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「南風」誌掲載の津川絵理子さんの俳句を見に俳句文学館へ行った話

新宿にある俳句文学館へ行ってきました。

https://www.haijinkyokai.jp/library/state.html

こちらの閉架式の図書館には、俳句にまつわる様々な蔵書があります。

「南風」の結社誌の今年分をすべて閲覧して、津川絵理子さんの俳句をまとめて読みました。「南風」には毎号津川さんの作品新作10句載っています。大好きなアーティストの新曲を聴くファンのように、興奮しながらメモしていきました。

各号から1つずつ、特に好きだった句を挙げていきます。

笛吹くに眼鏡をはづす水の秋 (10月号)
痩せてゆく校舎の手摺蟬時雨 (9月号)
夕涼し炊込み飯に具の浮かび (8月号)
布かばん四角にたたむ更衣 (7月号)
理科室の深きシンクや花曇 (6月号)
春灯天津飯の餡厚く (5月号)
風に乗る鷗が窓に初句会 (4月号)
聖樹点滅つねに鼓動に遅れつつ (3月号)
にぎり飯ひとりの冬日失ふな (2月号)
触覚の立ちあがる死や秋風に (1月号)

メモしたものなので、もしかしたら記載間違いがあるかもしれません。次からはコピーを利用したいと思います。


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