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X理論・Y理論:GLOBIS学び放題で文章を鍛える(6)

X理論・Y理論とは

普通の性善説と性悪説等と同様、人間に対する本質的な見方を、2つの異なる理論として対比させたものですね。X理論は怠け者、Y理論は勤勉。という対比であり、タイトル画像では「仕事」の好き嫌いで分けています。

もう少し詳しく、 個人的な留意点

ここでは「仕事」の好き嫌いで分けていますが、よくよく考えるとここでいう「仕事」そのものがかなり漠然としていることを配慮する必要があります。
人によって「仕事」そのものの価値観が異なります。X理論に準じるならば、誰かから指示されて労働力を提供する対価として生活の糧となる収入を得ることが仕事という人もいるでしょう。Y理論に準じるならば、自らすすんで誰かの役に立ち、その感謝の意として収入と満足感を得ることが仕事という人もいるでしょう。 実際にはそんな両極端ではなく、この間の感覚で仕事をされているのではないでしょうか?
また、その感覚は時と場合、一つ一つの仕事によって、またその時の状況によってもX側にふれたり、Y側にふれたりするものだというのが私の理解です。 従って、仕事の進捗や出来栄えに関するコミュニケーションについては、相手がどういった感覚で取り組んでいるのかを推し量りながら行うようにしています。

自由記述問題

このコースでは、下記のような問題が出されています。
あなたの営業チームのメンバーから次のような相談を受けました。
「毎月の営業目標は必ず達成するように努力して結果を出してきました。しかしながら、今月は悪天候によってお客様の意思決定が遅れており、目標達成が難しそうです。目標が達成できなかったらと考えると、心配で仕事が手につきません。。。」
X理論とY理論、それぞれを念頭においた場合の、メンバーへのアドバイスを考えてみてください。

回答( 495 / 500文字)

まず、相手がどういった感覚(姿勢)でその業務に取り組んでいるのかを知り、相手に応じてアドバイスすることが大切であると考えます。 Y理論に近ければY理論を念頭においてのアドバイス、ただし、X理論に近ければ一旦それを受け止めつつも、その仕事を自律的におこなってほしい場合にはY理論に導くことも配慮しながらのアドバイスとなります。
今回の問題の場合には、チームのメンバーが「目標が達成できなかったら何が心配なのか」をしっかりと言語化することが大切です。
X理論:未達成で評価が下がり給与にも影響が出ることが心配ならば、単月ではなく翌月、あるいは評価期間累計で目標を達成すればマイナス評価とはならないことで心配を取り払います。通常月なら目標達成していることを両者で確認することで納得できます。当期だけではなく中期的な目標についても話し合えば、業務に対して前向きになれる筈です。
Y理論:周囲からの期待や信頼失墜が心配ならば、天候状況等に応じた目標のブレについて話し合い、合意しうる新たな目標設定を決めることで、モチベーションを維持できる他、自分のマーケットをしっかりと把握できるようにもなります。

AIコメント(要改善部分)

回答の一部がやや冗長であり、より簡潔にまとめることで読みやすさを向上させることができるかもしれません。また、もう少し具体的な例やシナリオを挙げることで、メンバーに対するアドバイスがより具体的になるかもしれません。

今回の自由記述問題は、シンプルにX理論、Y理論に基づいて回答するのでは、実践力がつかないと考えて回答を作成しました。
アドバイスは、メンバーの「心配をなくし」「売上目標を達成する」ことが目的です。なぜ心配なのか? X理論とY理論に基づいて推論し、その推論に基づいての回答でしたが、実践では その部分をしっかりとヒアリングしたうえで、コーチングによるアドバイスができると かっこいい相談相手になれるんじゃないかなぁ っと思いました。

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