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花鳥風月

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日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
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#花鳥風月

野鳥の眼・・・怖い眼と可愛い眼

 これまで出逢った野鳥は、数知れず。撮ったことさえ忘れている野鳥も沢山いるが、イメージ通りに撮れた野鳥については、当時のシチュエーションなど大抵覚えている。  同じ野鳥なのに、怖い眼のものと愛らしい眼のものがいる。特に、サギ科の眼は肉食恐竜の様で、瞳孔がレンズの絞りの様に動き、眼球周りの鱗状の皮膚は恐竜そのものである。  ダイサギやアオサギは体長1メートルほどに成長し、大物の魚を獲っては縄張りの中央で踏ん反り返っている。しかし、カラスやミサゴなどが上空を旋回すると、結構ビ

誕生日の一日・・・

 風の強い一日であり、先ずは、誕生日のランチ会。久しぶりの焼肉を頬張りながら、午後からのスケジュールを組むことにした。  しかし、先週から黄砂やPM2.5と雨で汚れた車が気になり、どうしても洗わないと気が済まず、ガソリンスタンドへ向かう。災害時に風呂に不自由をした時にやっと水道が復旧し、シャワーを浴びた瞬間を思い出すほど心地よい。  車がキラキラと光ったのは良いが、午後3時となり時間は押している。風が強いので、熊本県農業公園のバラ園が頭に浮かんだ。しかし、毎週火曜日が休園

雪餅草・・・Japanese Cobra Lily

世にも珍しい多年そうの花をみた。名前は、雪餅草(ユキモチソウ)。花の中央に、雪のように白く、餅のような付属体があることから雪餅草と呼ぶらしい。  三重県、奈良県、四国にだけに自生している花であるが、英語名は、日本のコブラのような百合の花と、少々、毒々しい名称に驚いた。  生まれて初めてお目にかかった、雪餅草。サトイモ科らしいが、何故、日本の一部地域だけに自生しているのだろうか。最近は激減し、絶滅危惧種に指定されているという。 ※撮影場所:熊本市動植物園 ※撮影機材:N

孔子公園の花々 2024.4.9

 春爛漫・・・穏やかな日であった。  本日の取材機材は、Nikon D850+Carl Zeiss 28mm f2.0。FXとDXの各フォーマットに切り替えながら撮影を進めた。

桜満開 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)

 曇天にて、天候には恵まれなかったが、桜満開の撮影には最高のタイミングである。光量が少ない。逆光を利用し花びらを透かしたり、桜の黒っぽい幹や枝とのコントラストを出したかったが、それは叶わなかった。  火曜日であったのか、道の駅での買い物客や孔子公園を訪れる観光客は少なく、いつも賑わう駐車場はガランとしている。  同園の花壇を管理している女性が、あちこちの花壇で黙々と作業をしている。お陰様で、一気に春爛漫の空間を愛でることができ、帰り際につい感謝の言葉を添えて、車に戻った。

孔子公園のラッパスイセン

 孔子公園では、春を知らせる花々が咲き乱れている。同園は、いつ訪ねても、四季折々の花々を欠かしたことがなく、園内の花壇は常に手入れされている。  どんなに小さな花壇であっても、花をこよなく愛する人の心が伝わる。苦労するのは冬場であろうが、厳寒の時もしっかりと花壇を守る冬の花がある。見かけは寂しいけれども、年が明けて啓蟄ともなれば、あとは春を待つばかり。  本日、3週間ぶりに同園に足を運び、驚いたのは、僅かな期間に、春を告げる花々が沢山咲いていたことだ。90mmマクロレンズ

ヒドリガモの水浴びは、暴れすぎ。

 雨が続き取材できない日ばかりだったが、久しぶりに野鳥を撮影に出かけた。  ここ数年で野鳥が激減しつつある八景水谷公園の湧水池(熊本市北区)であるが、本日は、ヒドリガモが主役であり、脇役の青鷺、その他の野鳥はほとんど池の奥に隠れていた。  写真はヒドリガモの雌の水浴びを撮影したもの。1/1250sのシャッタースピード優先で撮影してみた。レンズは明るいものではないので、ISOが2000近く程度になっている。よって、色のりが良いとは言えないが、ヒドリガモの暴れっぷりは楽しいも

「note」のコメントが一番の癒し

 ほぼ毎日、数本の記事やエッセイを「note」にアップしているが、最近、にわかにコメントが増えてきたように思えてならない。よって、毎日、ぴょんぴょん跳び上がっては、天井に何度も頭をぶつけている次第。(そんなに座高が高くはない)  先ほど、「不器用な人ほど、プロになれる。」の記事にてコメントが寄せられていたので、跳び上がるほどに、嬉しさ100倍となってしまった。  その記事では、自分で器用だと思い込んでいたら、実は、ほとんどが力技であったことに気づいた時に、周囲を見回すほど

コスモス… 熊本県農業公園の恵み

 熊本県農業公園(通称:カントリーパーク)の広大な敷地に春と秋には薔薇が咲き誇り、その入り口近くには、本日、薔薇と共に美しく咲き誇るコスモスが広がっていた。  最近、県内のコスモス畑が急激に減少している中で、この公園近くのコスモスを見て、心がほっとするのである。  花々の手入れは、想像以上に手の込んだ作業であると思われるが、公園近くのコスモスは見事に手が入り、栄養が行き届いている。よって、花びらの色も鮮やかで、撮影するには最適な状態である。  火曜日は週に一度の取材日(

10月29日と30日の「月」

 昨日は部分月食だということで、朝方になったが、ギリギリ撮ってみた。  雲が横切り、なかなかシャッターチャンスを与えてくれない。やっと、雲の切れ目でワンショット。左下がやや影になってるようなので、良しとする。  本日は満月じゃないが、何となく、昨日の900mmより、テレコン付けて1260mmで撮ってみた。  両方とも手持ち撮影なので、かなりブレる。息を止めて、壁に左肩を付け、そっと左手のレンズの重みを感じながら、シャッターを切る。  月の下方に木星らしきものが煌々とし

Cluster amaryllis

 熊本県北部の山鹿市菊鹿町にある上内田神社へ足を運び、彼岸花を撮影することにした。  昨年は遅過ぎて全く撮れなかったが、今年はまた温暖化のせいなのか、同神社に咲いている彼岸花が激減している。  よって、すぐ横を流れる上内田川沿いに咲く彼岸花を撮影することに。  かんかん照りだと、乾き切った彼岸花となり、全く魅力が無いので、しっとりと咲くものだけを選び、撮影したものがこれらの写真である。  実は、「彼岸花」という日本名を好まないので、英語名である「Cluster ama

ナミアゲハとジニア・・・

 今日も猛暑の一日。雲がかかり、いい感じと思い車から出ると、急に強い陽射しが照り出した。焼けるように、暑い。  孔子公園には何らかの花が咲いているだろうと思い、同園へ。ラッキーにも、木陰近くにジニアが咲いている花壇があり、ナミアゲハが飛び回っていた。  撮影できたのは、以下の僅か4枚。ナミアゲハはその後遠くへ飛んで行き、目の前には現れなかった。  こんなに暑いので、ナミアゲハやその他の蝶たちは、花の蜜にありつけるのは大変だろうと思いつつ、連写4枚。  もっと撮りたかっ

取材ランチ・・・握り寿司弁当

 猛暑の熊本市内。花を求めるのは難しそうなので、本日は、菊池市から山鹿市方面の川のリフレクションを求めて、車を走らせた。  先ずは、腹ごしらえ。アシスタントと相談し、思い切って、握り寿司弁当をゲット。道の駅駐車場で食し、それから菊池市の川と吊り橋を撮影。更に、山鹿市山手の鞠智城跡(1300年前)の鼓楼などを撮影することに。  ちょっと車から出るだけでも、体全体が熱くなってくる。太陽光が眩し過ぎる。正直なところ、サングラスも必携かと思うほどである。  久しぶりに空気が澄ん

周辺の花々はカラカラ、息絶え絶えの状態。

 車外に出て被写体にレンズを向けると、体全体を熱波が襲う。更に、ギラギラと眩しい太陽光(紫外線)が当たると、前頭葉から顔全体、手や腕、そして首に刺さるような痛さを覚える。  焼けるような猛暑の中、涼しげに咲く花を見つけるのは困難である。スプリングクラーが定期的に水を与えてくれる花壇ならまだしも、目が眩むような炎天下では、花々はカラカラ、息絶え絶えの状態になっている。  高台から遠景に入道雲が見え、近場の草むらに真っ白な百合の花を見つけた。しかし、僅か一輪が被写体としてはギ