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一年経ったわけで

叔母の一周忌です。

お坊さんも呼ばず、みんなで集まってお墓参りする、シンプルな会です。
私と夫と、T某とで参加してきました。

叔母は二人の娘さんがいて、そのご家族の娘さん息子さん更にはその配偶者、三人の元夫つながりの元姪やら、とても付き合いの幅が広く、賑やかです。
その中、叔母にとっては養父母の兄妹関係者は、うちの三人と、たまたま近県に住んでいる叔母の義兄の息子。とてもアウェイ。
私なんか晩年の数年間親しくしてただけのお友達的ポジですが、夫の実家がとてもお世話になった方です。

朝はちょっと早めにご自宅に伺って、ちょとした形見分け。
叔母が使っていたバッグや帽子など、使えそうなものがあったら持っていってくださいとのことで、エコバッグやトートバッグに、サイズのちょうどいい帽子をちょっといただきました。
その間にもやってくる叔母の親族。私たち会わせて20名近く。
アウェイ感半端ない。

ただ、T某は、叔母の次女さんの息子さんととても仲がよく、義兄が亡くなった時につながりが出来てから、なにかと連絡を取り合っていたようです。
私の息子とは思えないリアルコミュ力。

一通り揃って、あとは霊園で、みんなでお線香上げてきました。
いい感じの曇り空で暑くもなく。
戻ってきてからは、仕出し弁当が届くまで雑談。
T某はこの間、叔母の長女の夫と車の話で意気投合していて、まるで旧知の親族のような盛り上がり。借りてきた猫みたいな夫とはえらいちがいです。

さすがに20人からの集まりの中なので、お弁当はお持ち帰りさせていただいて、昼には帰ってきました。せっかく親族大集合なのに、私たちの世話までさせるわけにもいきません。

もう一年なんだなぁ。
でもなんというか、ものを書く人間の感覚的な話で申し訳ないんだけど、こういうときこのキャラならこうするな、的な感じで、シチュエーションによって叔母の行動や言動が想像できるので、喪失感はないんですね。
これは(普段思い出しもしない)義母や、母にもない不思議な感覚です。
オチなし。

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