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しまっちゃえ、義実家!<3>

死亡保険の手続きとか最後の粗大ゴミ回収とか家電処分とか。

まだ会えないかも知れない

2が並んだ12月最初の金曜日。
夫が珍しく平日休みで、私が午後からの出勤。
まずは年金事務所で義父の死亡の申請をする為の予約を電話で入れてから(二週間先)、か○ぽの保険の処理のため最寄りの郵便局に直接出向きました。

先日見つけた、かんぽの支払い受領のお知らせのはがき、どうも、義母が亡くなったときに騒ぎになった、死亡時受取人が叔母になってたのが発覚した義父名義の保険の、特約の支払いの証明だったらしい。基本の部分の支払いは終わってても、入院特約の部分を、年に一回、一括で支払っていたらしいのです。

死亡時の受け取りだけなら、受取人が夫になってるのでそんなに面倒ではないはずだけど、入院費用とかの補償とかもでてきたら、一回行っただけじゃ済まないのは覚悟していました。最悪、とりあえず話だけでも、と思って窓口に行きました。朝早く。

「保険の担当者が、コロナによる時差出勤のため、11時出勤なのです」

mjk。
私は昼から仕事だから、そんな時間にまた来ることは出来ないし、夫だけでは心許ない。
二週間先に予約となりました。それできっと、規定の診断書が必要とかいわれるんだよな。こういうの必要です、的なものを先に出して欲しかったのよ。

粗大ゴミと家電処理と

12月3日

前日ちょっと夜更かししてしまい(ドラクエしていた)、4時間も寝ていない状況で起床し義実家に向かう。
今日は早朝のうちに粗大ゴミ(タンス・レンジラック・押し入れ用衣装ケース)を出し、午前中のうちに家電の撤去があります。
土曜の朝のおかげか、ちょっと出発は遅かったけど、わりとスムーズに到着。

レンジラックはまぁまぁ、衣装ケースはプラスチックなので問題は無かったけど、タンスが、クローゼット型の扉つきの奴なので、手がかりがなくて運び出しにとても難儀しました。
今回はゴミ捨て場ではなく、外階段を下りた場所に置き場を設定していたので、なんとかなりましたが。大物は、これが最後。

電気屋さんが来るまで私は車で寝ていました。
住宅街なのでエンジンをつけずに、フリースの膝掛け三枚ぐらいかぶってたけど、足元が冷えます。
夫は、換気した状態の部屋の中で寒い寒いといいながらTVを見ていた模様。寒いなら窓閉めてエアコンつければいいのに、なんなんだろう……

目が醒めて、温かいモノを買いに近くの自販機に行ったら、電気屋さんが迷ってたので誘導してきました。

家電撤去はあっという間

持っていって貰う、電子レンジなどはひとまとめにして用意していたのだけど、
押し入れのなかにあって、処遇に困っていたモノの一つが、箱入りの映写機。

なんでこんなもの持ってたんだろう……。もちろん使った気配はなく、30年以上の時を経て新古品状態。押し入れにあったので箱も綺麗なんだけど、これの動作確認なんて出来ないし、ネットで調べると、そんなものすごく貴重なものでもなさそうだし。
あれこれ考えるよりは、もうすっぱり持っていって貰うことにしました。
電気屋さんも、あんまりつっこみませんでした。たまに出てくるんでしょうねぇ。

スタッフは二人。最初にお話ししたご老人と、その友人という体です。テキパキと、冷蔵庫を運び出し、洗濯機が消え、二人で手分けしてエアコンを外し。
家電が綺麗に消えるまで、一時間もかかりませんでした。お値段も、最初の見積もりとほぼ変わりませんでした。

この直前、なんとか支援給付金が区から振り込まれていたのですが、それを支払いに使って、ちょっとお茶代が残る程度でした。私たちには、ものすごいタイミングの給付でした。

休憩に、ロイホのパンケーキ。
初めて食べましたが素朴に美味しかった。シロップいっぱいでうれしい。

「泊まっちゃおうかなぁ」

休憩から戻って、今度は残ったごみの仕分けです。
再来週に、セコムの見守りサービス機器の取り外しがあるので、夫が立ち会いに来ます。
その日にあわせて、燃えるごみに出して貰うモノを袋に入れて一カ所に集める。プラケースとか、最後の義父の服とか、10袋以上。
それとは別に、個人情報のついた紙や、処分する写真なんかは、紙袋に入れてから更にうちの自治体のゴミ袋に入れます。これは今日持ち帰ってゴミ捨て場行き。4袋。
家で使うのに、きれいめの衣装ケースを厳選、2ケース。椅子に座ってTVを見ている夫に拭かせる。
電子レンジもガス台もないので、パックのご飯ももう温める手段はありません。大きな鍋と一緒にこれも持ち帰り。

家電は全て撤去され、残っているのは、
持ち帰って使う用の比較的新しいTV(T某が欲しがっている)、暖炉風セラミックファンヒーター、中古のティファールの電気ポット、ニトリの籐椅子。そして私が持ち込んだ寝具一式。台所やトイレの電気はそのままなだし、水も使えるので、素泊まり宿程度の機能はあります。

セコムの機器を取り外す前日に、友人と遊ぶ予定のある夫は、
「(友人と会ったら)そのまま泊まっちゃおうかなぁ」などと、ウキウキした様子。

今まで、どんなに悪天候で電車が止まりかけて、
「この状況で無理に帰ってくるな、義実家に避難しろ」と言ってもまったく耳を貸さなかったのに、どうした心境の変化なのか。
つーか、四畳半に骨壺に入った親がいるんだけど、そういえばこの人、ここに来て一回も、自分から見にいかないな。
忘れてるのか、どうでもいいのか。このひとよくわかんない。

どうせ私は、次の燃えないごみの日に来なければいけないので、ほどほどにして撤収しました。

で、帰って改めて衣装ケースを拭いていたら、
これ、組み立て式じゃないか?! 天面がはずれるんだけど?!

折りたためるなら、まとめて持ってきて、うちの自治体の燃えないごみの日に出せます。小さなプラは燃えるごみだけど、大物は燃えないごみに出すようになってるのです。
置いて出なきゃいけないかと思ってたけど、触ってみるモノですね。

次の出動は、来週です。私、いつ自分のために休めるのか。

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