東京下町おうちご飯#17 ロールキャベツは面倒だけど

野菜が高いなぁと スーパーを練り歩いていて 比較的今日はキャベツが安いのに気づいた。
大振り重いキャベツが税込み 170円 なかなかお買い得じゃないか。

丸のままのキャベツを手に取り ふと思いつく。ロールキャベツ、作ってないなぁと。

鍋に湯を沸かし 一枚一枚はがしたキャベツを茹でる。お湯に放った後 キャベツの葉が透き通るような緑に変わり、美しいなと思う。柔らかく茹で上がったら 一枚一枚 パッドにあげる。

豚挽肉に玉ねぎと卵 ナツメグとオールスパイス 茹で上がったキャベツの芯の部分を切り落とし刻んで水を切って入れる。塩胡椒とよく捏ねて おいなり型に成形する。

お肉をキャベツの葉でクルクルキュと包んで パスタを楊枝がわりに使い閉じる。

鍋にロールキャベツを並べ入れ 夫の仕込んだ鶏ガラスープをひたひたと 注ぐ。
皮を剥いたトマトも粗く刻み入れて火をつける。塩胡椒して味見をしながらコトコト 30分以上煮込んだら完成だ。

トロトロになったキャベツとお肉を一緒にかじれば 面倒な手間をかけただけある気持ちになれる。じっくりスープで煮込まれた肉団子は柔らかくてしっとりと とても優しい味だ。

ロールキャベツは面倒だけれども やっぱり美味しいなと思う。

#料理 #エッセイ #ロールキャベツ

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