見出し画像

イベントレポートDISK-Over Session vol.10 『1979年の邦楽はなぜ最強なのか?ナイト』(3月14日(火)開催)

春の訪れを感じさせるこの日は「1979年日和」。雨男のスージーさん、遂に汚名返上です。
DISK-Over Session記念すべき第10回は「1979年の邦楽はなぜ最強なのか?ナイト」をテーマに、名曲揃いの1979年の邦楽を美爆音で楽しみました。
お越し下さった皆様、ありがとうございました。

スージーさんのアイディアで、私、1979年に流行したファッション=ニュートラで臨みましたが、いかがでしたでしょうか・・・?

『3年B組金八先生』女性教師陣のファッションを参考にしました。

早速、セットリストから。
・ユー・メイ・ドリーム シーナ&ザ・ロケット(レコードジャケットの表記を使用)
・銀河鉄道999 ゴダイゴ
・思い過ごしも恋のうち サザンオールスターズ
・真夜中のドア~Stay with Me 松原みき
・風を感じて 浜田省吾
・愛を止めないで オフコース
・虹とスニーカーの頃 TULIP
・青いエアメイル 松任谷由実
・My Sharona The Knack
・カリフォルニア・グレープフルーツ・フレッシュ・オレンジジュース パル
・夜明けのマイウェイ パル
・デイ・トリッパー YMO
・YOUNG MAN(Y.M.C.A.) 西城秀樹
・道標ない旅 永井龍雲
・THE SUN IS SETTING ON THE WEST ゴダイゴ
・いとしのエリー サザンオールスターズ
・ビューティフル・ネーム ゴダイゴ
・舟歌 八代亜紀
・ひばりのマドロスさん 美空ひばり(1979年紅白歌合戦 特別出演)
・リンゴ追分 美空ひばり(〃)
・人生一路 美空ひばり(〃)

まさに名曲揃い。そして、どの曲も歌えます!

では、セットリストの中から、特に私が大好きな3曲(+おまけ)を取り上げていきます。

思い過ごしも恋のうち サザンオールスターズ

イントロの一音が聞こえてきた瞬間、サザンのライブの思い出が蘇りました。今回初めてこの曲をレコード盤で、しかもBAROOMの美爆音で聴いた興奮は“言葉にならぬほど”。

サザンファンであるにも関わらず、恥ずかしながらシングル盤を聴いたのは初めてだったのですが、シングル盤の方が、ホーンセクションがかなり派手なことに驚きました。特に、曲の最後のサビの繰り返し部分はどんどん盛り上がり、「終わらないで!」と思わずにはいられません。

あんなに「大騒ぎ」で泥臭いのに、限りなくお洒落で「明るいのに切ない」(私の大好物)。サビの部分の、あのサウンド(コード、メロディ等々)を聞いてなぜこう感じるのか。これはスージー先生の解説を待つことにしましょう。

真夜中のドア~Stay with Me 松原みき

みんな大好き、シティポップと言えばこの曲。今やシティポップを代表するナンバーも1979年リリースです。

この曲には特別な想いがあります。

2006年、当時の音楽仲間とカラオケに行った時、メンバーの一人がこの曲を歌いました。今のシティポップブームよりずっと前のことです。私はこの曲をなんとなく知っていたけれど、それまであまり強く意識したことはありませんでした。でも、その友人が歌った時、「何?この曲、めっちゃカッコイイ!」と衝撃を受けて以来、折に触れ聴くようになったのです。

あれから時が経ち、昨今のシティポップブーム。その友人はこのシティポップブームを知ることなく、天国に旅立ちました。まさか、私が大勢の方の前でスージーさんとこの曲について話してるなんて、あの人はきっと信じられないんじゃないかな。

この曲を大好きになって、存分に味わった上で今回のイベントに臨めたのは、あなたのおかげです。

ありがとうね。

舟歌 八代亜紀

この曲をフルで聴いたのは何年振り、いや何十年振りだったでしょうか。イントロから曲の世界に引き込まれ、八代亜紀さんの歌唱が曲のイメージにこの上なくフィットし、情景がありありと目に浮かびます。

今でも全部歌えるんですよね。当時、レコードを持っていたわけでもないし、もちろんサブスクもありません。それほどまでに至る所で耳にしていたのでしょう。

実は当時、実家にこの曲のカラオケテープがあり、まだ子供だった私はラジカセにマイクを繋げ、行ったことも無いくせに“縄のれん”と“赤ちょうちん”の酒場を想像しながら歌っていたものです。

正統派演歌であるにも関わらず、演歌演歌しておらず、ヒット曲として大人から子供まで皆が歌えたこの曲の魅力を改めて味わいました。

次はおまけの一曲。

September 竹内まりや

セットリストには載せていませんが、なんと今回から私がエンディング曲を選曲することになりました!

この日選んだのは竹内まりやさんのSeptember。この曲も1979年リリースです。

September が流れるエンディング

イベントのタイトル通り、「1979年の邦楽は最強」であることを実感した夜でした。ニューミュージックから演歌まで、すべてのジャンルの音楽がヒットチャートを賑わせ、
あらゆる年代の人が「新曲」を聴いて音楽を楽しんでいた1979年――最強です。

最後に、「DISK-Over Session」シリーズ、第11回(4月21日(金))は「春のタモリフェスティバル~聴くタモリ」。発売禁止となった問題作『タモリ3』を最高音質で楽しみながら、その真価を確かめます。お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?