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一度きりのハプニング、じゃ満足出来ない

大事なものだから丁寧に

注ぐ

注ぐ

だけど

もういっぱいで溢れそう


そっと持ち上げて光に翳す

わかってた

わかってなかった


歯車も外れかけ

だから、嘘つきになるしかなくて

ずっとそれで生きていく

楽になりたい

それだけかもしれない


大人になったら怖いものが増えた

ダメージジーンズ縫われかけて

奪い返した母の手

似た者どうしはお互い様

同じ線路を歩いていくんだ

覚悟を決めよう

笑ってごまかして

ついでに裏技自慢して


後のことは知らない

明日の風は待てない

同じ夢、何度も見過ぎて

いい加減擦り切れた

私ばかりこんな役目

八つ当たりしたい

優しくさせないでと祈る


好きだと言うよ

好きかどうかはわからないけど

好きだと言わなくちゃ

破裂しちゃいそうだから

好きだと言うよ

今から言うよ

今じゃないと駄目だから

明日にはきっと少し冷めてる

そしたらこれ以上無い悲劇だよ


いいから言うよ

言いたくなくても、勝手に出るよ

私のせいじゃない

誰のせいでもないけど

貴方のせいだよ


全く酷い人

大嫌いだよ

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お読みいただきありがとうございます。ダメージジーンズという言葉からイメージさせて書いたものです。昔何かのテレビ番組で、ダメージジーンズがどうやって作られるのかというので、拳銃で何発かパンパン撃ってるのを見てヒエ〜って思った記憶があります。


読んでいただき、ありがとうございます。 ほとんどの詩の舞台は私が住んでる町、安曇野です。 普段作ってるお菓子と同じく、小さな気持ちを大切にしながら、ちょっとだけ美味しい気持ちになれる、そんな詩が書けたらなと思っています。