「地面師たち」の中の言葉から
Netflixで配信中の「地面師たち」
地面師とは、土地の所有者になりすまして売却を持ちかけ、多額の代金をだまし取る不動産詐欺の集団のこと。2017年に大手ハウスメーカーが55億円という被害にあった事件が記憶に新しい。
このドラマ、全7回。なかなか見ごたえがあって面白かった。エログロシーンが多いので、心優しい方、倫理観の強い方にはお勧めしない。感想はネタバレになるので割愛。今日書きたかったのは、地面師グループのボス、ハリソン山中の言葉。
5話の23分くらいのとこ。
「土地はただそこに存在しているだけ」
その土地に、価値をつけ売買しているのが知恵を持った人間。
「野生動物には所有欲はない」
より価値のある土地を所有したくて価格が変動する。
「人間は本能が壊れた動物」
人間が本能を取り戻したらどうなるんだろうか。
「知恵が文明を産み出しひどい世界を作った」
より良い世界を作ったはずなんだが。。。
「最たる愚行が土地を所有したがる」
土地だけでなく全ての物に対してだね。
「人間の歴史は土地の奪い合いの歴史」
確かに領土を守るため、広げるために戦争は起こる。
「土地は人間を滅ぼしたいという本能がある」
滅ぼしたいのだろうか。。。
所有したがる。
これは土地だけでなく全てのことで言えるのでないかな。
何かを所有したいという思いが人を狂わせる。
恋人、友達、金、車、宝石、食、物だけでなく心もかな。。。
誰もが必要最低限で満足し、分け合う、共有するという気持ちになれば、変わるのかもしれない。いつの日かそんな地球になるんじゃないのかなと思ってる。わたしが生きてるうちには無理かもだけどね~
最近のSNSを覗くと、世界を変えようとする発信が多く見られる。
より良くしたはずの世界が、間違っていたのならやり直せばいい。
同じ思いの人が増えてくればきっと変わっていくでしょう。
「地面師たち」の言葉でいろいろと思いを巡らせたので書き留めておいた。
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