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ちいさな一歩プロジェクト3歩目 個性あふれる「ふたば妄想会議」

暮らしが戻り始めた福島県双葉町。双葉をより面白くするために、みんなでちいさな一歩を踏み出だそう!
こんにちは。ちいさな一歩プロジェクト事務局です。1月22日に、ちいさな一歩プロジェクト3歩目を開催しました。後半の「ふたば妄想会議」では、壁画のある空き店舗を舞台に、それぞれのチームが個性あふれる活用方法を提案してくださいました!

3歩目のスケジュール

前半 VOICE for FUTABA
後半 ふたば妄想会議

本記事では、後半の「ふたば妄想会議」の様子をお届けします。
今回で2回目の開催となる「ふたば妄想会議」。前回の会議で出たアイディアを実現するために、内容も、場所も、具体的に踏み込んだ妄想をしました!

そもそも「ふたば妄想会議」ってなに?

これからの双葉町について、それぞれの立場から自分ごととして妄想を膨らましていくのが「ふたば妄想会議」の目的です。ポジティブにやりたいことを持ち寄って、時にはお菓子やお酒を片手に、妄想の実現に向けて楽しく活動しています。

前回の妄想アイディア

スポーツバー、無人コンビニ、お酒を飲みながら交流ができる場所、カフェ、映画館、コワーキングスペース、観光案内所、etc…

これらのアイディアをベースに、3チームに分かれて妄想しました。

妄想する建物と話し合いの様子

この建物にどんな機能があったら、このまちがよりよくなるだろう?

2階建ての建物で、4つのスペース、4つの使い道ができそう。
今回は「1階の店舗部分」「2階の階段側」「2階の広間」の3グループにチーム分け。参加メンバーそれぞれが妄想したい場所を選び、チームをつくりました!

チーム① 1階の店舗部分

キッチンが使えて、ギャラリー側は外から店舗内が見えることが特徴。みなさん、どんな食べ物が食べられたらうれしいかを妄想しました!

マスキングテープや机を使って、イメージを形にしています。

チーム② 2階の階段側

窓に板が貼られて部屋が暗く、急な階段があることが特徴のこの部屋。移住を考えている参加者の方々に、住む場所の決め手や、住むまちにどんな機能が欲しいかを聞きながら、話し合いを進めていきました!

お菓子をつまみながら…

チーム③ 2階の広間

もともとは武道場として使われていたこちらの部屋。フローリングと畳という独特な床。そして自然光が入りにくいことも特徴です。
皆さんで観察していくうちに、どのような使い道が提案されたのでしょうか。

マスキングテープや椅子、机、イメージ写真を使って、思い思いの妄想をかたちにしました。

それでは3チームの発表の様子を見てみましょう!

発表タイム!

チーム① 1階の店舗部分

テーマは「昔の味を楽しめる場所」。

キッチンをベースに、前回出店してくださった深沢さん近藤さんのように、外からのお店や、もともと駅前にあったうどん屋さん、おにぎり屋さんなど、昔の味が楽しめる場所に!
座席はあえて考えず外に持っていき、前回(2歩目)作ったベンチで食べてもらったり、空き地や川沿いで食べてもらったり、作ったベンチを持ってくるなどのアイディアがでました。

ギャラリー側は、人工芝、ヨギボー、ちゃぶ台を置いて、地べたに座るかたちに近い感じで、自由に過ごすことができるようにします。

さらに本棚を設置して、月2000円で、自分の本や、趣味で作ってる植木、写真や絵を展示したり、販売できるようにします!

チャレンジできる場所、みんなが頑張っているのが見える場所をギャラリーという見えやすい位置にすることで、入りやすい建物になることが期待できます!

マスキングテープで表現した本棚

チーム② 2階の階段側

テーマは「何もしなくていい場所、何をしてもいい場所」。

ただ時間をゆっくり過ごせる場所を作りたいということで、「人工芝」「ヨギボー」「本棚」です!

チーム①とほぼ一緒で、一同に笑いが起きます。
チーム①の発表は聞かなかったということで気を取り直して…

1階で人と人とのいろいろな関わりを作ってくれるであろう、そして2階広間でもおそらくアクティビティ的な要素で使うだろうという前提で、ここはくつろげる場所を作ろうということになりました。子供も大人もゆっくりくつろげるような空間を目指します。

窓が塞がれて暗いので、窓に張られている板を外して、交差点が見える窓に!
そこに椅子を設置して、高い場所から双葉町を一望。まちの移り変わりを定点カメラで写し、記録を残そうという意見もでました。

スクリーンを設置して子供たちがアニメをみてくつろげたり、滑り台を階段のところに設置してくるくると下まで降りられたら、楽しい空間になるのではないかという意見が出ました。

イメージ写真

チーム③ 2階の広間

テーマは「ミニシアターとリアルな劇」

スクリーンを設置して映画鑑賞ができるようにするだけでなく、リアルな劇ができるスペースにというアイディアが出ました!

いすと机は、固定せず、移動ができたり収納ができるように。
大きなソファーも置いて、くつろげる空間に。

畳を活かして、雑魚寝ができるように!

広くアクティブに使うことも、仕事スペースにも、くつろげる空間にもなる使い方を提案。

(くつろげる場所ということでヨギボー案があったみたいです…笑)

皆さん、人と人がつながれる場所、そして、くつろげる場所を求めているのかもしれませんね…!

まとめ

今回の「ふたば妄想会議」でもたくさんの意見が出ました。このような妄想を繰り返しながら、具体的にどのようなものがあったらみんなが喜んでくれるかを考えていき、一つでも実現できたらいいですね!
「ちいさな一歩プロジェクト」はこれからも続いていきます。次回は3月中旬ごろの開催を予定。もう少し暖かい時期になるかと思いますので、寒さに懲りずにぜひご参加いただければと思います!


文・近藤 優(ちいさな一歩プロジェクト事務局・インターン)

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