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妹が産まれてから〜変わりゆく家族〜

妹の佳枝が産まれてから
私の生活は激変した。
妹のミルク
妹のおむつ
泣いたらあやす
これが私のお手伝いに増えた。
泣いて泣いて泣きやまない妹を
あやしきれなければ必ず怒られた。

「妹の面倒もろくに見れねぇのか役立たず」

私は妹が嫌いになっていった。


そんな気持ちも飲み込み
慣れてきた頃に母に言われた
「もう一人妹ができるよ」


この言葉には心底絶望した。
また怒られる。。。


そんな気持ちしか抱けなかった
今思えば
妹が悪い訳じゃないのに
ごめんねって思う。

けど当時は
本当に嫌だった。


その頃から
母を怒らせると父に叩かれるようになった。
妹と一緒に遊んでいて
妹が転んで怪我してしまったときも
なんでお姉ちゃんなのに守れなかったんだと
お前も同じくらい痛い思いしろと
母に叩かれ
仕事から帰宅した父に報告がいき
今度は父にも叩かれた。

妹は何があっても守らなきゃいけない
妹に何かあれば許されない
そんな気持ちが刷り込まれた。

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