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Primal and Exprimental.

立春に実験音楽をずっとやってる友達のライブに行ってきた。

八丁堀の七針。ここの空間はとても心地よかったな。一番すきだったかも。

石油ストーブの匂いとか、年を重ねたフローリングの質感とか。

実験音楽って。。日本語で書くとなんだか好きではない。硬い。。。笑

”Experimental music” 。そう、こっちがしっくりくる。

”Experimental music”わたしにとって音そのものに触れる

機会なんだと思っている。

音が音楽になる前の瞬間、

音がノイズになる前の瞬間

音そのもの。その音の原石みたいなもの、つまり

彼らの表現の本質的なところから生まれる音と音楽。

そこには

”いわゆるなリズム”や

”いわゆるなハーモニー”はない。

そこには彼らの独自のリズムとハーモニーがある。

普通だったら不快に思う音。

例えば、ガラスを爪でひっかくような音とか。

でも実際わたしはとても心地よくその音の振動に包まれていた。

なぜか?

音に過去の記憶をいれないから。ストーリをつけないから。

その瞬間の音といるから。その連続。この体験って素晴らしいと思う。

ライブの後は、音楽家たちと神様のお酒を飲みながら

とりとめもない日常の話をする。

わたしが「日本酒は宇宙だ!」と音楽家の一人に言ったら

音楽家の一人が笑いながら「バカだねぇ〜」と言ってきたり

それを聞いたもう一人の音楽家が「いやそう宇宙だよ。」と力説したり

そうかと思うとお酒と音楽はよく似ているとか。

ダンスのワークショップがどうだとか。

本当わたしは彼から知らないことをたくさん教えてもらう。

知ってるっていうことに囚われているのはもったいない。

それだけになってしまうから。

とてもよく知ってる人がいたら、たとえ少し知っていても

知らないんです教えてくださいって言えるのが一番早く

自分が豊かになるんだと思う。

彼らと話していると、それぞれの本質的なこと

源はなんだろうね?ってことでしか話してない。

わたしがダンサーで、彼らが音楽家であろうと。

ほとんど関係ない。

生きることは食べること(ここにはもちろんお酒もはいる)。

表現することは自分を知ること。

それを大好きな人たちとわかちあっていく。

寄り添っていく。見守っていく。

それを続けていくことで、わたしの魂の一部に、

そして相手の魂の一部に触れているんじゃないかなと

思って普通に日々生きている。

ことしのはじまりも、また音楽と一緒に。これもまた嬉しい。

旧正月をお迎えして

やっとあたらしいはじまりです。

このラベルの裏に「大吉」と書いてあるの。

澤乃井さんすてき!日本酒の思い込みひっくりかえされてしまいました。

また来年!

#エッセイ #音楽 #アート  




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