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関わり方と学び方

少し前に、大人と子どもの遊び場として整備している山の基地へ行った時のこと。小1の長女が3歳の女の子と歩いていた。

木の階段を上りきった後には、少しすき間ががあって、反対側の石垣に渡るには、少しジャンプするか、いつもより遠くに足をのばさなければ渡れない。

長女と女の子が、木の階段の一番上までやってきた時、女の子は「渡れない、怖いよ、手伝って」という仕草を見せて、長女にアピールしていた。

すると、長女は「ここに足をのせてみるといいよ~」と、女の子に教え、女の子はそのとおりに足をおいて、向こう側へ渡ることができた。「お~、できたね~!」と一緒に喜んでいた。

この一見何でもない、シーンは私は心底びっくりしてしまった。それは、私がいつもやっているサポートの仕方だったから。

森のようちえんでは、子どもたちの様子をできるだけ見守るようにしている。見守るとはいっても、困っている時は助けながら、子どもたちの体験を先回りせず、自分のペースで過ごせるような、過不足の無い関わり方を目標にしている。

そんな見守り方をしてね!と長女にお願いしたことも無かったんだけど、手を貸し過ぎることもなく、サポートしている姿にびっくりしてしまった。

改めて、子どもってよく見てるんだなあと思う。時にはかまいすぎて、妹たちから煙たがられる様子を見ることもあるけれど、他者を観察して、必要な手助けをしたいという思う気持ちを大切に育てていってほしいなあと思ったのでした。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。