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22歳女キリマンジャロで初登山!過酷リアルガチ日記

こんにちは!少数民族が好きなチィです🌞

キリマンジャロ登山した時に書いていたリアルガチ日記を公開します。

ノンフィクションの物語だと思って見ていただければと思います。インスタもツイッターもどこにも公開していないような話も書いてるから、よかったら読んでね〜

※食事前や食事中の方、少々汚い表現もあるので、気にされる方は後で読んでね。

登山費用・必要な持ち物などをまとめたnoteはこちら



まずは少し紹介から

キリマンジャロ概要

アフリカ大陸のタンザニア北部にある標高5895mの独立峰。
アフリカで最も高い山であり、世界最大の独立峰です。
赤道のすぐ近くに頂上があるため標高のわりには寒くなく、登山道も整備されているため、初心者が登ることのできる世界で一番高い山とも言われています。
ツアーに申し込み、ガイドをつけて登ることが決まりになっています。

なぜ登ろうと思ったか

「キリマンジャロ超よかったよ!」と目を輝かせて言う人に出会い、興味を持った。また、調べていく中でキリマンジャロ登山を「これまでで一番過酷な経験だった」と書いている人もいたりして、どんなもんなんや、と挑んでみたくなった。

筆者の情報

チィです。この時22歳ごく普通のニート。18歳の時にアフリカの少数民族に憧れたことをきっかけにアフリカに強い興味を持ち始めました。少数民族に会うためのお金が貯まったので2022年11月末にバイトをやめ、2022年12月23日から2ヶ月東アフリカをバックパックで一人旅しました。登山はしたことがなく、それまで登った一番高い山は、中学校の宿泊行事で行ったハチ高原(鉢伏山1,221m)。『行ってしまえばなんとかなる』そんな軽い気持ちでトレーニングもせずに行ってしまいました。ちなみに英語は超苦手(高3の夏のセンター模試で200点満点中40点台を叩き出した)、地理が好き。

日程

2022/12/27〜2023/1/2(6泊7日)
登山→元旦登頂→下山

※私は5泊6日で元旦に登頂したいと申し込んでいたが、ツアーガイド会社のミスにより1日早く登山開始。そのため、5日目に標高4720mのキボハットで一泊多く過ごすことに。

序盤のあらすじ

家からキリマンジャロ麓の街モシまで46時間で来る予定やったのが、飛行機のトラブルで79時間かかり、ツアー会社のミスで1日早く登り始めることに。初日から疲れていて口内炎3つできてるくらいに体調がよくなく、腹痛がありジャングルで野糞デビューした。しかも私物は何が必要かわからずタローマンTシャツに半パンという超軽装。歯ブラシとか持ってきてない。初日からいつリタイアって言おうか考えてた。

リアルガチ日記

2022/12/26登山前日、ダルエスサラームからモシに来た

モシ着!!!雨!!15:30!!予定より30分早くついた。
キリマンジャロ登山ツアー会社のディレクターが迎えにきて待っていてくれた。

お金おろすのに超苦戦した。
英語よくわからんし桁もよくわからん。海外ATMで現金おろす操作の仕方って調べても出てこないのね、みんな苦戦しないもんなのかな。

その時のツイート。

ぜーーーーーんぶレンタルできた!!
登山用に何にも持ってきてないけど窓にある写真の通り全部揃えられます!
水筒も借りれた。

ツイート。

ツアー代に含まれているホテル泊。外装。

めっちゃいいホテル(自分で予約しようと思うと一泊一万円以上)やったんやけど、1番感動したのがホテルのトイレにちゃんと便座が付いてたこと!!
前回泊まったホテル便座なかってんもーーーーん。

ディナーはホテルにあるレストランで。タンザニア料理、モトズやっけな、忘れちゃった、ビーフが入ったバナナスープにしてみた。
8000tzs=455円(2022/12/26現在)やすいねー。
美味しかった!ほんのりバナナの味がするじゃがいものスープっぽかったな笑

2022/12/27
登山開始日、いきなり野糞

朝ごはん、バオバブジュースってのがあったから飲んでみてん。酸っぱくて甘くて、臭かった。ゲロみたいって思っちゃった。マンゴージュースも飲んだけど、想像してたのと違うーーー。甘くない、酸っぱい、青臭い。お口直しに、とミルク注いだ。んーーー、これも違うーーー。薄くて粉ミルク?みたいやった、、せっかく注いだから、と頑張って飲んだ。

ランチ食べたら出発〜
お腹空いてないし口に合わんな〜と思いながらもエネルギーをしっかり摂らないとバテるので頑張って詰め込む。

13:37
着替えると思っていたらまさかのそのままスタート。
半袖半パン、ランニングシューズ私しかいない。
何が必要かあらかじめ聞いておけばよかった。
良い子は真似しないように。

こんな道をポレポレ〜(タンザニアの言語スワヒリ語で「ゆっくり〜」)
肌はひんやりしてるけど湿度が高くてじんわり暑い。
「30分ごとにお水飲んでや〜」
「とにかくポレポレ!!!」
ガイドに何度も言われた。

お猿さん発見!!十匹くらい見た


歩いてたらお腹が痛くなってきた気がしたけどトイレないもんなーどうしよう、、

お腹が痛くて一番後ろで前屈みになって歩いてた。

もう無理や!!
「トイレ行きたい、、おなか痛い、、」
「本当に?トイレないから隠れてするしかないね、、」
(やっぱりそうよね、、)
トイレットペーパー持ってなかったからペトラ(同じく登山参加者、59歳チェコ人)が貸してくれた。

こんなとこ

お尻に植物がつく感じ新鮮、冷たいけど嫌いじゃない。
自然の音姫
お猿さんに見られてるのかなーとか考えてた
そういえばお猿さんはどこでうんこしてるのー?
熱帯雨林でうんこ悪くない、てか、いいな
ただ、一つ大変だったのが、お尻を少し浮かせなきゃいけないこと。座ってる状態から最初立てなくてびっくりした。
次は少し穴を掘ってからしようと思いました。

メニメニありさんズ!!!


座ってたら
「いい写真撮れそう!」ってガイドが撮ってくれた〜

ポレポレでも坂道とか石段が続くと結構しんどいもんで、心臓バックバク。これ明日以降もっと酸素薄くなって歩く時間長くなるんかと思うと不安になってた。
少し座るだけで楽になった。

マウントフローライズ


ポーター本当すごいよ!Asante sana!!

半分の地点に休憩所があって、トイレと少し座れるところがあった。
なんかお菓子食べな〜って言われたけど持ってないし全然お腹空いてなかった

「山ーーー!!!」18:28

2720メートルのところで一泊します!!

建物見えた瞬間めっちゃ嬉しかったなー!!
初日から想像以上に辛かった、、

宿

繁忙期はベッドが埋まるらしいけど一人で泊まれた!

夜ご飯〜きゅうりのスープ美味しかった〜。

ご飯後、ガイドによる体調チェックがあった。
パルスオキシメーターで、酸素92%、脈拍104やった。すごい、しんどい数字!!けどそれぞれ、「80%以上、40-120は正常やで〜グッドグッド〜」って言われた。
1が死にそうなほどしんどい、10が元気の10段階の体調申告するんやけど、7って言ったらびっくりされた。

宿戻ってやっぱり結構夜しんどくて頭も若干痛いし食欲あんまりないしおなか痛いし下痢したし筋肉疲労もあるし心臓バクバク速いし明日不安〜
早速、寝る前に高山病の初期症状を抑える薬、ダイアモックスを飲んだ。

2022/12/28
富士山のてっぺんまで登るよ

午後10時にねて午前1時に尿意と寒さで起きた
寝袋の中にはいってるのにめちゃくちゃ寒い。
トイレ行った。(余談!もうポケットティッシュも全て使い切ってて、あと拭けるもんといえばアルコールシートと汗拭きシートしかなかった。水分を拭くのに適してるのはおそらく少し乾きかけの汗拭きシート。まさかこんな日が来ると思わなかったよ。意外にもしみたりひんやりしなかったから問題ありませんでした!!)
戻ってジャンパー来てレインパンツ履いて寝た。

午前4時ごろ暑くて目が覚めた。
ジャンパーとレインパンツ脱いだら汗めっちゃかいてた。
首触ったらさっきより体温下がってた。
わからんけど、1時に起きた時熱があって、それが下がったと思った

朝7時起きやけど6時から目が覚めてしまった。
7時すぎになったら顔洗えるようにお湯を洗面器に入れて持ってきてくれた。
立つと目眩がした。すぐに息が上がった。頭も少し痛いし胃もお腹も気持ち悪くてやばいと思った。多分低血圧。

とにかく水と白湯をいっぱい飲んだ。
塩を入れたて飲んだ。
治れー!!
ご飯食べ終わって8:40くらいに立ちだしたらなんと治ってる!!

絶対白湯のおかげや、白湯すげえ

昨日より調子いいぞ!!
筋肉痛もない!最高!!!
今日は11kmを5時間で移動する。
2720mから3720mへ。
富士山や!!!

8時に出発って言ってたのに朝ごはん出てくるのが遅かったりなんやかんやで待たされ8:48出発!アフリカンタイムかな?笑

「ここにあるもんぜーんぶチィのもんやーー!!」

今日はちゃんと長袖着てタイツ、トレッキングシューズ履けたよー!笑
前日ちゃんと格好と持ち物教えてくれた。
トイレットペーパーも言ったらくれた。安心してトイレ行ける!!!

先導してくれるケニー、28歳、この仕事は8年やってるらしい。頼もしい。
あんまりよく喋る人ではないけど喋り始めたらチィの拙いカタコト英語を理解しようと耳を傾けてくれる、いい人。
休んでると「写真撮ろか?いいの撮れそう!」ってよく言ってくれる。チィの写真ほとんどケニーが撮ってくれてる。チィのカメラマン。()
それにしてもチィアホ毛すごい

雲がすごいぞ!!ケニーかわいいぞ!!
13時ごろランチー!
食べきれなかった〜申し訳ない。
カラスより二回りほど大きい鳥、名前忘れちゃった、お弁当狙ってた。こんな近くまで来てくれるなんてファンサがすごい。

ご飯食べてたら雨降ってきたー。。。
ガイド2人いるんやけど2人とも傘!ペトラとチィはポンチョやでーー。
石が少し滑りやすくなってて大変やった。

高山植物。なんて花やけ、忘れた。ガイドがちょこちょこ教えてくれる。

びっくりやねんけどな、こんなとこで4G回線繋がってたすごい。昨日泊まったところでは全然電波なかったのに。宿泊場所にはフリーWi-Fiがあったけど、チィのスマホだけなぜか繋がらんかってんな、、SNSで生存報告できてよかったしみんなの応援メッセージがうれしかったな〜

今日の泊まるとこ見えてきたー!!まじでテンション上がる!!昨日より全然歩く距離も時間も長のに昨日よりしんどくない!!


直前でまたケニーが撮ってくれた


よっしゃ着いたーー!!!
「すしざんまい命!!」
このポーズはお寿司が食べたくなってきたことと生きてる実感を得られる喜びが表れていると思います!!!(後付け)
それでは3720m富士山頂で泊まります!!(違う)

宿から。宿もそうやけどこんなところに建物建てるのまじですごい。道があったりトイレがあったり本当にすごい。何人の人が何回往復してるんやろか。頭が上がりません。
ゴミを捨てたり汚しちゃあかんなー、って思った。

今日はこんな感じ、昨日よりどっちの数値も良くないな、昨日より体感元気やけどな

PM9:30くらいに就寝

2022/12/29
身体を慣らす日

AM3時のトイレ。ここのトイレきれい、水洗やし便座がある!!!

めっちゃおしっこ近くなってるのは、飲んでるからなんやろうけど、心拍数多いからとかある?

我ながらこのレンタルしたジャンパー似合ってると思う。


初めて山頂が姿を現しました!!

ご飯はしっかり食べてね、Push push!!って言われる。押し込めってことやんな?日本では大食いやのに完食したことがない。正直平均的にあんまり美味しくないし食欲も多分落ちてるなー。

今日のパルスオキシメーターでの数値は、酸素88%、心拍数109回

10時ごろスタート!

前の職場の上司がアフリカ旅用に日焼け止めくれたんよね〜ん
チィの肌は上司が守ってくれてます!!!

石ゴロゴロの道も多いねんで〜、どんだけポレポレでも坂道が続くと息が苦しい。

ワケラング?忘れた、キリマンジャロの隣の山。


笑顔の写真が多いけど、登ってる時の顔これ。
眩しいのと辛いのとで眉間に皺よるし口が開く。
足元見ないと危ないから下見て二重顎になる。
この写真撮ってくちびるガッサガサなのに気づいてすぐリップ塗った。

ゼブラロックでゼブラになりきった。
ここ、電波少し通ってた!ゼブラパワー!!

今日はゼブラロック見て終わり。
2時間半くらいで宿に戻ってきた。

今日のランチ

ランチ後、ガイドのオンベニに「1月1日に登頂する?」って聞いたら「31日やで」って言われた。「私は1月1日に登頂したくて、ジャスパー(ツアー会社のディレクター)に確認したら1月1日に着くよと言われたよ」「電話で確認してみるわ」
不安やなー、1月1日に登頂したいねんけどなー。
ジャスパーのミスかな

ジャスパーのミスでした!
明日は予定通り4700mのとこまで登ってそこで2泊することに笑
よかったー、確認しといて。

なんとですねこのタイミングで日本人に会いました!!うれしーーー!!日本語!!
今シェアルームで、両隣の部屋が日本人。かためてくれてるなー。なんか心強いわー。
彼らも元旦登頂目指すようで。

夜ご飯後のメディカルチェック。
今日の朝よりいい数値!

2022/12/30
もう泣きそうになった

朝焼け〜6時

毎日トイレで起きるなあ

4日目、ホロンボハット(3720m)からキボハット(4720m)
9キロ、目標5時間
朝7時起床、7:30朝ごはん、8時出発予定がいつも通り遅れて8:52に出発。


いい天気でよかった。
朝から雲海がきれいに見えてた。
そしてなによりポーターは本当にすごい
重いはずやのにずんずん登っていく

なんだありゃ
面白い形した植物やのう
ホロンボハット以上からタンカが見られるようになりました


アルペンデザート、高山砂漠?
道が遠くまで続いてる〜
今日は石段がなくて歩きやすいわ

お弁当〜
自分で持つから軽くなるようにできるだけ食べたいけど、全部食べれたことはない
チキンやたまごなど、タンパク質は食べるように心がけてる。
あースンドゥブが食べたい

どんどん近づいていく。
ここでちーーさく次の泊まるところ、キボハットが見えてきた。あと45分くらい歩けば辿り着くかな〜?

ペトラと。

ペトラは一緒に歩いていてもだんだん遅れていくし、今日なんか序盤で泣いちゃってた。
それからはできるだけ彼女のペースで歩いたり、話しかけて気を紛らわした。
本当にゆっくりのペースになるけど、59歳やぞ、すごすぎる。
ペトラと一緒に登れるのはキボハットまでやけど、そこまでは絶対一緒に登りたい。


んんん〜全然キボハット辿り着かん!見えてからがほんとに遠い

きれいな雲海や〜

そしてまだ着かん!!!

歩いてるだけやのにずーーーっと持久走してる感覚。
呼吸のしんどさと体力的なしんどさ。
部活の仮入部を思い出してはまだいける!って奮い立たせてた。

やっと!!!ついた!!!
45分くらいかなーと思ったときから1時間半かかった!!!
なにより!!!ペトラと一緒に来れたのが嬉しすぎて!ハグして!泣きそうになりました、、
まだ早いまだ早い、、
いやーーめちゃくちゃ嬉しかったな
そしてめちゃくちゃ疲れたな

この時はパワー!!って言ってます
キボハット4720m!!

目標5時間を6時間強かけました。
そして次は!6キロ!!6時間で辿り着いてもつかなくても強制的に降りさせられるそうです、、
降りる体力も残しとかないといけないから、、
そうよな、、
絶対登るぞー!

宿から見える山頂。近づいたなあ。ここから6キロやけど1200m以上登るからな。どんだけ急勾配やねん

これほんまは動画で喋ってるとこ

サングラスしろってめっちゃ言われた。
できるだけフィルター越しでなくてそのままを見たい性でして何回言われても、ううん、やだ、って断ってたのに動画の時はそれっぽくサングラスしたのは内緒、笑
確かに日差し強すぎて目に良くなさそうやった

宿。ホロンボハットと同じ作り。
シェアタイプ。
夜寝る前に登頂すること想像しては泣きそうになるっていうのを実は3日目のホロンボハットからやってる。
キボハットで泣きそうになってんから絶対泣くわ。

正直結構疲労困憊で寝る前に脈数えてみたら安静にしてるのに120あった。
ちょっと歩いただけでしんどい。本来なら着いた日の夜中か早朝に登頂目指すねんけど、できそうにない疲れよう。よかった、一日伸びて。

それからトイレが遠くて嫌になる。ここはボットン便所やし手洗うところもないし、臭すぎておえってなった。
高山病ならんようにいっぱい水飲むから頻尿になるし、1日に2回下痢をする生活やからつらたん。

2022/12/31
調整日!

5日目おはようの顔。顔洗いてえ。

何時に起きてねとかも言われなかったからひたすら寝た。8時過ぎくらいに起こしにきてくれた。何回も起きたけど12時間くらい寝たなあ。

夜より脈落ち着いた。安静時104くらい。よかった。

いい天気、いい雲海。
日差しがあったかいけど風が寒い。やっぱり寒い。

部屋にいてもすることないし寒いからでてきた。
日向はあったかいねえ

外にいたら日光で頭痛くなるよ!って言われて部屋戻った。することないししんどいから寝た。

ケニーが来て歩いた?って聞くから、やっぱトレーニングで歩いた方がいいかもという気持ちになってトイレがてら散歩した。ちなみにトイレ行くと毎回下痢する。これは3回目。
散歩してると3日目に同じ部屋だったエジプト人と会った。寒いねー!って隣に座って、アラビア語少し知ってるよーと話をした。エジプト行ったことあるよー!とか雑談した。彼女もお腹壊してるって言ってたな笑
そういえば、同じ部屋で泊まってる時、お祈り?なんて言うんやっけ、イスラム教の1日5回するやつ、やってた。そっかー、ここでもやるよね。登る途中でもするのかな、って聞いてみたかったけどなんて聞けばいいかわからなかったからできなかった。。

頑張って読もうとしたけどよくわからなかった。でもきっと頑張りすぎるなよ、ちゃんと休めよ、みたいなことが書いてあるんやろ!!



坂を少し登るとどこかの会社のガイド?が話しかけてくれて彼らが泊まる?テントになんと招き入れてくれた!!
テント入っていいんや!!関係者の控室的なところに入れた気分でめっちゃ嬉しかった!中は意外にも暖かくて、びっくり。お客さん用のシェアルームは寒いからさ笑
3.5畳くらいかなあの広さに8人くらいいた笑笑
トランプゲームやろうぜ!ってUNOに似たルールのゲームをした。
ケビンと8回くらいやって3回しか勝てなかった笑笑

ドーナツとキューカンバースープも頂いた。

お客さんを急に招き入れることはよくあることなんかな?
もしかして、チィが登山中誰かとすれ違う時は必ず挨拶をするようにしてるんやけど、それで覚えていてくれてたのかな?なんて思ったり思わなかったり。
ケビンとは連絡先を交換した。

彼らとワイワイ楽しく過ごしたらなんだか体のだるさが消えた!アサンテサーナ!!

毎回ほんまに量多い笑
隣のケニア人と私には多すぎるわーとか言って笑ってた笑

ご飯後、部屋でケニーと一緒に荷物や服装チェックした。ケニーは言葉があまり通じないチィを思ってなのかわからんけど、言語以外でも確実に伝わるようにしてくれる。ケニー優しい大好き

23時起床。これだけ食べて出発。
ちょっと緊張する。でもすごくワクワクした。体調はお腹以外は良い。一泊多くいれたおかげで疲労感もあまりない。

2023/1/1
あけおめ!キレながら登頂アタック!

この時ずっと下痢が続いていて、トイレからハッピーニューイヤー!と盛り上がる声を聞いてた。

12時過ぎに出発。
荷物を背負ったら、ケニーが「僕はあなたが登頂するのを助けたいねん」ってリュックを持ってくれた。な、なんてイケメンや!!!やっぱりケニー大好き!!!

たくさんのグループが同じキボハットから出発する中、4番目くらいに出発した。でも誰も後ろをついてきていないし、20分くらい登ったところで、雪が少しだけ見え始めた。少し見晴らしが良くなり、横を見ると小さい谷を越えた先にたくさんのヘッドライトの光が見えた。「あれってマチャメルート?」ってケニーに聞いたら、「あ、、道間違えたわ」、、お、、?、、!?!?「引き返そう」、、そうやんなそうやんな、、ここまでは割とスイスイ登ったけど、今までで1番きつい登山をする中でどれだけ響くんかな、、って不安になったよ泣

さあ引き返してやっとスタート地点。誰も後ろから追ってきません、最後尾。それでもどんどん団体を抜いていった。団体やと、遅い人に合わせるからその点チィとケニーは速かった。

抜くのって結構大変で、ある程度踏み固められた道を団体が歩いてるその横、ふかふかの滑りやすい砂の上を歩いて抜くのよ。こーれが超きつい!せっかく足上げて力込めて登ったのに!滑って同じ高さ!!ぐあああああ!!!普段イライラしたりムカつくことがないチィがかなりムカついた。何度「この道嫌い!!滑る道嫌い!!」って言ってはケニーを困らせたことか笑



すごい角度の道をひたすら登ること約5時間、やっとギルマンズポイントに到着。ここからキリマンジャロ山頂、ウフルピークまで約1時間と言われる地点。5:17

この時、滑る道にキレながらおそらく20団体くらいあるうちの8番以内までにはなってたと思う。頑張った。

手が尋常じゃなく冷たくて痛くて手袋を外すとまたはめるのに時間がかかるから、ポケットに入れてたケータイもケニーに取ってもらって写真撮ってもらった。
こんな調子なので、この登山中は写真があまりない。
お水を飲む時も毎回口まで持ってきてもらい、傾けてもらっていた。まるで哺乳瓶。「チィ赤ちゃんみたいやんな、ケニーはいい親や」って言ったら「それな」って。笑

10-15分くらいかな?少し休んで、また進み出した。
峰まで来たみたいで、さっきまでとは全然違って斜面がなだらかになった。そして、ほとんどが雪道になった。

雲海の縁が明るくなってきた!この時頭の中でずっと、『タンザニアの夜明けは近いぜよ!!』って坂本○龍馬が叫んでた。

はい!ステラポイントのS!!あと30分!!日の出が近い!急がねば!!06:05



2023年初日の出ーーーー!!!06:17

刻一刻と変わる空の色、雲海から出る太陽、赤く染まっていく山頂、動画には映りきらなかったけど、圧巻でした。
美しすぎていつでも泣けた。

この時のチィの顔。
自分でも顔の酷さにびっくりした。笑
鼻水拭いてたらキリなくて、鼻の下荒れるから拭かんかった。おかげでほっぺと鼻、鼻下、顎、手、足指霜焼けした。

そしてあとちょっとの道のりが長い。酸素薄いのと疲労で少し斜面登るだけですぐ足を止めてしまう。今までより全然楽な道のはずやのに。

はい!!07:03!
ウフルピーク見えた!!!!

嬉しくて美しくて泣きそうで何も言えないチィ。
まじで嬉しかったなあ。この文章書いてるのが1/11、もう10日も前のことやのに思い出して泣きそう。
初日から体調よくないしずっと下痢止まらんし不安だらけでしんどくて、なんでキリマンジャロなんか登ってんやろ、とか考えることもあった。ご飯は美味しくないし修行のようでもあった。それでも日の出を見て山頂まできた喜びを感じて、登ってよかったなあって心から思った。

さーー、キリマンジャロに登ってやりたかったこと!!山頂で書き初め!!
書いた文字は『やー』

硯に水垂らして墨擦る。シャシシャリ。ん?シャリシャリ?わ、どんどん凍ってきてる!!早く書かな!ってことで。やーしか書けなかったんよね。笑 いくつか候補はあったけど、最適なのが「やー」やったわ。

キリマンジャロ山頂で書き初めした人は世界で何人おるんやろ。そんなこと考えて優越感に浸った。

はい、ウフルピーク♡


友だちに、この写真結婚発表みたいって言われた♡


ぽんぽん!!
キリマンジャロ山頂から新年のご挨拶✌︎
動画で「あけましておめでとうございます」ってケニーと言ってる!笑

山頂では30分ちょっと遊んで、
すぐ下山開始。

明るくなるとギルマンズポイントから山頂が見えてた。写真真ん中の山の膨らみの1番右がウフルピーク。


明るくなって改めて見るとキボハットからギルマンズポイントまで超急斜面。すんごい険しかったんよね。大きめの石がゴロゴロ転がってて、その上を歩いてた。

えぐい急勾配

ひたすら滑る斜面を降りていく。こーれがきちいんだわ〜。怖いし。ケニーに何度も「めっちゃ疲れた!!!!この道嫌い!!!!」ってキレ気味に言ってた。ケニーも疲れてるのにな、ごめんな。。
2回くらいクッキータイムをとった。
他の下山者はチィをどんどん追い抜いて、チィが遅いみたいやった。まじでみんな体力すげえ。
お腹空いたし。そんな速く行かれへん。それにも腹を立ててた。
本気ですべり台あったらいいのにって思った。下山つらすぎ。

そんなこんなでキボハットに4時間半くらいかけて戻ったと思う。
すぐに寝たかった。
部屋戻ったら全身のだるさと頭痛が一気にきて、頭ぐわんぐわんするし、あ、寝ないとって思った。ベッドで横になるとどんどんしんどくなったし寒くて全然寝れなかった。ケニーには、すぐ下山するからここで寝る時間はないよ、って言われたけど、下山開始するまで少しでも休みたかった。メイドさんが何度も来ては「ご飯置いておくね」「食べた?」「ここ置くから食べてね」って言ってくれるんやけどそれどころじゃなかった。何度も「ごめんね、食べるね」って言った。
そのうちケニーが来て、「寝たあかん!ちゃんと食べて降りないと死ぬで!」って言われたから怖くて起きたし食べた。。食べたらちょっとだけ身体が楽になった気がした。

登頂アタック前にダイアモックス飲むの忘れたことに気がついた。そりゃ効果なくなって高山病なるわ。やらかし。

13:25キボハット出発。
ここから9キロ歩いて標高1000m下げる。
歩き始めると身体が嘘みたいに楽になっていった。そして、頭痛も少しマシになった。

きれいやのう、、

ホロンボハットまでは、確実に標高下がるんやけど、アップダウンが多くて、下山やというのに何回も登った。その度に「めっちゃ疲れた!!この坂の前に休憩せんと登れへん!!!」って言いまくってたら「進んだ方が楽やで!!」って言われた。「俺も疲れたよ」って。じゃあ休もうよ〜〜〜(子ども)

ワケラング山やっけな、何回聞いても覚えられへんな。隣の山もまたきれいなんや。

自分で歩いて下山したい気持ち4割、担架で運ばれたい気持ち1割、ヘリコプターのレスキューで運ばれたい気持ち1割、鳥になって滑空したい気持ち3割。担架結構現実的な希望に見えたよね。

約2時間半で着いた!!!
くったくたやし頭痛はまだあるけど、だいぶマシ、呼吸も少し楽。ほんまに高度下げたんやな〜。

ディナーの時隣のテーブルではハクナマタタの歌?でお祝いされてた

2023/1/2
マイ レッグス アー スティックス!

キリマンジャロ7Days最終日!
ちょーーーー風が強い。一晩中強くてものすごい音立てながらロッジが揺れてた。目の前のロッジ屋根剥がれてバタンバタンゆーてるやん笑

こんな中登頂アタックしんくてよかったー。

そして下山開始!今日は19km歩くでーー!

どんどん下山。どんどん景色変わる。

下山したら絶対美味いもん食いたい!!今はスンドゥブとモロヘイヤスープが食べたい!!
いや、まずはシャワー浴びたい!!
ゆっくりしたい!!

思わず「メニメニオキシゲン!!!」って叫んだ。
酸素が濃いって幸せや。

手とほっぺ、口元、足指がずっとビリビリ痺れてる。霜焼けやなあ、、

強風の影響で行きにはなかった倒木があったりした

もうちょいや!!!

はい!下山!!深呼吸!!

おす!!帰ってきた!!七日間ずっとタローマン!!

もう足が棒や!!マイ レッグス アー スティックス!!

ホテルに帰ったら、キリマンジャロ登頂証明とディレクターからのプレゼントでキリマンジャロのコーヒー豆いただきました。嬉しいけどバックパックに入れるにはでかいし1kgはめっちゃ重いなー、、とか思っちゃった(プレゼントにわがまま言うな!)

ガイドにチップをくれと言われたけど、「チップ込みでディレクターにお金払ってるよ。もうすでに予算を超えてるから、感謝してるし払いたいんだけど払えない。」って言ったら「わかった、その代わりレビュー書いて」って言われて済んだ。
よかったー、一泊多くなった分も請求されずに済んだ。

早く!7日ぶりに!シャワーを!浴びたい!
シャワー浴びる直前に記念の一枚

このシャワーが今までで一番気持ちのいいシャワーになった。笑

山に持ってきた荷物全部。


今日はお祝い!ピザ!!(1人で食べた笑)



登山中の歩数平均がさすが。


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2023/1/3次の地へ〜

翌朝5時、一晩ホテルに泊まってディレクターに頼んでおいた、モシからナイロビに向かうバスに乗ってキリマンジャロを完全に去りました〜


2023/4/7
振り返り

しんどくて初日からいつリタイアって言おうとか考えてて。その度になんで登ってんやろって考えてた。どんだけ考えても自分を変えたいとか誰かに勇気を与えたいとかそんな立派な理由はなく、やりたいからやってるんよなー、に行きついた。もう少し悶々とするかと思ったのにな。笑 ちゃんと自分に素直になれてるなーって認識できた登山やった。

ちなみに、誰かが書いていたように、キリマンジャロ登山はある意味、今までで一番過酷な経験やったかもしれない。精神的に追い詰められるようなことはなかったけど、あんっなにシャワー浴びたいと思ったことはない!()
このアフリカ旅では、世界一過酷なツアーと呼ばれる「ダナキルツアー」に参加したけど、『キリマンジャロほどじゃないな』と思いました。きっとこれから何かつらいことがあっても『キリマンジャロほどじゃないな』で乗り越えられそうな気がします。
また、何か嫌味を言ってくる人がいても、心の中でキリマンジャロにも登ったことない人に言われてもなあってマウント取れそうです。()

さっきの冗談は置いといて、、笑
仮にリタイアしていても、そもそもこの挑戦をして全力で頑張れたこと自体、胸張ってもいいんじゃないかなという気持ちにもなりました。
今回登頂できなかったらまた登りにこようって思いながら登ってた笑笑
悔いが残る形で終わらなかったこともよかったな。

全部全部含めてとてもいい経験したなあと思いました!!!
(あとは歯ブラシさえ持っていればもっとよかったなあなんて!!!)

以上!チィのリアルガチ日記でした🌛


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