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自由であることの価値

「今まで決められたことをやって遊んできたから、何をしてもいいと言われても、どう遊んでいいか分からない。」

そう話す子に出会った、と言う話を何度か聞いて、なんとも複雑な気持ちになってしまいました。

と言うのも、今、自分にとっては自由の価値がお金よりも大きいから。自由とは言っても、仕事と暮らしの境目がなくて、はっきりとした休みはそんなにない。やらなきゃいけないことが無い、っていう状態もあまり無い。

だけれど、やりたいことを自分で決められる、やりたいこと多めに時間を使えると言う意味では自由だと感じています。

そう言えば、自由ってとても価値があることだと教えてもらう機会って、あんまり無かったなぁ。

多くの人が、3歳以降から集団生活をはじめて義務教育に突入し、約95%の人が全日制の高校に進学するらしい。特に、義務教育から高校までは、多くの場合、カリキュラムがほとんど決まっているから、自分で何かを選択する機会はそんなに多くはない。

義務教育から高校までの12年間に大きな選択をする機会は、受験校や理系か文系か、はたまた修学旅行先か(私は選べた)といったことぐらいではないだろうか、というくらい何かを真剣に選んだという記憶があまりありません。

だからその間に、私たちは自由だという意識が薄れていったように思うし、そもそも君たちは自由だ!なんて言われたことも無かったから、自由を意識したことすら無かったかもしれない。

憲法にも書いてあるように、私たちは基本的に自由に生きていい。

自由という権利を振りかざしすぎちゃいけないけれど、〜すべき、こうあるべきという論調や、誰かがつくった普通から一旦距離を置いて、自由であること、そして自由がもつ価値をもっと意識できるといいな。

自由は責任と表裏一体で、時に厳しいこともあるけれど、楽しいってことを子どもにも伝えていきたいと思うし、伝わる生き方をしていきたいと思う。

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