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寝そべりたんぽぽの挑戦


おはようございます。はっぴと申します。


昨夜は約2週間前に書いた寝そべりたんぽぽのその後の姿をスケッチしました。以前書いた寝そべりたんぽぽの記事はこちらです。


このたんぽぽとの出会いはまだ肌寒さが残る早春のことでした。


大きな花を開かせてはいるのですが、コンクリートとレンガのブロックの隙間から出てきたことで疲れ果てたかのようにコンクリートに寝そべって空を見上げて咲いていました。


その翌日に見た時には花はもう萎んでいて寂しい思いもありましたが、脇に小さな蕾を二つ準備してありました。


その後、新しい花を一つ二つと咲かせてはいましたが、最初のたんぽぽはもう開くことはなかった。少し寂しい思いを胸に新しい花を次々と咲かせていくたんぽぽに逞しさを感じていました。


2週間経った、つい昨日のこと。ふと見ると短い茎に最初の花より二回りくらい小さな花を2輪咲かせていました。1番最初のたんぽぽは茎が長く、花が大きく重たかったのか、スライディングしてボールを取った時のグローブのように真上を向いていました。たんぽぽも色々考えているのです。


その前に咲いたと思われるいくつかの花はほぼ茎は長く、すでに萎んで綿毛の準備をしていました。中には、やっぱり寝そべってしまった子もいるみたいです。あの手この手でたんぽぽも花を咲かせていたのです。


目を見張ってしまったのが、これから蕾を開こうとしている花がフェンスとブロック塀に挟まれて、ちょっと窮屈そうでした。でも自分で選んだ生え方です。どうやって咲くのかな、と心配しながらも今後が気になります。

もしかしたら、第1号のたんぽぽが茎が長くて花が大きかったから寝そべってしまったので、今度は支えになる人間の作ったフェンスとブロック塀を利用して、うまいことその間に入り込んだのかもしれません。この二つの物体に挟まれていれば、茎が長くても倒れませんからね。大きな花を太陽いっぱい浴びて咲かせたいたんぽぽの戦略だったのかもしれません。


◆人生はトライ&エラーの連続


このたんぽぽから学んだのは、いろいろと試して、やってみていいんだということです。


最初は挑戦したけど失敗した。とか達成したけど疲れ切ってしまった。だったら今度はやり方を変えて茎を短くしてみよう、とかフェンスとブロックに挟まれてみようとか、何回も挑戦していくうちにいろんな工夫ができて面白いし、あっちこっちやり散らかしていると最後にはその集大成で○となるのかもしれない、と感じました。


最初に這い出てきたたんぽぽは綿毛も飛んでしまい、花の姿は残っていませんでしたが、後のたんぽぽ2号、3号が次々といろんな実験をやり散らかしてくれている。そんな小さなたんぽぽの挑戦が見て取れました。


私も昨年、新しい働き方実験で半年間試行錯誤の働き方実験をしてきました。そこで学んだ「失敗してもいい、実験だから」という理念で未完成なものを世に出す勇気をもらいました。


不恰好でも、未完成でも世に出すと喜んでくれる人もいる、ということを体験し、少しづつ軌道修正していくことで自分のオリジナリティも形成されていくのだと感じることができるようになった今日この頃、この寝そべりたんぽぽの挑戦に出会えてふっと心が和むのでした。


本日が素敵な一日となりますように。



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