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移住者でもなく、地元でもなく

都市部から地方に引っ越してきて8年くらい経つと、地元の人より詳しいことがあったりする一方で、8年経っても、”移住者=外からやってきた人”として、声がかかることもある。移住体験ツアーの参加者に、先輩移住者として話をしてほしいとか。

それでも自分の今の気持ちとしては、移住者でもなく、かといって地元の人でもないという感覚なのが正直なところ。この気持ちという立ち位置って、どうネーミングしたらいいのだろう。私の中ではどれだけ時間を過ごしても、今暮らしてる場所をきっと地元とは思わないだろうし、ずっと移住者というカテゴリがついて回るのもしっくりこない。地元と思わないという言うと冷たく聞こえるかもしれないけど、地元と思うかどうかは自分の行動に影響しないということ。やりたいことや、やった方がいいなと思うことはできるだけやっていきたいと考えている。

きっと人それぞれだろう。移住者向けの雑誌には私の”地元”見つけた!というコーナーや特集とかありそうだ。そういったタイトルにピンとくる人はくるだろうし、本当に地元と思える場所を見つけてうれしい人がいるだろうことも想像できる。

自分自身を移住者でも地元でもないと思うのは、属性の一面しか表してないからだと思う。移住者、地元、どちらのラベルも貼られたくないし、そのラベルが貼られた上での想いや意見は語りたくない。でも、自分がどれだけそう思ったとしても、他の人がそういうフィルターを通して自分の意見を受け止める現状は変えられない。

そんな中でも、自分は自分らしく生きたいなあと考えている。


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