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プロトアウトを通じて世界に対する解像度が上がった話

こんにちは、ちーろってぃ(26歳)です。

普段は、世界の平和を守るサイバーセキュリティ(見習い)のお仕事をしています。その傍ら、IT技術を駆使して世の中の役に立ちそうで役に立たない、少し役に立つツールを生産しています。

今回は私がこの半年間、すべてを捧げてきたプロトアウトスタジオでの活動についてお話しします。この半年間で感じたこと、変わったことをありのままに書き連ねました。少々長いですが、ぜひ、最後までお付き合いください。この記事が、「今の自分じゃ満足できない!」「自分を変えたい!」と思っている方に少しでも参考になれば幸いです。


参加したプログラム

私はプロトアウトスタジオの企業クラスPDSの5期生として活動しました。会社としてDX人財に必要な能力を定義し、それを短期間で身につけさせる(過酷な)プログラムです。

活動は前半と後半に分かれています。前半は授業フェーズと呼ばれ、未知の技術を学び、アイデアを考えて発信し、フィードバックをもらうというサイクルをなんとたった1週間で回します。後半は卒業制作フェーズと呼ばれ、授業フェーズで学んだ実装力や発信力を駆使し、世の中にサービスをリリースするためのクラウドファンディングを実施します。

参加しようと思ったきっかけ

先輩の成果発表を見たのが私とプロトアウトスタジオとの最初の出会い。何の気なしに見た発表でしたが、強く惹かれるものがありました。第一印象は、”このプログラム、マジでヤバそう”

当時私は転職したて。IT経験者の第二新卒としてIT企業に入社しましたが、ほぼ新卒と同様に扱ってもらっていたため、少し物足りなさを感じているところでした。また、元々アプリケーションエンジニアとして開発をしていましたが、サイバーセキュリティという違う分野への配属だったので、”ものを作りたい”という欲望を満たす何かを探していました。そんなときに出会った「なんだか自分の手に負えなそうな」「ものを作るプログラム」これは参加するしかない!と、募集が出る前に運営に直談判しにいきました。

はじまる前のイメージと実際に参加してみて感じたギャップ

参加したいと上司に言ったとき、とても心配されました。というのも、過去に参加して潰れてしまった方がいるとのこと。運営にも散々「このプログラムは本当に過酷だ」と念押しされました。そこまで言われた中押し切って参加したので、「絶対に潰れてはいけない」というプレッシャーがありました。

しかしいざ参加してみると、当初の心配は杞憂だったことがわかりました。前半2ヶ月の授業フェーズでは、しんどいと感じることが一度もありませんでした。未知の技術を学び、アイデアを考えて発信し、フィードバックをもらうというサイクルを1週間で回すというハードな日々ではありましたが、常に楽しかった。やはり私はものづくりが本当に大好きなんだと実感しました。

卒業制作フェーズでは、クラウドファンディングのテーマが固まるまでこそ苦労したものの、「シーシャ屋さんで行こう!」と決めてからは本当に幸せな毎日でした。本当に好きなもののためだったら、人っていくらでも頑張れるんです。時間もお金も体力もいっぱい使って全力投球できた2ヶ月間でした。

とはいいつつ、一時期炎上案件込みの3部署掛け持ちをしていたときは、流石に限界を迎えました😅とってもカッコ悪くて、周りに迷惑もかけてしまいましたが、自分にダメな時はダメと主張する勇気があって助かりました。自分のキャパを知れたのも今となってはよかったと思います。このときの恩は今後しっかり返していきます。

いちばん大変だったこと

仕事に忙殺されていた3部署掛け持ちの時期を除けば、卒業制作フェーズでクラウドファンディングのテーマが決まるまでの2週間が地獄のように苦しい時期でした。

というのも当初私は「通勤を楽しくする」という全く違うテーマでクラウドファンディングをやろうと思っていました。しかしちっとも良いアイデアが浮かばなかったのです。通勤の課題は個人の力で解決するにはデカすぎた。それに、私が「通勤を楽しくする」ということに対して全力を注げるほど通勤のことが好きではなかったからです。クラウドファンディングページを完成させなければならない2週間前になってもまだ、どうすれば良いのかわからず、迷走している状態でした。寝ても覚めてもクラウドファンディングの悪夢にうなされる日々でした。(ガチ)

そんなときに出会ったのが、プロトアウトスタジオの伝説の先輩である、通称「シバコロ先生」。クラウドファンディングで600%を達成した猛者です。

彼はときに(めちゃくちゃ)厳しく、ときにスパルタに(何度泣かされたことか…)、ときに優しく、全力で私に寄り添い、私の思いを導いて形にしてくださいました。シーシャアプリ『もくまっち』はシバコロ先生なしには生み出されなかったでしょう。心から感謝しています。シバコロ先生は何度も私に「良いものを作りたいなら、軸を決めて、そこから離れてはいけない」と言いました。その言葉はクラウドファンディングを超えて、私の仕事観、そして人生観にも影響を与えました。本当に偉大な方です。こんな人生を変える素敵な出会いがあるのもプロトアウトスタジオの醍醐味です。彼のおかげで今の私があります。

参加前後で私がどう変わったか

実装力に自信がついた

当初アプリケーションエンジニア経験があるといえど、言われたことをこなすことしかなかったため、個人開発については全く自信がない状態でした。しかし、このプログラムを通し、やりたいことさえあれば世の中にはそれを実現する方法が無限にあることを知りました。また、一人でできないことは誰かに教えてもらえることに気がつきました。今の私には、アイデアに詰まったときに助けてくれる仲間、実装でわからないことがあれば教えてくれる仲間、心が折れそうになったときに励まし合える仲間がたくさんいます。すべてプロトアウトスタジオが与えてくれた一生の財産です。

コミュニティやイベントに参加する自信がついた

プログラムではハッカソンやLTに参加することが必須です。当初の私にはそういったイベントに参加する選択肢なんて頭にありませんでした。食わず嫌いで「自分には絶対無理!」と決めつけていました。しかし実際に参加してみると、そういったイベントに参加しているのは私と同じようにものづくりを愛する人たちであり、ハッカソンやLTは世界で最も自由が許される場所だということがわかりました。多少ショボくて恥ずかしいなと思うプロダクトでも、自信満々に発表すればみんな笑ってくれるし、賞賛してくれるあたたかい場です。これからも細く長くハッカソンやLTに参加しつづけ、実装力・発信力を磨き、たくさんの仲間に出会っていきたいです。

身一つで生計を立てている人への尊敬

自分がクラウドファンディングに挑戦したことで、自営業やフリーランスなどリスクを背負って生計を立てている人は本当にすごいんだなと身をもって実感しました。人に共感してもらうのは本当に難しいし、怖い。いくら頑張ったってそれを受け入れてもらえるかどうかはやってみないとわからない。借金をする必要のないクラウドファンディングでさえそう思うのだから、それで食っていこうと覚悟を決めて事業を興している人々は並々ならぬ恐怖と闘っているのだと推察します。今まで何も考えず使っていた世の中にあるサービスはすべて、はじめに誰かの勇気があったから今享受できているものだとわかりました。それを知った今、本当に好きで応援したいものには好きと伝え、お金を落として行こうと強く思っています。

おわりに

なんだかすべてやり切った人が書くようなエッセイを書いてしまいましたが、実はまだ私の戦いは終わっていません。終わっていないどころか、始まってもいません!

きたる2023年8月31日(木)より、私がこの半年間を捧げた集大成であるシーシャアプリ『もくまっち』のクラウドファンディングがスタートします!

『もくまっち』は私が愛してやまないシーシャ屋さんをもっと楽しむにはどうしたら良いか、悩んで、苦しんで、たくさんの方に支えられてこの世に生み出されたアイデアです。その日の気分や目的にピッタリのシーシャ屋さんを見つけることに特化したアプリを開発したいと考えています。クラウドファンディングに成功したあかつきには、世の中のシーシャ好きみんなが使えるサービスにしてリリースします。

このnoteを読んで、少しでも気になる!応援したい!と思ってくださったかたはぜひ、以下のリンクからクラウドファンディングページをご確認ください。

ページのフォローをしていただけると、クラウドファンディング開始や活動報告のメールが届きます。数量限定早い者勝ちのリターンもご用意しています!

以上です!最後までお読みいただきありがとうございました😊

あ、それと、9月14日(木)にこちらのイベントで『もくまっち』についてアツく語ります!私の戦いも最後まで見守ってくださると嬉しいです!

#あの選択をしたから

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