柔道整復師の私が介護業界でVBAを勉強し始めたわけ②
コンサルへの不満を胸に働く私は仕事の無駄を省けば会社としても経費削減、現場も業務効率化でwin-winなのでは?と考えたこですが、ここで私の短い人生の中でとても大きな出来事にぶつかりました。
同棲相手の浮気、婚約破棄。
相手が同じ職場だったこともあり、気づけばご飯も喉を通らず電車に乗れば目眩。情けないことに、病院へ通い休職する決断を取りました。
この話は本題と外れてしまうので別で書いて残しておくつもりなのでここではさらっと終わらせます
家から出れない、人と話すと胃が締め付けられて吐き気と闘う毎日。介護職ではただのお荷物です。このままじゃいられないのにどうすることもできない、いつ退職を言い出そうかと悩みながら毎日を過ごす中で、マネージャーから一本の連絡がありました。
「山のような書類作業をやってくれないかな?利用者さんと話す機会は極力抑えられると思うから。」
確かに介護の世界はまだまだ無駄と戻れるような必要書類が多くあり、現場を圧迫している。1人で黙々とできる仕事ならむしろありがたいし、もちろん二つ返事で引き受けました。
しかし、複数ある店舗の状況を確認して、必要書類を確認する中でゲンナリとした出来事が一つ。あまりにも情報の残し方にばらつきがあり、複数のファイルから情報をかき集める毎日。変更があればいったいいくつのファイルを変更したらいいのかわからない。Excelはただのノートのように扱われ、まるでその機能を果たしていない。「どうにか書類整えませんか?」と声をかけても返ってくるのは「パソコン得意じゃないから」という苦笑い。それもそのはず、うちの職場は機能訓練型(運動重視)のデイサービスで働いている人も私と同じように体の勉強をしてきた人ばかり。
私1人で動いたところで本当に会社のためになるだろうか、鬱陶しいだけなのだろうか。そう思いながらリモートワーク中に上司に相談をすると、上司は少し悩んで私が退職を悩んでいた時の話をしてくれました。
私には仲のいい同期がいました。理由が理由だったため、体調を崩したことにあまり納得いっていない様子だった同期とはその後疎遠になっていたのですが、彼はある日私の今後を悩んでいる上司に電話をかけたそうです。
「芦田は必ず会社のためになるやつです。」
ボロボロの状態だった私に、働く場をくれたのは同期のその言葉があったからなのでした。その話の後に上司はこう続けました。「だから、私はあなたの力を信じるし、手伝えることは手伝うからやってみて」と。
あの時の私を信じてくれた同期に返せることがあるならやれるだけやってやろう!そう心に決意した瞬間でした。
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