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イベントレポート スージー鈴木のレコード研究室 vol.14 「イントロの音粋パート2『レイト70's vs アーリー90's』feat.藤田太郎!」(8月29日(火)開催)

昨年11月、大盛況のうちに幕を閉じた「スジ太郎」の“どうかしてる”企画第2弾。今回は「イントロの音粋パート2『レイト70's vs アーリー90's』feat.藤田太郎!」と題し、開催しました。ゲストはもちろん、イントロマエストロの藤田太郎さん。お越しくださった皆様、ありがとうございます。

今回はスージーさんがレイト70‘s、藤田太郎さんがアーリー90’sを担当し、テーマ毎にそれぞれの年代を代表する曲を対決させる形式で熱戦を繰り広げました。そして藤田太郎さんによるイントロクイズでは、皆さんかなり白熱されていましたよ!

早速、対決の模様をセットリストで振り返ります。

第一部 イントロ日本シリーズ
対決1 当時の”夏”ソング対決
・スージーさん 暑中お見舞い申し上げます/キャンディーズ(1977年)
・太郎さん あー夏休み/TUBE(1990年)

対決2 化粧品CMソング対策
・スージーさん Mr.サマータイム/サーカス(1978年)
・太郎さん LADY NAVIGATION/B'z(1991年)

対決3 不遇の時代の女性アイドル対決
河原の石川五右衛門/長万部キャッツ(1981年)
・スージーさん 渚のシンドバッド/ピンク・レディー(1977年)
・太郎さん 「男」/久宝留理子(1993年)

対決4 (エール交換)スージーのアーリー90's、太郎のレイト70's対決
・スージーさん 真夏の果実/サザンオールスターズ(1990年)
・太郎さん リップスティック/桜田淳子(1978年)

対決5 サザンオールスターズ対決
・太郎さん シュラバ★ラ★バンバ/サザンオールスターズ(1992年)
・スージーさん 気分しだいで責めないで/サザンオールスターズ(1978年)
 
対決6 ギターイントロ対決
・太郎さん ラスト・シーン/矢沢永吉(1991年)
・スージーさん 遠くで汽笛を聞きながら/アリス(1976年)
 
対決7 教授 vs TK対決
・太郎さん EZ DO DANCE/trf(1993年)
・スージーさん パレード/山下達郎(1976年)

第二部 お待ちかねの イントロクイズ

第二部
ハーフタイムショー「チカチカの1985年フェイバリットイントロ(=両時代の中間点)」
ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕/中森明菜(1985年)アルバム『D404ME』より

イントロ五番勝負(イントロワールドシリーズ)
5位対決
・スージーさん ブルー/渡辺真知子(1978年)
・太郎さん 決戦は金曜日/DREAMS COME TRUE(1992年)

4位対決
・スージーさん Let's Ondo Again/アミーゴ布谷(1978年)
・太郎さん TRUE LOVE/藤井フミヤ(1993年)

3位対決
・太郎さん innocent world/Mr.Children(1994年)
・スージーさん 異邦人-シルクロードのテーマ-/久保田早紀(1979年)

2位対決
・太郎さん 希望の轍/サザンオールスターズ(1990年)
・スージーさん ビューティフル・ネーム/ゴダイゴ(1979年)

1位対決
・太郎さん ラブ・ストーリーは突然に/小田和正(1991年)
・スージーさん 恋の弱味/郷ひろみ(1976年)

チカチカの部屋
・どんなときも。/槇原敬之(1991年)

どうですか、このラインナップ!
こんな名曲たちを対決させて勝敗を決めるのですから。最後に判定を任された会場の皆さん、プレッシャーに押しつぶされそうだったのでは!?(大袈裟)

では、この日印象に残ったことをレポートしていきます。

PPPH が多い。

『innocent world』 で PPPH

みんな大好き PPPH=パン・パ・パン・ヒュー!

ライブでよく目にする「3回手拍子を打った後、“ヒュー(フー)”と発声しながら両手を頭上に掲げる」アレです。

なんと、太郎さんが選んだ上位3曲には全て「PPPH」が入っていました。もちろん、太郎さんの煽りで会場全員がPPPH! テンションMAX。

あれ?スージーさんの上位曲には入ってない・・・?

ありました。

ビューティフル・ネーム/ゴダイゴ

BメロにPPPHが入ります。3人でトライしましたが、これが案外早くて忙しいんです。是非動画を見ながらPPPHで盛り上がってください。

サザンが多い。

『希望の轍』のサビで盛り上がる

この日、サザンオールスターズの曲がなんと4曲も登場しました。第2部登場時に流れた桑田佳祐の『悲しい気持ち (Just a man in love)』も含めると5曲です。

レイト70’s代表スージーさんとアーリー90‘s代表の太郎さんが、対決に勝つためのカードとしてサザンを出してきたんですよね。この事こそ、いかにサザンオールスターズが長きにわたって多くの名曲・ヒット曲を生み出し、そして今もなお国民的バンドとして常にトップを走り続けている証だと思います。

番狂わせの1位対決

『恋の弱味』Get Down!

「勝ちにいきますから!」と明言した太郎さんが1位対決に投入したのは『ラブ・ストーリーは突然に』。事前に送られてきたセットリストを見た時、「これはアーリー90’s強いかも」と思いました。その理由は…。

スージーさんの1位曲―『恋の弱味』。

確かに、イントロも曲全体もカッコイイんです。しかしこれでは『ラブ・ストーリーは突然に』が強過ぎます・・・。何と言っても、社会現象を巻き起こした『東京ラブストーリー』の主題歌なのですから。

結果、『ラブ・ストーリーは突然に』のサヨナラホームラン(?)で、今回の対決は太郎さん率いるアーリー90’sの勝利となりました。

『ラブ・ストーリーは突然に』♪揺れたり し・な・い・で~

今回も「スジ太郎」厳選の名イントロ・名曲揃いで耳と心が喜びっぱなしの2時間。太郎さん、またのお越しをお待ちしております。

-おまけ-
チカチカ選曲の会場BGMのセットリストを掲載いたします。
コンセプトは「アーリー90’sからレイト70’s。そしてクロスオーバー。」
・SATELLITE HOUR/今井美樹(1991年)
・嘘ならやさしく/杏里(1991年)
・時の流れに/八神純子(1978年)
・Vôo Sobre O Horizonte/Azymuth(1975年)
・Voo Livre/Marcos Valle & Celso Fonseca(2009年)
・Samba e amor/Chico Pinheiro & Romero Lubambo (2023年  オリジナルはChico Buarque 1970年)

今回もエアギター

最後に、「スージー鈴木のレコード研究室」vol.15は新企画「スージー鈴木のレコ研's Bar~松田聖子『ユートピア』とその周辺」。(9月26日(火)開催) コンセプトは「DJ パーティ」。いつものイベントスペースではなくBarスペース(定員30名)にて、BAROOMの高音質音響でレコードやCDを聴きながら、こぢんまりと、楽しく飲んで食べて盛り上がっていただくイベントです。(おかげさまで、満席となっております。)
今回のテーマは、発売40周年を記念して、松田聖子の名作アルバム『ユートピア』。名盤とお酒とおしゃべりで、BAROOMがユートピアになる夜です。



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