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若杉朋哉句集 『朋哉句集 二』

句会をご一緒しているご縁で、若杉朋哉さんから『朋哉句集 二』をいただきました。私家版の限定100部とのことで、貴重な1冊をいただきました。

若杉朋哉さんは1975年生まれ。2012年4月に句作を始めて、2014年3月に星野立子新人賞を受賞(早い)、2015年5月に第1句集『朋哉句集』を刊行(早い)、2019年9月に第2句集『朋哉句集 二』を刊行(早い)、2022年5月に第3句集『朋哉句集 三』を刊行されています。(早い……!)

このところ自分でいいと思う俳句が作れず困っていたのですが、『朋哉句集 二』を読んで、「俳句のかたちを大切に、素直に詠めばいいんだ」と思って、目の前がひらけた感じがしました。

特に好きな句(10句)。

雪の傘太く凍つてゐたるなり
しやぼん玉よりも子供を見てゐたる
鯉幟海にも一つ立つてをり
引つぱつて大きくなりぬ柏餅
種よりもすこし大きく枇杷のあり
子にものを教へることの蒸し暑く
夕端居話しかけずにゐてくれし
アイスクリーム買つてゐるうち電車出て
運動会親子歩いて帰りけり
鴨にやるパンをちぎりて食ひもして


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