の心を持って、恩返しをしなければならないが、それを考えると、少々焦ってしまう。  今年も、静岡名産、

久しぶりの「牛肉商但馬屋」の牛肉に舌鼓

 明治8年(1875年)創業、百四十八年の歴史と伝統を誇る「牛肉商但馬屋」のパッケージが宅配便として届けられた。  パッケージの蓋を開けると、熟成された美味しそうな牛肉が入っている。要冷蔵なので、本日中に食べる方が断然美味いはずだ。  個体識別番号もしっかりと記されており、肉質がとても柔らかそうである。よって、オフィスにて早速調理して試食することにした。  分厚い鉄製フライパンを使い、両面に岩塩と黒胡椒をまぶし、それから両面と側面を焼き、一度、フライパンから取り出す。若

「10時間、待て。」と言われても・・・

 毎年年末に届けられる「帝国ホテル」のオリジナルクリスマスケーキ。  「10時間、待て。」と言われると、待てなくなるのが凡人たる筆者である。冷凍された帝国ホテルのクリスマスケーキの箱をこそっと開けてみる。  例年はモンブラン系のケーキだったが、今年は彩鮮やかなクリスマスカラーのベリー系ケーキである。  宅配便が届き5分も経ってないので、まだ各種ベリーに霜が降りている。この鮮やかな色のケーキを10時間も待つのは耐え難い。  先ほど、オフィスでランチを済ませたばかりなので

宇土名物「うと餅」・・・懐かしいお土産

 十数年ぶりに、お土産として「うと餅」を頂いた。  柔らかくてもちもちしている中に、上品なこし餡が入っている。一口サイズの和菓子だが、パッケージに解説書が入っていたので、初めてじっくりと拝読した次第。  ごちそうさまでした。 ▼うと餅パッケージに添付されていた解説書 宇土槽について重要文化財 小西行長は天正十六年に、肥後の宇土・益城・八代の三郡二十四万石を領し、宇土城を築いた。 宇土橋は慶長五年の関ヶ原の戦いで行長が敗死し、加藤清正によって熊本城の一角に移された宇

古典式クリームパン・・・

 野球の子供用グローブのように、5本指が広がった様が何とも言えず、可愛い。これこそ、昭和の香り漂う、クラシックなクリームパンの形状だ。  クリームはカスダードっぽい食感であったが、もしかすると、あまりの寒さにクリームが少々固まった可能性もある。そんな気がしてならない。  先ほどのクランベールチーズパンとは異なり、このパンを試食したことは確と覚えている。やや、パン生地がパサっとしていたので、持ち帰ってすぐに食べれば良かったものを、時間が経ちすぎたような。  しかし、見れば

クランベールチーズパン・・・

 1個二百円の、かわいいクランベールチーズパン。  確か、カゴに置いていたはずだったが、その姿がない。よく考えてみると、何かに集中していて、何気につまみながらコーヒーを飲んでいたような記憶があるので、自分でしっかりと食べたのだろうと。  認知が入った訳でもなく、そんな年齢でもない。しかし、昔から何かに集中すると何も聞こえず、周りが何も見えずの状態が続くので、幼い頃に、両親から「ちゃんと話を聞いているの?」と叱責されたことがよくあった。  よく言えば集中力は人並み以上にあ

でっかい、胡桃レーズンパン。

 尺皿にのせても、「胡桃レーズンパン」の大きさは圧巻である。  このパンは、「かんぱあにゅ」というパン屋さんの人気商品の一つであり、その店は、熊本県山鹿市鹿本町の水辺プラザ内にある。  決して小洒落たパンではないけれども、この重々しくどっしりとしたパンの存在は、足を運ぶカスタマーを驚かせ、一度購入するとクセになりそうなパンである。  他界した父もその一人であったが、毎週、自分で車を運転して、「かんぱあにゅ」に行き、1週間分のパンをどっさり買ってきていたことを思い出す。

八千代座の真向かいにある「グルメ倶楽部」

 筆者の郷里で、お気に入りのレストランがある。その名は、「グルメ倶楽部」。熊本県山鹿市の人気観光スポットの一つである芝居小屋 八千代座の真向かいにある、創業35年の老舗洋食店である。  ランチタイムは、メニューを見ると、値段の読み違いかと心配したくなるほどリーズナブルである。例えば、日替わりランチが770円、コーヒー付きで900円だ。  写真は、ランチタイムのグルメ倶楽部ステーキランチだが、スープとご飯が付きで1200円であった。  本日は取材ランチとして同店を選んだが

メガネのレンズは、医療機器。

 本日、メガネをテーマにしたのは、先日ある人が急に熱発して体調を崩した際に言った「何とも言えませんが、原因は眼精疲労と過重労働にありはしないかと。仕事の合間に十分仮眠をとってください。」が気になったからである。 <改正薬事法について>  数年前の改正薬事法により、メガネのレンズは従来の「医療用具」から「医療機器」となっている。そのことは皆さんご存知であると思われるが、それほど、メガネレンズを安かろう悪かろうと軽視してはならぬと言うことなのだろうと。  勿論、メガネ自体は

「note」のアクセス増に感謝!!!

 「note」を利用させて頂くようになり、登録して2年、記事やエッセイを掲載するようになって1年11ヶ月となる。  主に、社会風刺的な記事、日常のランチや夜食、ホテル文化と食文化、ICT&AI、Macオタク的な活用法、お散歩カメラなどを中心に掲載している。  ひさしぶりに、現在の「note」のアクセス状況がどの程度かをチェックしたところ、1週間で8,828件、1ヵ月で34,316件と、多くの読者の方々がお立ち寄りいただき、とても勇気づけられているのである。  唐突に、ア

「特大チーズフランス」という名のパン II

 パンは焼きたてが最高だが、この「特大チーズフランス」を適当な厚さに切り分け、オーブントースターで外側をカリッと焼き、食すことにした。オフィス中に、あのパンの芳ばしい空気が充満した。  フランスパンにチーズが絡まり、それがこんがりと狐色に焼けると、全く別物になる。クリーミーなチーズが、フランスパンと融合することで、その箇所がパリッとインパクトが強烈となり、極上のおやつに様変わり。  また、贅沢なチーズの食べ方の一つであるラクレットに近い味わいであるも言える。そこで、牛乳や