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花鳥風月

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日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
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#TAMRON

野鳥の眼・・・怖い眼と可愛い眼

 これまで出逢った野鳥は、数知れず。撮ったことさえ忘れている野鳥も沢山いるが、イメージ通りに撮れた野鳥については、当時のシチュエーションなど大抵覚えている。  同じ野鳥なのに、怖い眼のものと愛らしい眼のものがいる。特に、サギ科の眼は肉食恐竜の様で、瞳孔がレンズの絞りの様に動き、眼球周りの鱗状の皮膚は恐竜そのものである。  ダイサギやアオサギは体長1メートルほどに成長し、大物の魚を獲っては縄張りの中央で踏ん反り返っている。しかし、カラスやミサゴなどが上空を旋回すると、結構ビ

カメラとレンズは一生大切にしたい。

 デジタル一眼レフを手にしたのが、1999年。Nikonが社運をかけて世に送り出したNikon D1である。  それまではフィルムカメラのNikon F4やいろんなアナログカメラから、各社コンデジなど、ありとあらゆるカメラを手にしては、時代の流れに逆らわず、愛機に気合を入れては、取材をしていた。  デジタル一眼レフの時代となり4分の1世紀が経ち、振り返ると、一つ一つのカメラが当時の懐かしい情景を蘇らせてくれる。例えば、アジア圏ではD1が窃盗団に狙われたり、ヨーロッパではL

4月19日(金)、Well Done Cross-mediaオフ会開催!

 年末年始と、Well Done Cross-media研修生たちは各自の仕事で多忙極まりなく、オフ会開催ができないでいたが、久しぶりに、今週金曜日午後から撮影会開催が決定した。  勿論、オフ会ではランチを皆で楽しみながら、カメラ&レンズ談義が始まる。また、今回筆者保有のレンズで「大三元」を持ち込み、研修生に直接撮影体験をしてもらい、「大三元」の魅力を楽しんでもらえればと。  今夜は明後日のオフ会の準備のために、カメラ&レンズのクリーニングをしなければならない。日頃からし

春の彩りに目を奪われる・・・

 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)は、お散歩カメラで頻繁に足を運び入れるところだが、本日の同園は春の彩りに包まれ、長雨が続き、心の中がどんよりしているものを払拭してくれた。  DSLR(デジタル一眼レフカメラ)はまあまあの調子だが、マクロレンズのオートフォーカスが狂ったようで、全て、手動にてフォーカスリングを回しながらの撮影となった。  手動でも、風が強くなく、撮影に支障はないが、久しぶりに重いDSLRを片手にフォーカスリングの微調整は、体のあちこちの筋肉に負担がくる。明日

花々を目の前にして・・・

 花咲く春は、とても気持ちが明るくなる。極寒に体が固まっていた体が、じわじわと溶けてほぐれていく。  花の命は短いけれども、春は西洋的な花の爛漫を描き。反面、冬は幻の染 辻ヶ花の椿のように、落ちる寸前の刹那を描く。  啓蟄(けいちつ)とは春の到来を知らせるものであり、まさしく虫たちが季節の変わり目を知らせてくれる。虫の知らせという不吉な言葉もあるが、啓蟄の語源を調べると、漢字の素晴らしさが伝わってくる。  桜も満開の時期が近づく。随分前に筆者主催の異業種交流会の研修ツア

「みんなのフォトギャラリー」で、350回のご利用に感謝。

 昨日、「note」から下の知らせがあった。「みんなのフォトギャラリー」に登録している筆者の写真を350回使われたとのこと。とても、有り難い知らせである。  同ギャラリーには数百枚の写真を登録しているが、重複しているものもありそうなので、手隙の時にでも整理整頓してみようと思っている。  最近は、生成AIで作った画像もアップしているが、圧倒的にDSLRの愛機で撮影したものなので、お気に入りの写真があれば、是非、ご利用いただければと考える次第。  写真は、スマホで見られる方

海外写真愛好家グループの熱心さに脱帽

 筆者も10年ほど前からFacebook写真愛好家グループ「Obscura Photo Club(公開)」を主宰しているが、海外(特にギリシャ)のグループのアクティビティを拝見すると、比較にならぬほど熱量があり、多くの写真愛好家がこぞって作品をアップしている。  本日、写真以下のように、筆者がアップした作品をその日のベストショットとして称賛してくれた。順位をつけて額縁に入れ込む作業は結構大変であるが、毎日主宰者とその他多くの協力者が、円滑に運営しているので、頭が下がる思いで

「みんなのフォトギャラリー」の不愉快な写真使用について(2)

 「みんなのフォトギャラリー」へは、時折、美しい景色や花々などの写真を撮影できた時は、少しでも共有登録するようにしている。  現在、数日おきに読者の方や「note」を活用している方々が、筆者の写真を利用されることが多いが、とても嬉しいことであり、感謝に堪えない。  ところが、つい先ほどのことであるが、折角美味しそうな料理写真を利用されたと通知が来たので見に行くと、或る日のフレンチレストランのテーブル上の写真が掲載されていた。  その記事内容を読むと、筆者の共有写真利用者

野鳥園の山茶花・・・

 今日は太陽光の色も角度も悪く、野鳥園の山茶花の剪定も悪く、いつもの感覚で標準レンズ50mmを装着して足を運んだものの、全くイメージ通りの写真が撮れなかった。  オフィス玄関を出る時に、70-200mm f2.8が頭を過ったが、持ち歩きが楽な50mm f1.4単焦点レンズを持参したのが間違いである。  やはり、最初に頭に浮かんだ方が、大抵の場合良いことが分かっていながらも、そこで楽を選んだり、邪気が入ったりすると、こうなってしまう。  よって、折角のNikonのFXフォ

深夜に、一眼レフカメラとレンズの手入れ。

 今年の初取材は、1月9日を予定しているが、昨年末に手入れをしていたはずの一眼レフカメラとレンズが中途半端であったことを思い出し、先ほどまでクリーニングしていた。  一眼レフカメラは定期的に中の掃除を、それも慎重にしないと、C-MOSに小さなゴミが付着していることがある。日頃から野外ではレンズ交換をしないようにしているが、精密機械であるが故に、小さな埃も命取りとなる。  レンズもまた、前玉の部分はフィルタを装着しているので、汚れることは少ないが、フィルタの掃除は、毎回取材

八景水谷湧水池のカルガモ・・・

 清らからな湧水で人気の八景水谷公園(熊本市北区)。  以前とは随分少なくなったものの、今回はカルガモがいたるところで遊び回っていた。彼らは、水にぷかぷか浮いていたり、泳いだり、時には陸地をガニ股で歩き回り餌を突く。  ドナルドダックのように喋りながら、暴れまくるものもいる。水面から離水は大変らしく、一所懸命に走りながら離水する。  一度だけ、離水瞬間のいい写真が撮れたが、最近は思ったような角度に遭遇せず、のんびり過ごしている鴨の姿ばかりである。しかし、これもコンクリー

キセキレイとの再会・・・

 先日、八景水谷公園(熊本市北区)で、珍しくキセキレイとの遭遇があった。本日、所用で外出した帰りに、もう一度キセキレイに会えないかと思い、同園に足を運び入れた。  最初は全く姿が見えなかったキセキレイだが、青鷺や白鷺を撮影して帰ろうとしたところに、湧水池の淵に降り立つキセキレイ。すぐさまレンズを向けると、対岸の枝に飛んでいった。  それでも、超望遠を持参しているので、何とか数枚の写真に収めることができたのである。  町場を飛び回るセキレイのように人慣れはしてないが、この

「売ってください!」のメッセージ・・・

 朝から、海外の写真愛好家グループに1枚の写真をアップしたところ、しばらくして、アメリカ在住のNFT Collectorの男性から、唐突に「その写真売ってください!」とメッセージが飛び込んできた。現在、今しばらく待ってもらうように返事をして、OKをもらっている。  予算は日本円で1万円。今まで自分の写真を販売することはなく、勿論、販売する気もなかったが、今後どうするか、考えてみることにした。  海外の写真愛好家グループに参加している人であり、プロフィールを見ても、別に怪し

八景水谷公園の鴨と青鷺

 八景水谷公園(熊本市北区)の湧水池には、池の周囲を歩き回る鴨たちが沢山いる。彼らはヒドリガモとカルガモの2種類。餌をやらない我々人間には興味を示さないのである。  それでも、野生の彼らは一定の距離に人間が近づくと、一羽、二羽と池の渕へ近づき、ジョボッジョボッと飛び込んでいく。ヒドリガモは横顔が可愛らしいが、おにぎりのような滑稽な顔をしている。一方、カルガモの幼鳥との行列は非常に愛らしいが、同園でその行列を見たことはない。  鴨たちを観察していると、巨大な青鷺が背後からピ