マガジンのカバー画像

素晴らしき人々

84
真剣な眼差しのイキイキとした人の姿を写すのが、一番。勿論、満面の笑みの人って、とても癒されるし、こちらまで嬉しくなってきます。また、盗撮ではありませんが、知人友人で全く気づかれず… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

時計宝飾業界の重鎮、髙栁隆一氏の逝去を悼む

 昨日、株式会社ソフィタカヤナギの現代表取締役社長である髙栁隆大氏から、同社の前代表取締役会長である髙栁隆一氏(隆大氏の父)の訃報が届いた。令和6年4月24日に、髙栁隆一氏(享年83歳)急逝の知らせに、筆者を含め多くの人々に深い悲しみをもたらした。  筆者が最後に同氏にお会いしたのは、昨年3月18日、ソフィタカヤナギ社「髙栁時計宝飾店」の店内であった。その日、同氏は珍しい宝石のコレクションについて熱心に語っており、その瞳には若き日の情熱が宿っていた。同氏の顔には、常に温かな

若くしてこの世を去った陶芸家・・・

 40年ほど前の話。熊本県北部にある旧植木町(現在は熊本市に合併)に「小町楞窯」があった。  新進気鋭の陶芸家で、作家は舛田楞(Ryo Masuda)。筆者が新聞社に勤務していた頃の話であるが、熊本県から新人賞を受賞した人物でもあった。  彼とは、東京目白の小笠原礼法惣領家第三十二世でもある小笠原忠統氏のご自宅にも足を運んだこともあり、とても気さくな人物だった。  彼の窯では、内田皿山焼(熊本県天草地方)の磁器を創作していた。ある文献によれば、有田焼よりも古い歴史を持つ

あの人に会いたい・・・善家 繁

 現在、ICTやホテル文化と食文化、私塾「Well Done」主催、取材など、コンサルティング業務を主軸として日々活動している筆者である。  実は、ホテル文化と食文化の基礎を築いてくれたのが、当時、熊本ホテルキャッスル四川料理 桃花源の料理長(最終職位:同ホテル常務取締役兼総料理長)であった善家繁(ゼンケシゲル)氏との出逢いであった。  元々、食文化については、ICTを本業としながらも、自分なりに研究を重ね、和洋中いずれも、五つ星ホテルレストランから町場の人気レストランま

[2023年末] PV数2600の心に刺さった記事たち

目標: 2024年末に確認する、1年間のアクセス状況の、全体ビューが5000件以上になる事 毎年行います まあに年末年始会 『2023年1月1日から2023年12月29日までの間にまあにが上げたnote記事』にコメントしてくれた人の記事を、1人10本ずつ紹介 + 「『2023年1月1日から2023年12月29日までの間にまあにが上げたnote記事』にコメントしてくれた人」と 「本記事で紹介したnote記事の中で、『印象に残った記事の番号(複数可)』・『選んだ記事内の印象的

八千代座の真向かいにある「グルメ倶楽部」

 筆者の郷里で、お気に入りのレストランがある。その名は、「グルメ倶楽部」。熊本県山鹿市の人気観光スポットの一つである芝居小屋 八千代座の真向かいにある、創業35年の老舗洋食店である。  ランチタイムは、メニューを見ると、値段の読み違いかと心配したくなるほどリーズナブルである。例えば、日替わりランチが770円、コーヒー付きで900円だ。  写真は、ランチタイムのグルメ倶楽部ステーキランチだが、スープとご飯が付きで1200円であった。  本日は取材ランチとして同店を選んだが

メガネのレンズは、医療機器。

 本日、メガネをテーマにしたのは、先日ある人が急に熱発して体調を崩した際に言った「何とも言えませんが、原因は眼精疲労と過重労働にありはしないかと。仕事の合間に十分仮眠をとってください。」が気になったからである。 <改正薬事法について>  数年前の改正薬事法により、メガネのレンズは従来の「医療用具」から「医療機器」となっている。そのことは皆さんご存知であると思われるが、それほど、メガネレンズを安かろう悪かろうと軽視してはならぬと言うことなのだろうと。  勿論、メガネ自体は

「note」のアクセス増に感謝!!!

 「note」を利用させて頂くようになり、登録して2年、記事やエッセイを掲載するようになって1年11ヶ月となる。  主に、社会風刺的な記事、日常のランチや夜食、ホテル文化と食文化、ICT&AI、Macオタク的な活用法、お散歩カメラなどを中心に掲載している。  ひさしぶりに、現在の「note」のアクセス状況がどの程度かをチェックしたところ、1週間で8,828件、1ヵ月で34,316件と、多くの読者の方々がお立ち寄りいただき、とても勇気づけられているのである。  唐突に、ア

常連客とは!?

 いろんな食事処へ足を運んでいると、どうしてもお気に入りの料理が出される処を優先して足を運んだり、また、料理人の人間性によっても立ち寄る頻度が異なってくる。  長年の間、その繰り返しをしていると、いつの間にか「常連客」と呼ばれるようになる。ところが、昔ながらの「常連客」という定義が、最近は崩れ去りつありはしないかと感じている。  これは、あるレストランの店主やホテル経営者の言葉に見事に象徴されるものであるが、以下のようなことを言っていた。  「オフィスが当店に近いからよ

サイモン&ガーファンクルとの出逢い

 筆者がこよなく愛するミュージシャンは、サイモン&ガーファンクルである。  特に、ポール・サイモンの歌詞は、世界的な哲学者が絶賛するほどのものであり、「Bridge Over Troubled Water」は、当時、米国の教科書にも掲載されている。  最初に出逢った曲が、「El Condor Pasa(コンドルは飛んで行く)」であった。何気に聞いていた曲。元々は、アンデスの民謡をアレンジしたものだが、その透明感冴え渡る曲に心を奪わてしまった。  早速、サイモン&ガーファ

脇宮盛久料理長の「野点弁当 いろどり膳」

 本当に久しぶりの、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル1階)。同レストランでは、和食と洋食を楽しめるけれども、今日は和食コース料理「野点弁当 いろどり膳」を選ぶことにした。  ホテルレストランと言えば、結構なお値段でもあり、庶民である筆者にとっては敷居の高いところだが、同レストランは思いの外リーズナブルなランチタイムを楽しむことができる、必要不可欠な存在となっている。  同コース料理は、写真下ようにデザートを含めて3,000円(税サ込)であり、大都市部では考え

純金尽くし、ダイヤモンド尽くし、そして腕時計尽くしのひと時。

 昨日、午後3時より髙栁時計宝飾店(熊本市下通アーケード街)に足を運び、久しぶりに取材することに。  創業130周年の特別企画 『魅惑の黄金フェア』を開催すると聞いていたが、各所に純金製の高額商品が並べられていた。こんなに純金をまじまじと見たことはなかったが、流石に、その黄金色の光は心をリッチにしてくれる。  小さなお地蔵様から蛙、七福神、不動明王など縁起物ばかりである。可愛いものもあり、手に取ると、純金なのでとても重そうである。コロナ禍で3年間どんよりとした中で過ごして

130年続く企業。・・・ただただ、羨ましく、驚くばかり。

 筆者の知人友人の会社(熊本市内)で、100年を超える会社が幾つもある。古いところは、明治5年創業で150周年の「カメラの坂梨」、135周年の「水前寺東濱屋」、今回記事に取り上げる130周年の「髙栁時計宝飾店」など、その他数社が存在する。  中小企業の寿命は30年と、昔、物の本で読んだ記憶があるが、100年以上、それも同じ業種にて現在に至るというのは、正直なところ、一端の経営者として考えると、気が遠くなるだけではなく、至難の業とも言える。  勿論、京都に行けば、よく利用さ

早春の宴・・・日本料理てら岡 吉田琢磨料理長

 昨日は、福岡市中洲の老舗料亭「日本料理てら岡」へ四回目の訪問となった。実は、同店の若きホープである、吉田琢磨料理長との闘いの日と決めていたので、事前に献立も聞かされぬまま、同店四階にある和食と寿司「匠の道場」へと足を運び入れた。  待ち構えていた同料理長が挑んだ勝負ランチの献立が、写真下の料理写真群となる。素朴な中に、細やかな工夫が施され、色合いはシンプルで、すこぶる美しい。食後に頂いた献立は、以下の通り。  (小鉢)虎河豚の唐墨和え、(刺身)鮪磯部巻き・車海老 風船氷

メガネ&宝飾専門店「OCHIAI」を訪ねる。

 最近、長時間のデスクワークによる眼精疲労が重なり、首肩に痛みが生じたので、6年半ぶりに視力検査を行い、レンズを交換しに山鹿市中心部にある「温泉プラザ山鹿」3階「OCHIAI」(落合克典オーナー)を訪ねた。  以前、「メガネは医療機器」であるというのを、モノの本で読んだことがあったので、長年使用するメガネのメンテナンスは、人一倍神経を使ってきた。一週間に二、三度は中性洗剤で洗い、レンズ部分は専用のクリーナーで毎日磨いている。  「フレームもツルも歪みが全くないですね。レン