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あなたを孤独にさせない自信がないというヨンウとキンパ

少し前にハマってNetflixで一気見した韓国ドラマ、「ウヨンウ弁護士は天才肌」。

ヨンウの実家がキンパ(韓国海苔巻き)屋さんで、お昼の弁当もキンパでめちゃおいしそうだったので、食べたくなってここ最近何度か作っている。

海苔で巻かないキンパ!子どもたちにも好評なキンパ!韓国に、キンパ...食べに行きたい...。

ドラマもすごくよかった。

このドラマの良いところは、強い人と弱い人が固定化されていないところじゃないかと思っている。新人弁護士としていろんな事件に立ち向かうヨンウは、自閉症のためになかなか就職できなかった過去がある。場の雰囲気や依頼人の心情をよめないこともあるけど、天才的なIQで事件を解決していく(彼女の魅力はIQだけじゃない)。

ヨンウを邪魔する人もいれば、助けてくれる人もいる。同期の弁護士、先輩弁護士、相手方の弁護士、依頼人。弱い人、強い人、いろんな人が出てくるけど、視点や局面が変われば、強いと弱いがひょいっとひっくり返る。強い人もずっと強くはいられない。そんな様子がていねいに描かれている。現実の世界は強いと弱いがあまりにも固定化されているから、もろいし生きづらいんだよなという想いがじわじわとこみ上げる・・・。

ネタバレしてしまうけど、一番心に残っているのは、ヨンウが微妙な関係のジュノに「あなたのことは好きだけど、私にはあなたを孤独にさせない自信がありません。」と正直な気持ちを伝えるところ。

ヨンウは、自閉症の人は自分のことですぐに頭がいっぱいになってしまうと説明する。(ヨンウの場合は、スイッチが入ると大好きなクジラの話をまくしたてるように話続ける)「だから、いつ、相手を孤独にさせたかにも気づけず、どうしたら孤独にさせないのかも分からない。」と。

でも、これって自閉症の人だけじゃなく、人類普遍では?と正直思ってしまう。自閉症かどうかに関係なく、私たちは誰かが思い悩んでいることや、抱ええている問題に気づけず、孤独を感じさせてしまうことがあると思う。よく言う”すれちがい”っていうのも、きっとこの範疇に入る...。

だからむしろ、私は誰かを孤独にさせる可能性が往々にある!と自己認識し、そのことをしっかり相手に伝えるヨンウの方が、よほどうまくコミュニケーションを取れる可能性があるのでは・・・と思わずにはいられなかったのです。人の気持ちって難しい。そして、韓国ドラマを見ながら、こういったことをぐるぐる考える時間が好きです・・・。

次のシリーズが見たいと思うけど、ジュノ役のカンテオさんは入隊中のため、見れるのは2024年以降かと・・・。兵役・・・。これまた、いろいろ考えさせられます。

兎にも角にも、GW中のごはんづくりをよくがんばったぞ私!明日からもがんばろ。


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