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何度でも、原点にもどる

連休中、管理のお手伝いをしているため池に作業しに行ったところ、子どもたちがため池に接続する排水路で遊び始めた。あっという間にびしょ濡れになったので、あきらめて見守っていたところ・・・足元の水路に視線をずらすと、斜面にいるドジョウがいるのを発見!

農業土木を専攻していた20年前の学生時代に、魚道(落差がある場所を魚が上れるようにする施設)の勉強をしていたこともあって、子どもをそっちのけで観察した。

このドジョウは上のため池から流されきてひかかったのか、下から遡上したのか分からない。でも、これくらいのでこぼこがあって、流量があって水深があれば勾配が45°くらいあっても上れそうだなとか考えながら、しばらく見入ってしまった。(実際、ドジョウの動きを見ていると上っている様子だった)

結局、子どもがドジョウを採ろうとしたところで、下の水路に落下し、ドジョウはどこかへ行ってしまった。

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若いときは、自分というものがよく分からなかったけれど、今となっては無意識にやってしまうことの集合体で自分ができてるんじゃないかと思う。コンクリートの色とほぼ同化した斜面にドジョウを見つける人はそういないだろう。

私らしさとは、SNSの投稿よりも水路のドジョウを発見できる力に詰まっているのかもしれない。

人生は長い。ましてや、今は変化も早い。

流行りや変化の波に揉まれ、流されたり、興味が変化したりして自分自身もどんどん変わる。だけど、やっぱり私の根っこはここにある(農業土木)、そんな風に感じた出来事でした。

40代は、原点に戻って仕事や暮らしを再構築していきたいと思う。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。