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センスは遊びから始まる

先日こちらのpodcastを聞いてから、センスについていろいろ考えている。

センスとは、人それぞれの内面にある感覚的なもので、感じ方、理解の仕方、あるいは表現の仕方に現われ出るもの。特に、ちょっとした行為や微妙な事柄についていう。

コトバンクより

紹介されている水野さんの本は出版直後に読んだけれど、改めて内容を振り返ると、また違った学びがある。

このpodcastをシェアしたセンス抜群の友人も水野さんも、センスはつくれると話していたけれど、私もそう思う。そして、最近は子どもたちの様子を観察しながら、センスは遊びから始まるんじゃないという仮説を持ち始めている。

森のようちえんの活動で、子どもたちはいろんなものを拾う。枝、石、葉っぱ、木の実などを拾って遊び、ぽいっと投げたり、捨てたりして、また拾う。そういった行動を繰り返す。泥だんごづくりやままごともする。自分が普段食べているメニューを身近なもので代用してそれっぽいものを作ることもあるし、空想上の食べものを作ることもある。

先日、子どもたちは山で秘密基地を作っていた。落ちている枝を拾って木にひっかけ、ひっかけた枝に葉っぱがついた枝をさらに引っかけていた。材料になりそうなものを探す、試してみる、探すという一連の動作を繰り返していた。

どんな遊びを始めるかも、何を作るかも、どんな材料を使うかも、全部センスだなあと思う。そして、子どもたちは大人の様子もよく観察している。大人が何を使ってどんなものを作っているかとか、何をやらないかとか。

遊びは体験を通じて知識になり、それがセンスを育てていくんだろうと思うけど、センスを身につけるために遊ぶのは難しい。だから、無意識に興味を掻き立てられる、遊びたくなる空間が大事なんだと思う。遊びながら、その子らしいセンスを育ててほしい。

ちなみに遊びには、空間・時間・仲間という3つの「間」が必要だと言われている。遊びたくなる空間、ゆったりした時間、友だち(仲間)、そんな環境を整えながら、子どもたちを見守っていきたいと考えています。

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