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花鳥風月

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日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
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#取材

野鳥の眼・・・怖い眼と可愛い眼

 これまで出逢った野鳥は、数知れず。撮ったことさえ忘れている野鳥も沢山いるが、イメージ通りに撮れた野鳥については、当時のシチュエーションなど大抵覚えている。  同じ野鳥なのに、怖い眼のものと愛らしい眼のものがいる。特に、サギ科の眼は肉食恐竜の様で、瞳孔がレンズの絞りの様に動き、眼球周りの鱗状の皮膚は恐竜そのものである。  ダイサギやアオサギは体長1メートルほどに成長し、大物の魚を獲っては縄張りの中央で踏ん反り返っている。しかし、カラスやミサゴなどが上空を旋回すると、結構ビ

桜満開 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)

 曇天にて、天候には恵まれなかったが、桜満開の撮影には最高のタイミングである。光量が少ない。逆光を利用し花びらを透かしたり、桜の黒っぽい幹や枝とのコントラストを出したかったが、それは叶わなかった。  火曜日であったのか、道の駅での買い物客や孔子公園を訪れる観光客は少なく、いつも賑わう駐車場はガランとしている。  同園の花壇を管理している女性が、あちこちの花壇で黙々と作業をしている。お陰様で、一気に春爛漫の空間を愛でることができ、帰り際につい感謝の言葉を添えて、車に戻った。

化石となった、 Nikon D1。

▼2013/10/27 筆者ブログより  最近、すこぶる気になる「化石の一眼レフカメラNikon D1(1999年製)」。購入したのは2000年の1月だったと記憶するが、初めて使用したのは、社員旅行も兼ねて香港のスーパースター・レオという豪華客船に乗船し、香港、中国本土、ベトナムなどを巡った時だった。  ごっつい重厚な一眼レフを肩に掛け、客船にある28箇所のレストランに足を運び、多国籍料理を撮影した事を思い出す。残念ながらその写真を紛失。たぶん、倉庫のどこかのCDにバック

孔子公園のヒメリュウキンカ

 ヒメリュウキンカというのは、英語名は「Yellow marsh marigold」という。とても可愛い花であるが、撮影するのに、腰を落とし、低い姿勢にてレンズを向けなければいけないので、ランチ後の取材では、息苦しくなってしまう。  面白いことに、これらの写真をご覧いただくと、一つとして同じ形のものはなく、花びらの数も異なるものもある。よって、数ある中の一つの花を主人公として写す時にも、隣の花が気になったり、角度が定まらなかったりと、撮影では難儀する。  筆者の撮影の癖は

谷尾崎梅林公園 2024

 今年の谷尾崎梅林公園(熊本市西区)へは、少々早めに足を運び、撮影をすることにしていたが、撮影した写真を「note」にアップするのを忘れていたようだ。  数年前に撮影したものが断然美しく撮れているので、今回は駄作ばかりとなってしまった感がある。また、今年の同園の梅花も元気がなかったようで、今一つと言ったところである。  そろそろ桜の花のシーズンとなるが、筆者としては桜花よりも梅花の方を好む。花一輪の存在感が大きいと言うのが理由である。  桜花の花吹雪も美しいけれども、梅

谷尾崎梅林公園(熊本市西区)へ

 毎年この季節になると、谷尾崎梅林公園は県内外からの家族連れで賑わう。本日も駐車場が満杯の状態であり、次から次ぎに車が入ってくるので、駐車するのに手こずった。  残念ながら、温暖化の影響なのか、以前のような見事な梅の花が見当たらない。よって、公園内の下を見回り、水仙の花の撮影に力が入った。  ギリシャ神話の中で、美青年が泉の水面に映った自らの姿に恋し、満たされぬ想いにやつれて死に至り、それが水仙の花になったという話。  水仙は、ナルシスト、そして自己愛や自惚れという花言

八景水谷公園の鴨と青鷺

 八景水谷公園(熊本市北区)の湧水池には、池の周囲を歩き回る鴨たちが沢山いる。彼らはヒドリガモとカルガモの2種類。餌をやらない我々人間には興味を示さないのである。  それでも、野生の彼らは一定の距離に人間が近づくと、一羽、二羽と池の渕へ近づき、ジョボッジョボッと飛び込んでいく。ヒドリガモは横顔が可愛らしいが、おにぎりのような滑稽な顔をしている。一方、カルガモの幼鳥との行列は非常に愛らしいが、同園でその行列を見たことはない。  鴨たちを観察していると、巨大な青鷺が背後からピ

今年は薔薇に恵まれず・・・

 毎年、春薔薇と秋薔薇は撮影に行っていたが、今年から、定期的な「お散歩カメラ」を火曜日に設定したために、薔薇に関しては取材日のタイミングが合わず、結局、過去最低の薔薇の写真となった。  実は、足繁く通う熊本県農業公園カントリーパークの定休日が、何と、火曜日なのである。よって、同園のバラ祭りの時は、たまに火曜日も開園するけれども、それでも、天候などの関係で、撮影した薔薇の写真が激減したのだった。  雨上がりの薔薇の花がとても魅力的で、いつも、雨上がりのタイミングを頭に浮かべ

ガザニア・・・孔子公園

 ガザニアという花は、ガーベラと同様に、不屈の精神を持ち合わせているのか、長期間、しぶとく咲き続けている。写真は、孔子公園(熊本県菊池市泗水町)で撮影したものである。  今回のガザニアの花の表情を見ると、終焉の時期を迎えているかのような印象を受ける。花の大きさは中程度でありながらも、その咲く姿は堂々としており、角度によっては、アーティスティックなポーズを取ってくれる。  特に、花びらの勢い感が伝わってくる。茎も葉も太く分厚く、強風にも耐え得る、頼もしくもあり、とにかく凛と

秋桜の美と多様性・・・

 今年、結構な丈の高いコスモスに出会うことができた。しかし、ここ数年は低いコスモスばかりで、人気スポットであったコスモス畑にもコスモスがなかったり、風に靡くコスモスを楽しむことができなかった。コロナ禍による人手不足が影響したのだろうと。  コスモスは同じ場所に咲いていても、全て表情や花びらの角度、柄が微妙に異なる。以前は花だけでなく、茎や葉の複雑な模様に注目し、それを花の背景として決めて、撮影していた。  今回のように花びらが散ったり、花芽が混在していると、構図を考える上

コスモス… 熊本県農業公園の恵み

 熊本県農業公園(通称:カントリーパーク)の広大な敷地に春と秋には薔薇が咲き誇り、その入り口近くには、本日、薔薇と共に美しく咲き誇るコスモスが広がっていた。  最近、県内のコスモス畑が急激に減少している中で、この公園近くのコスモスを見て、心がほっとするのである。  花々の手入れは、想像以上に手の込んだ作業であると思われるが、公園近くのコスモスは見事に手が入り、栄養が行き届いている。よって、花びらの色も鮮やかで、撮影するには最適な状態である。  火曜日は週に一度の取材日(

第17回 Well Done Cross-media

 本日は、筆者が主催する「Well Done Cross-media」ZOOM研修会は17回目となる。今夜、午後10時から午前0時まで2時間のレクチャーする予定である。  今回のテーマは、(1)写真撮影の基本構図、(2)デジタル一眼レフカメラとレンズ、(3)撮像例の解説と評価、(4)ネイティブ英会話、(5)第2回撮影会の反省としている。  特に、(1)から(3)については、先ほど教材としてKeynote(WindowsのPowerPoint)で作成したものが完成。結構なデ

孔子公園の花々・・・

 やや曇り気味の孔子公園(熊本県菊池市)に足を運んだ。同園は取材弁当を食すところによく利用するところだが、本日も同園駐車場には県内外からの自家用車やトラックが駐車されていた。  取材ランチとしてサンドイッチを食べ終わり、じわじわと外界は痛いほどの太陽光が射してきたので、さっさと取材をすることにした。  そもそも、同園に足を運ぶ様になったのは、2016年4月の熊本地震以降である。地震の被害により、熊本城や周辺の観光名所などの閉園が相次ぎ、取材をする場所が限られてしまったので

取材ランチ・・・握り寿司弁当

 猛暑の熊本市内。花を求めるのは難しそうなので、本日は、菊池市から山鹿市方面の川のリフレクションを求めて、車を走らせた。  先ずは、腹ごしらえ。アシスタントと相談し、思い切って、握り寿司弁当をゲット。道の駅駐車場で食し、それから菊池市の川と吊り橋を撮影。更に、山鹿市山手の鞠智城跡(1300年前)の鼓楼などを撮影することに。  ちょっと車から出るだけでも、体全体が熱くなってくる。太陽光が眩し過ぎる。正直なところ、サングラスも必携かと思うほどである。  久しぶりに空気が澄ん