マガジンのカバー画像

花鳥風月

263
日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

最近、見掛けなくなった、菊の花々。

 写真の『菊』は、以前、水辺プラザかもと(熊本県山鹿市鹿本町)近くの温室で栽培されていたものだ。  筆者と同姓の方が、丹念に育てていたもので、小さな3つのビニールハウスに入り込み、撮影させて頂いた。  先般、久しぶりに足を運び入れたところ、それらのビニールハウスが撤去されていた。  多分にご担当の方が高齢であったので、辞められたのかもしれない。これほどの種類を見たことがなかったので、残念でたまらない。  元々、この地は『電照菊』で有名なところだが、見るからに、手間暇掛

前川水源横の古い水車・・・

 取材中、時折訪れる『前川水源』(菊池市七城町)。  ここは冷たく美味しい湧水があり、毎日、あちこちから水汲みに来る車がひっきりなしとなっている。  本日も、駐車場は車が入れ替わり立ち替わり。バックして駐車場を出ようとしても、突っ込んでくる車が多く、なかなか出られない。  また、写真のように、水汲み場の側に古びた水車が回っている。苔むしており、良い雰囲気を醸し出している。ただ、周囲に自宅があり、撮影する角度は限られてくる。

流石に『彼岸花』の名所は、凄い。・・・二度目のギリギリ撮影間に合う。

 二日前に、八景水谷公園にて『彼岸花』最後の撮影と思ったが、流石に、山手の『棚田』と『彼岸花』の名所である『番所』(熊本県山鹿市菊鹿町)のそれは、気温差もあり、辺り一面に『彼岸花』が咲き乱れていた。  勿論、時期的にはギリギリであり、家族連れなど5台の車があった。途中、雨がパラつきダメかと思いつつ、カメラやレンズが濡れぬよう、足早に撮影を決行。今年最後の『彼岸花』の取材で、まあまあ自分なりに撮影できたようだ。  『棚田』を撮るには超広角で撮影するのが一番。『棚田』+『稲穂

黄花コスモス・・・Golden Cosmos

 あちこちで、目立ちたがり屋の『黄花コスモス』が咲いている。働き蜂が、足に花粉つけまくり、せっせせっせと蜜を吸う。  この花の色は撮影するのに苦労する。下手すると、妙に下手な写真になったり、滲んだり。  使用するカメラは、一眼レフカメラ。少々暗めに撮せば、何とかなる。これが炎天下にて撮影すると、味わいのないビビッドな写真となる。  花はシンプルだが、雄蕊雌蕊のところが結構複雑になっている。拡大すると、フォーカスのピンが立っているのか緩いのかがわかる。  そろそろ薔薇の

ギリギリ間に合った、今年の彼岸花。・・・今回は、八景水谷公園にて撮影。

 彼岸花は、英語で『cluster amaryllis』と呼ぶらしい。クラスターとなれば嫌なイメージだが、正直なところ、好みの花とは言えない。また、撮影するのに、非常にコンポジションが難しい被写体の一つでもある。  この時期となれば、田畑の畦道に直線的に整然と咲いている彼岸花。昔から、根に毒を持つことから、モグラ対策として植えてあると言うけれども、或る情報では、モグラは全く気にもせず平気だと言う。  その情報の真偽のほどは定かでないが、モグラは彼岸花の根をすり抜けて、愛も

千巌山展望所から望む、松島観光ホテル岬亭。・・・6月〜7月は、『ワタリガニ』でしょ!

 写真上は、千巌山展望所(熊本県上天草市)から望む、松島観光ホテル岬亭の遠景。天草の海の幸を存分に楽しめる、海のリゾートホテルとして、多くの観光客が訪れる。  同ホテルから千巌山駐車場までは、車で僅か5分。それから、山頂展望所(駐車場から1.7km)までは、徒歩で約40分ほどで到着する。ここには奇岩怪石があり、昭和10年6月に国の『文化財名勝』に指定されている。  同展望所からの眺めは、天草全景の大パノラマ。リアス式海岸と海に浮かぶ小島と静かなる海は、都会の喧騒を逃れてき

孔子公園の可愛い花々・・・熊本県菊池市泗水町

 いつもより空気が澄んでいる。空にはいつもと表情が異なる雲が棚引く。台風の影響なのだろうと。風が時折花々を揺らし、撮影を邪魔する。  『孔子公園』は、ちょくちょく取材ランチとして弁当を食べるところだ。理由は、道の駅にしては、トイレが新しく、すこぶる美しいことである。  地元の農産物や土産物も販売しているが、同公園で必ず利用するのが『Coke ON』。特に本日のようにギラギラと太陽光が射す時には、キンキンに冷えた飲料水が欲しくなる。  同公園のあちらこちらの花壇には、年中

半高山に咲く、『MARIGOLD』。・・・この山頂から望む阿蘇中岳の遠景が素晴らしい。

 西南の役の戦跡として有名な『半高山(はんこうやま)』。熊本市と玉名郡玉東町の境近くにある小高い山である。  天候が良く、空気が澄んでいる時には、50キロ以上離れた阿蘇山(中岳)を望む事ができ、時には噴煙を超望遠レンズにて撮影可能となる。  この山周辺は、全て蜜柑畑。収穫近い時期には、柑橘類の香りに包まれる、知る人ぞ知る山である。  本日は、太陽光が強すぎて、残念ながら撮影日和ではなかった。

台風11号を、気合を入れ構えて待っていると・・・

 台風11号の目の雲の厚みに腰を抜かした。よって、30年ほど前の台風19号を思い出し、「これは、非常に不味い!」と気合いを入れ構えて待っていたが、現在(8月6日午前2時半)の熊本市内は大した風は吹いていない。  当初、台風11号のコース予想は、鹿児県上陸から北上、熊本市の真上を通り、九州縦断のイメージだったので、養生テープを貼るか貼るまいか、随分考えさせられた。  五島列島や壱岐対馬などは40〜50mと猛烈な風が吹くようだ。そこには知り合いも住んでおり、心配しながら、iP

心癒される、『COUNTRYSIDE』。台風前の静かなる田園風景。

 巨大台風11号が北上し、九州に接近しつつある。  台風と言えば、30年ほど前の台風19号にて、熊本市内が3日間停電となり、ビル群のガラス窓が割れ、オフィスビルからはパソコンが窓から飛び出し、路上にゴロゴロ転がっていたことを思いだす。  生きた心地がしなかった、台風19号。自宅は、台風対策として山手の中腹北側、地震対策として岩盤が強いところ、そして、洪水対策として標高72メートル、近くに河川がない場所に建っている。  よって、筆者自宅の道路向かいの家々の瓦は空を舞い、山