釣り好きRくん③

デートは決まって
ペットショップ、ラーメン屋、
お家でのんびりのパターン。

ある日ドライブしてると
彼と元カノの話になった。

私「今までどんな理由で別れてきたの？」

彼「話の通じない女ばっかりだった」

.......

話が通じないのは
あなたのその頭の悪さではないのか。

(ごめんなさい、
口が悪くなりました。)

彼の元カノとは
気が合いそうだと思った。

「ちょっとコンビニよるわ」

彼はお金をおろすらしく、
私は車の中で待っていた。

彼が戻ってくると、すごく怒っていた。

内容は、タクシーの運転手が
コンビニの駐車場で止まって寝ていた
ということだった。

どーでもいい。

私が、ほっといたら良いと言うと、
「は？非常識やろ、お前そんなんも分からんのか？」

はぁ。

この人といると
怒りで満ちた人生になりそうだ。

やはり違和感しか感じない。

私が、しんどいなと思い始めた理由が
もう1つあった。

結婚への意識だ。

彼は避妊はしなくていい、
子供が先に出来ても良いと言った。

「なんで？」

「結婚して出来なかったらどうするんや」

彼はいつも、
早く子供が欲しいと言っていた。

「じゃあ、もし今妊娠したら私の親に何て言うの？」

「あやまれば良いんだろ」

………

今まで我慢して伸びきっていた糸が
切れてしまった。

何を言ったのかも覚えていない。

「ほんじゃ正しい順番言えや！」
彼が叫んで怒ったことだけは覚えてる。

もう話にならない。

疲れて私は1人帰ってきた。

彼といると違和感ばかり。
でも、別れる決断はなかなか
出来なかった。

翌週、心を打ち明けられる
仲のいい女友達と会う約束をした。

つづく