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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

如水 III(その5)

 連載5回目(最終回)は、フカヒレ姿煮、麺類、豚肉、そして珍味である。  写真1枚目は、四川料理 桃花源(熊本ホテルキャッスル)で食したフカヒレ姿煮である。フロリダ産の極上のフカヒレは、「奇跡の逸品」。フカヒレの戻し、そして、心地よい餡掛けの濃さと味わい。最近では、これ以上のものが入手困難となっており、いつかいつかと待ち侘びているところである。  その左下方の小さな写真は、同レストランで一番お気に入りの「フカヒレと蟹味噌煮込スープ」。色鮮やかなオレンジ色の濃厚なスープの上

如水 III(その4)

 連載4回目は、誰もが大好きなハンバーグ、ラム肉料理、そしてフォアグラである。  写真下1枚目は、熊本市内にある「Bros.よしむら」の「チョップドビーフ・ハンーバーグ」。ゴロゴロと肉々している食感がたまらない。酸味と甘みのあるトマトベースのソースと一緒に食べると、ご飯がどんどん進むのである。ちなみに、これは200グラムのものだが、女性でも2枚400グラムを食す人も居るとか居ないとか。  因みに、「チョップドビーフ・ハンバーグ」は、もともとヒルトン東京では「チョップドビー

如水 III(その3)

 今回ご紹介するのは、魚料理、寿司、デザート、点心、鳥料理である。  写真下の魚料理で圧巻なのは、熊本ホテルキャッスル 四川料理 桃花源の「ハタのチリソース」である。大きなオーバルの皿にサーブされた時、あちこちのテーブル席から響めきが聞こえてきたのだった。  寿司では、にぎり寿司では博多にある「鮨と和の食 清吉」がダントツに美味かった。  また、滋賀県栗東市の「鮒寿司」は初体験だったが、噂に聞いていたよりもさっぱりと、酒の肴としては最高のものである。  デザートで記憶

如水 III(その2)

 連載2日目だが、今回は、鰻、オマール、天草の海の幸、中華の牡蠣料理とお造りなどをご紹介したい。  先日の如水 III(その1)に「日本一の鰻料理」として、東京のセレブグルメ通を唸らせたものが、写真下の鰻重(水前寺東濱屋)である。外側サクッと、中身ふわふわジューシーの上物だ。  また、九州で代表的な鉄板焼レストランと言えば、ホテルオークラ福岡 鉄板焼さざんか。素材の良さと店内の豪華さ、器の拘りは天下一品と言える。  最後は、お造り。これは、熊本県上天草市にある海のリゾー

如水 III(その1)

 平成24年1月に発刊した「如水 III(逸品一筆)」(先見塾副読本として如水シリーズ5巻発刊/非売品)を、Noteに連載することにした。当時、全国を行脚して取材した逸品料理群(26頁中、パスタの頁は割愛)をご紹介できればと考える次第。  勿論、取材については全て取材許可を得ている。残念ながら、中には廃業に追い込まれた店舗(パスタの店)もある。非常に寂しいことだが、写真をじっと見つめていると、料理人の気合や料理の香り、熱が伝わってくる。  料理の世界は日々進化しているけれ

三角牡蠣(熊本育ち)・・・三角町漁業協同組合が丹精込めて育てた美味しい牡蠣。牡蠣殻を綺麗に掃除して、電子レンジで1分少々チン♪

 牡蠣は「海のミルク」(完全栄養食品)と言われるように、栄養価が高い。  昨日、新鮮な牡蠣が送られてきた。それも、生食OKのプリプリの牡蠣である。しかし、どうやって殻を開けるのかが問題である。  箱を開けると、殻開けのための道具が2本入っている。殻開けの作業は、牡蠣の斜め先をハサミやペンチでカットし、そこに付属のナイフ型の道具を刺し、グリグリと刃先を移動しながら開けることになる。  勿論、軍手は必須。牡蠣殻は怪我をしやすいので、用心して作業を進めなければならない。牡蠣殻

レストラン五島軒のレトルト「函館カレー」(北の文明開花GOTOKEN)・・・

おお、これは、これは、見事に日本人の味覚にハマるカレーである。 一見、ジャガイモや人参の入り具合は、ボンカレーのようだ。 しかし、食材の風味や食感は全く異なるもので、「旬」を感じる。 濃厚に優しく仕上げられたルーは、喉越しが素晴らしい。 肉も柔らかでさっぱり。 食後に喉が乾かぬカレーライス。 ちょっとイレギュラーだが、サフランライスを添えてみた。 レストラン五島軒は、明治12年創業。 明治19年からは、洋食、カレー、洋菓子の店として現在に至っている。 自社工

京都西京極の老舗「小川珈琲店」の優しい香りと味わいに、度肝を抜かれた。

 珈琲を点てる 香りが部屋中に漂う 絶妙なブレンドに頷く デミタスで試飲 飲み干して、大きめのカップに切り替える セブンで見つけた、この珈琲 勿論、自家焙煎の珈琲専門店は旨い! しかし、この珈琲は侮れない 先ず、飽きがこない 癖が無い ゴージャスなカップに似合う 正直、癖になる!

大村雅博さん(フランス料理のエバンジェリスト/French Food Evangelist)

 キャンバスに絵画を描くように、続々とアーティスティックな料理を創造する、フランス料理のエバンジェリスト(伝道師)、大村雅博さん。  Facebookを拝見すると、すこぶる行動派であり、人柄が素晴らしく、隅々までお世話の届く御仁であることが窺い知れる。  よって、多くのファンが大村エグゼクティブシェフの周りに集まり、同シェフが奏でるフレンチに、皆が酔いしれるのである。  本日、グルメ情報として、是非、皆さんにご紹介できればと、同氏にご無理を言って、料理写真などを送付して

激旨、タイカレー(グリーンカレー)+香り米

 これは、レトルトと言えども、驚いた。一人前180グラムのタイカレー。それも、グリーンカレーだ。辛さは、5段階の5。結構、気合を入れて口に含むと、深みのある味わいにて、一気に目が大きく開いてしまった。  目が大きく開いたのは、辛さにではなく、旨さに反応したのだ。香り米を選んで、正解。香り米は電子レンジで2分チンするもの。タイ国へは足を運んだことがあるので、本物の味は知っている。  一般的なレトルトのように、具が少なくしょぼいとは言えない。鶏肉はほろほろだ。月桂樹の葉っぱ一

神戸フランツの「神戸魔法の壺プリン」

神戸フランツの「神戸魔法の壺プリン」 冷蔵庫の中で解凍する時間が待ち遠しい。 とてもオシャレで、楽しい、逸品! 早速では御座いますが、3壺完食なり。

上通レンガ亭の吉本義秋さん

 いつもにこやかで、上品なトークが、お客さんを魅了する吉本義秋さん。現在、ニューノーマルな生活を余儀なくされているが、同氏なりに大変な苦労を重ねてきた。  2016年4月の熊本地震では、自宅は全壊。それから数年経って、ようやく自宅再建と店舗再開に目処が立ち、これからと言う時に、今回のコロナ禍の時代に突入。されど、同氏は絶対に諦めない。  同店の自慢の一つは、自家製の米である。炊き立ての米が、鉄板焼の豪華料理最後の〆となれば、満足度が倍増する。このレアなる米を育てる水田も熊