旅の終わりに私たちは
何を見るだろう?
夢の終わりに私たちは
何と見えるだろう?
新しい旅はもう始まっている
沈黙しながらも
次の物語は過去へと姿を変えて
何処へ行こう?
何を目指そう?
輝いていなくとも
明日が訪れるのなら
喜びで出迎えよう
知ってしまったがために
心は世界を分かつ
あるべき存在は何処にあるか?
癒されるべき場所は
幻想かもしれない
信じるものはもはや必要ではなく
この拳を握る僅かな力と
風を読む目と
言葉にならぬ音を発する声と
私が今立っているこの場所と
「ただいま」の後に私たちは
何を見るだろう?
「お帰り」の後に私たちは
何と見えるだろう?
誰かが笑ってくれさえすれば
伝わらなくとも
それで全ては報われる
この細道なら
奥に通ずる
この参道なら
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読んでいただき、ありがとうございます。
ほとんどの詩の舞台は私が住んでる町、安曇野です。
普段作ってるお菓子と同じく、小さな気持ちを大切にしながら、ちょっとだけ美味しい気持ちになれる、そんな詩が書けたらなと思っています。