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理不尽なる蛮行

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私自身に限らず、周囲の方々のパワハラ相談を受けて、理不尽なる蛮行が罷り通る世の中が、とても情けないと思います。人を虐めたり恫喝したりして、何も産むことはない。被害者が加害者のよう… もっと読む
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#恫喝

誹謗中傷、揶揄、嫌がらせが常態化すると、企業は根っこから腐ってくる。

 島国根性かどうか判らないが、企業によっては、立ち話ばかりでサボタージュしている社員も多い。仕事もせずに給金を貰おうなんて、厚顔無恥な話である。  立ち話は、ほとんどが人の噂。目の前では言わず、陰でこそこそと密談しながら、第三者の誹謗中傷や揶揄をこの上なく愛するボンクラ輩。暇で暇で堪らんのであろう。  自分自身の歪んだ思考回路や言動に対して自覚もなく、暇さえあれば、上司や同僚の噂話に花が咲く。どうでも良い話だが、これがルーチンワークとなっているのだから、おめでたい。  

人生を左右する、感謝の念。

 人様のお世話になり、感謝の念がない人を目の当たりにすると、その人は善き人生を送っているようには思えない。  過去において、企業コンサルティングを引き受けた時に、女性社員が入社時の面接で言い渡された給与額とは異なり、5万円ほど減額されているという。  その会社には牢名主のような女帝が経理を預かり、経営者に対して社員の欠点や失態を耳打ちする人間がいた。所謂、癖の悪い告げ口女である。  告げ口女は、巧妙な忖度により経営者の信頼を得ており、毎日のように、若手社員を恫喝したり嫌

職位を武器として使う輩を排除せよ

 職位というものは、各部署の統制を図るために、また、情報共有を円滑に行うための柱の役目である。従って、職位は部下を恫喝するための危険な武器ではないはずだ。  しかしながら、職位により全ての権利、権限を得たと勘違いする輩は多い。それは、入社当時から社会人としてあるべき姿を確と教育されていない証であるとも言える。  例えば、パワハラやセクハラが常態化している民間企業では、大なり小なり職位に溺れる輩が多く存在している。よって、狭いエリアで、職位を部下への恫喝や嫌がらせの武器とし

始末に負えない、老害とは!?

 以前から老害という言葉は知ってはいたが、最近、日を追うごとに老害の存在は大きくクローズアップされるようになった。  今回は、老害は個人差が一番出やすいところでもある。権力に死ぬまでぶら下がり、配下を牛耳りたいという気持ちが強い人物が、老害を起こす。  その老害の中でも、始末の負えないものを幾つかピックアップしてみたい。以下の通り。 1)心身的に厳しい状況下でも、国会議員を継承者に譲らぬ人物 2)企業会長職に退くと言いながら、常に社長に覆い被さる人物 3)企業役員を退任

おバカな上司ほど、己の若かりし頃の仕返しに走る。

 本来ならば、入社して早々に心無い上司は同僚との遭遇があれば、反面教師として学び、その真逆なる「正義正論」を全うする人間が人格者として育つことになる。  ところが、出来の悪いおバカな人間は、無慈悲な上司や底意地の悪い同僚と遭遇すれば、凹み、落ち込み、段々と忖度族に靡いていく。  年功序列の悪しき制度が残る企業では、どんなに出来が悪くても、定年前には課長職にはなれる。例えば、出来の悪い人間が課長として上司となった場合、己の若かりし頃に受けた仕打ちを恨み、目の前の部下に対して

責めを恐れて、仕事を怠る忖度野郎。

 日々、経営者や上司のご機嫌伺いばかりで、忖度人生を歩む人は少なくない。ブラック企業では当然の悪しき慣習、現象であり、処世術の切り札が忖度と思い込んでいる、情けない経営者や社員もいる。よって、お中元やお歳暮の悪しき慣例は残されている。  経営者や上司の目が気になり、仕事に対して創意工夫などなく、厳しい指摘や責めを受けぬように神経過敏となっている。よって、平常心ありきの仕事どころの騒ぎではなく、毎日が忖度まみれの、実のない仕事現場と成り下がる。  恐怖政治を敷く経営者や右へ

弱者を虐める人間ほど、弱虫はいない。

 自分よりも力のない人間を見つけると、その弱みにつけ込んで虐めに走る人がいる。このような行動は、自己の内面の弱さ、特に他者に対する共感の欠如や、自己の不安を他者への支配で誤魔化そうとする心理状態の表れである。  例えば、社内でのパワーハラスメントは、このような行動の一例である。上司が部下を不当に扱い、その行動を正当化する様子は、自身が職場での地位や権力を利用して、自己の不安や劣等感を隠蔽しようとする行動の典型である。  実際に、パワハラの一場面として、上司が部下に対して無

企業倫理は、経営陣および従業員の遵法精神に大きく依存する。

 企業倫理が欠落している環境では、違法行為が広がりやすく、職場での不正行為や対外的な紛争の増加、予期せぬ内部問題の発生が絶え間なく見られる。このような状況は、経営陣と従業員双方の法令遵守に対する意識の不足が主な原因であり、この状態が常態化している企業はしばしば「ブラック企業」と呼ばれる。  たとえ外観の良い建物であっても、違法行為を公然と行う者がいる場合は、その企業全体が悪影響を受けることになる。俗に言う、一つの腐った蜜柑が箱全体を腐らせる可能性があるように、企業倫理の欠落

突然キレて止まらぬ罵詈雑言・・・

 ある人物の言葉に驚いた。「・・・くせに!」と、激しい言葉のトーンと語尾の「くせに」に腰を抜かしたのである。  電話会話の中で飛び出したこの言葉は、何を血迷ったのか、激昂した挙句のものである。以前、他者から「あの人は、急に激しく怒り、とても怖くなったことがあります。」と、ある人物を危険視していた。  この人物が発した激しい言葉やそのトーンを検証すると、自分の脳内に激震が走り、品格のない罵言で、本人の怒りの激しさを表そうとしている。自分自身の正当化を最優先して相手を罵りたく

ネガティブ現象はコドナに関連して発生する

 外見は立派な大人だが、考え方や行動が未熟で、独り善がりな人々をよく見掛ける。  筆者はこれを大人になりきれない「コドナ」と呼んでいる。由来は、「コドモ+オトナ」の融合体としての新造語であり、決して差別用語ではない。  経験上、目の前にまとわりつくネガティブな現象は、しばしば、このようなコドナに関連して発生することが多い。  大人になりきれないこと自体は特に問題ではない。実際、純朴で素直な気質を忘れず大人になった人たちは、それなりに魅力的であり、無害である。  しかし

言葉汚く、暴言暴力を振るう経営者。

 今の時代に、人格を疑われるような行為を繰り返す一人の経営者の存在を聞かされた。日頃からの言葉も汚いが、社員に手を出す経営者の実態である。耳を疑うほどのその所業に驚き、首を傾げてしまった。  激昂して社員に暴言暴力を振るう一人の経営者の実態を、以下の通りランダムに列記することにする。残念ながら、全て事実である。 1)社員への暴行  瞬間的に激昂し、目の前の社員に暴力を振るうのが常態化している。社員の頭を殴る、手を菜箸で叩く、顔を往復びんたする。 2)食い掛けを喰わせる  

不正を暴かねば、ブラック化は止まらない。

 先日、或るディーラーの「不正」が発覚し、某メジャーなメーカーから契約解除になったという話を聞かされた。  世間では、ビッグモーター事件で大騒動しているが、大なり小なり、同様の「不正」があちこちに無数存在しているという証である。  正直なところ驚いたが、「不正」を行うという体質が染み付いているところは、結構、歴史と伝統を誇るところほど多いように思える。  筆者が知る限りにおいても、「パワハラ」、「セクハラ」は勿論のこと、「隠蔽体質」が染み込んでいる会社が数社あるが、なる

「地獄の◯◯◯」と揶揄されるブラック企業

 オフィスワーカーを「俺が、雇っているんだ!」と言い放つ経営者(独裁者)は同族企業に多く、「地獄の○○○」と揶揄されるようなブラック企業は全国あちこちに点在している。表は白いようで、裏は真っ黒だ。  現在は、全国各地でワーカー不足。募集しても簡単には集まらない。経営者の手腕だけでは会社は回らない。人ありきで会社が成り立つくらい、小学生でも理解できる。それは、コロナ禍での大量人切りが仇となっている。  極めて離職率の高い会社は、そのワーカーばかりの原因ではない。勿論、ワーカ

ミスター・おにぎりマン(第4話)

 「お前たちは、クレーム処理もできないのか!?この社長である私が、このクレームを入れた人間に直接対応するので、よく見ておけ!」と言わんがばかりに、AとB二人に詰め寄る、ミスター・おにぎりマン。  事の発端は、予約を入れていた人物がその確認をしたところ、全く異なる条件になっていたことへ激怒。その場にいた、ペイペイの社員Sにクレームを入れたのである。  ここで問題を大きくした人物が社員Sであることに注目しなければならない。  社員Sは日頃から上司であるBを更迭させて、自分が