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花鳥風月

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日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
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#nikon_D500

野鳥の眼・・・怖い眼と可愛い眼

 これまで出逢った野鳥は、数知れず。撮ったことさえ忘れている野鳥も沢山いるが、イメージ通りに撮れた野鳥については、当時のシチュエーションなど大抵覚えている。  同じ野鳥なのに、怖い眼のものと愛らしい眼のものがいる。特に、サギ科の眼は肉食恐竜の様で、瞳孔がレンズの絞りの様に動き、眼球周りの鱗状の皮膚は恐竜そのものである。  ダイサギやアオサギは体長1メートルほどに成長し、大物の魚を獲っては縄張りの中央で踏ん反り返っている。しかし、カラスやミサゴなどが上空を旋回すると、結構ビ

 Facebook(ギリシャ写真愛好家グループ)で、久しぶりにFirst prize。

 一昨日、八景水谷公園(熊本市北区)で撮影した大鷺の作品が、「HOMO PHOTOGRAPHICS」という、Facebook(ギリシャ写真愛好家グループ)で1位を獲得した。  同グループは五千人を超えるグループだが、プロもアマチュアも参加している、とても熱心なグループ展開をしている。筆者が主催する「Obscura Photo Club」よりも、ずっとアグレッシブだ。  しかし、何事も一番は嬉しいものである。撮影機材はNikon D500+Sigma 150-600mmであ

八景水谷公園のヒドリガモ・・・

 八景水谷公園の湧水池で暴れまくるヒドリガモ(♂)。とにかく、バシャバシャとした音と共に、水飛沫が周囲に飛び散っていく。  水浴びは、体に付いているダニなどの虫や埃を落とし、更に新たな羽毛が生える役目があるとされ、水浴びができる環境にない野鳥は病気になる可能性が高いと言う。。  十数分間、水浴びでバシャバシャと暴れまくるヒドリガモだが、連写した写真をチェックすると、動きはランダムであり、水中でどのように体をくねらしているのかは定かではない。  しかし、ある程度暴れまくっ

八景水谷公園の大鷺・・・

 八景水谷公園(熊本市北区)の主、大鷺の威風堂々たる姿は、まさに「The King of Hakenomiya」と呼ぶに相応しい。この鳥の名前を誤って「大詐欺」と変換することなく、彼らの崇高さを表現する必要がある。  鷺は種類が豊富で、筆者がこれまで撮影した中でも、大鷺から小鷺、青鷺、五位鷺などに至るまで、多様な種が存在する。大鷺はその中でも最大級であり、八景水谷公園では青鷺と共に存在感を放っている。  特に印象的なのは、大鷺が魚を捕獲する瞬間である。彼らは水面すれすれを

八景水谷公園のカイツブリ・・・

 カイツブリは、漢字で「鳰」と記される、小さな水鳥である。筆者がこの風変わりな生き物に最初に出会ったのは約10年前のこと。カイツブリの瞳は人間のそれとは異なり、独特の黄色い輝きを放ち、その小さな黒い瞳は、小さいが生き生きとしており、野生の鋭さを感じさせる。  体格は小さいものの、カイツブリはすこぶる勇敢で、他の大きな鳥のところへ近づき、自らのテリトリーを主張し、威嚇するほど気性が荒い。この行動は、その小さな体からは想像もつかないほどの大胆である。  カイツブリの名前は、そ

八景水谷公園の花々・・・

 今年の山茶花や椿の撮影は、先々週からの長雨のために、好機を逸してしまった。それでも、熊本市北区にある湧水池の八景水谷公園(ハケノミヤコウエン)の椿を求めて歩き回った。  かろうじて、椿や乙女椿(オトメツバキ)、椿寿庵(チンジュウアン)は撮影できたが、美しさを維持しているのは藪椿(ヤブツバキ)のみである。  本来ならばマクロレンズで花粉まで撮りたい気持ちはあるが、本日は野鳥を撮影するのがメインだったので、椿の花々を接写することは叶わなかった。  清らかな水が湧き出る八景

八景水谷公園の小動物たち・・・

 八景水谷公園(熊本市北区)は、清らかな水が湧き出る場所であり、過去を辿れば、熊本市第一号の上水道施設の地でもある。  透き通った冷たい水が溢れる湧水池には、晩秋から冬にかけて野鳥たちが大勢集まってくる。鴨をはじめとする渡り鳥が多く、この地に居座っている大鷺や青鷺もいる。  湧水池を覗き込むと、大きな鯉や鮒など数種類の淡水魚が泳ぎ回っており、それらが大鷺や青鷺、ミサゴなどの獲物になっている。  同園での魚釣りや池での水遊びは禁止されているが、時にはルールを破る家族も見ら

ギリシャ写真愛好家グループ「Homo Photographicus」でNo.1に!

 久しぶりに、ギリシャ写真愛好家グループ「Homo Photographicus」で、先日、熊本市北区にある八景水谷公園で撮影した小鷺がNo.1に選ばれた。今年初めての受賞であり、素直に嬉しい。  このグループは、Facebook上で非公開で運営されており、メンバー数は5282人という中規模だが、熱心な写真愛好家が集まっている。筆者主催の「Obscura Photo Club」の850人(六割強が外国人)と比べると、5倍以上の規模であり、日々の写真の投稿数も非常に多い。

ヒドリガモの水浴びは、暴れすぎ。

 雨が続き取材できない日ばかりだったが、久しぶりに野鳥を撮影に出かけた。  ここ数年で野鳥が激減しつつある八景水谷公園の湧水池(熊本市北区)であるが、本日は、ヒドリガモが主役であり、脇役の青鷺、その他の野鳥はほとんど池の奥に隠れていた。  写真はヒドリガモの雌の水浴びを撮影したもの。1/1250sのシャッタースピード優先で撮影してみた。レンズは明るいものではないので、ISOが2000近く程度になっている。よって、色のりが良いとは言えないが、ヒドリガモの暴れっぷりは楽しいも

八景水谷公園にも寒波到来・・・

 珍しく、熊本市内は断続的に牡丹雪が降り、肌を刺すような寒風が吹いていた。  午後2時過ぎに八景水谷公園(湧水池)に足を運ぶと、そこにいたのは孤独な小鷺とヒドリガモ軍団、そして勝気のカイツブリだった。  青鷺も寒さのあまり、森の塒(ねぐら)に戻ったのか、池の淵にぼーっと立っていた青鷺の姿が急に見えなくなった。  上空では、湧水池の鯉を狙うミサゴが旋回していたが、取材する我々の望遠レンズを気にしてか、数分後に去っていった。  撮影会の被写体は、小鷺が主役、脇役にカイツブ

八景水谷公園の野鳥たち・・・

 今日は、カルガモと大鷺と遭遇。湧水池の鯉が少なかったのが気になるが、野鳥たちはあちこちで喋りまくっていた。  この八景水谷公園の小鳥たちは木陰に隠れてわいわい騒いでいるが、姿を見せない。多分、カラスが上空を旋回していたので、警戒していたのだろう。  バズーカのような超望遠レンズを三脚にのせて、カワセミを追うカメラマンが4人ほど対岸にいる。カワセミは湧水池を低空飛行にて、右へ行ったり左へ行ったりと、忙しい。  少々、太陽が傾き始めたので、僅か30分ほどで撮影を終えること

90mm単焦点マクロレンズで試写

 久しぶりのマクロレンズ。本日の取材では、Tamron 90mm f2.8を使うことにした。  Nikon D500に90mmレンズを装着。DXフォーマットのカメラ本体なので、35mmフルサイズ換算では約135mmのレンズとなる。  普段は大きなフルサイズのカメラ本体を使っているので、今日は軽快な操作感を楽しめた。ただし、最近はTamron 90mmオートフォーカスが不調で、手動で焦点を合わせざるを得ない。  天気は快晴。できるだけ木陰を利用し、マダニに噛まれないように

Cluster amaryllis

 熊本県北部の山鹿市菊鹿町にある上内田神社へ足を運び、彼岸花を撮影することにした。  昨年は遅過ぎて全く撮れなかったが、今年はまた温暖化のせいなのか、同神社に咲いている彼岸花が激減している。  よって、すぐ横を流れる上内田川沿いに咲く彼岸花を撮影することに。  かんかん照りだと、乾き切った彼岸花となり、全く魅力が無いので、しっとりと咲くものだけを選び、撮影したものがこれらの写真である。  実は、「彼岸花」という日本名を好まないので、英語名である「Cluster ama

ナミアゲハとジニア・・・

 今日も猛暑の一日。雲がかかり、いい感じと思い車から出ると、急に強い陽射しが照り出した。焼けるように、暑い。  孔子公園には何らかの花が咲いているだろうと思い、同園へ。ラッキーにも、木陰近くにジニアが咲いている花壇があり、ナミアゲハが飛び回っていた。  撮影できたのは、以下の僅か4枚。ナミアゲハはその後遠くへ飛んで行き、目の前には現れなかった。  こんなに暑いので、ナミアゲハやその他の蝶たちは、花の蜜にありつけるのは大変だろうと思いつつ、連写4枚。  もっと撮りたかっ