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オペラの記録:バイロイト・ワーグナー祭、《ニーベルングの指環》新制作、第一夜《ワルキューレ》(8月26日)


昨日に続き、バイロイト・ワーグナー祭の《指環》チクルス第一夜、《ワルキューレ》です(8月26日)。

《ワルキューレ》は《指環》の中で、最も有名でしょう。
第三幕の《ワルキューレの騎行》は映画などでもよく使われています。


プログラム。


チクルス上演では、全4作のチケットを一緒に買うため、席はほぼ同じです。
そのため、時間が経つにつれ、周囲の人と会話することもよくあります。

コロナの影響もあり、こちらに来る日本人観光客や日本からの音楽ファンもめっきり少なくなりました。しかし以前ほどではないのですが、ここではチラホラ見かけます。私の前方にも日本からと思える方たちが。


休憩。正面入り口と2階をつなぐ階段。



上演後。
ちなみに、ブリュンヒルデは壁の向こうに消えます。炎には囲まれません。

前列左から、ヴォータン、フリッカ、ジークリンデ、ブリュンヒルデ、ワルキューレたち。

ちょっと説明をすると、

・ワルキューレたち(赤、ピンク、オレンジの衣裳)は8人なのですが、ここではフリッカ役がシュヴェァトライテ役も兼ねているため、7人しか見えません。

・フォークト演じるジークムントは2幕で死んでしまい、このカーテンコールにはいません。

・同様に2幕で出演を終えたツェッペンフェルト(フンディング役)もいません。

・1番右に見える男性ですが、「通常の演出」では出てこないグラーネ(ブリュンヒルデの愛馬)を人間として出しています。

カーテンコール。指揮のマイスターはブリュンヒルデとオルトリンデの間にいます。

第2幕の後の休憩時、雨が降っていました。
ドイツのみならずヨーロッパは大旱魃の夏ですが、久しぶりに雨が降りました。
大嵐になったところもあったようです。


2かいの正面バルコニー。
通常はここで金管奏者たちが、各幕開始のファンファーレを演奏します。

FOTO:©️Kishi

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