コンサートとオペラの記録:エッセン・アールト・ムジークテアター《道化師》プレミエ

ドイツは感染者数と7日間指数がどんどん下がり、それに従ってロックダウンの解除も急ピッチで進んでいます。

オペラ劇場やコンサート・ホールも7カ月ぶりに観客・聴衆付きで公演再開、公演情報は毎日怒涛のように集まってきます。

さて、私にとって、6月3日、再開後最初のオペラをエッセン・アールト・ムジークテアターで観ました。

ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲《道化師》、イタリア・ヴェリズモ・オペラの代表的作品です。
1時間10分と上演時間が短いので、通常はピエトロ・マスカーニ作曲《カヴァレリア・ルスティカーナ》と2本立てで上演するのですが、コロナ制限のため、1本のみの上演でした。

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観劇にはさまざま制約があります。

①2回のワクチン接種完了後、2週間が経過していること

②罹患して全快した証明

③48時間以内の抗原検査の陰性結果

上記のうち、どれかが必要です。

また、座席と紐づけした情報、つまり氏名、住所、連絡先を提出しなければなりません。
というわけで、移動できる箇所も限られていますし、席を変わることもできません。

下の写真は公演前に作品解説を行っているところ。
ステージならびにオーケストラ・ピットと客席を隔てる防火壁があるのですが、その前で行われています。

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この防火壁は下に下がります。ステージ上部の通常、字幕が出るところに、「公演中もマスク着用してください。ありがとう」と出ています。

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客席もこのように間隔をあけなければなりません。


レストランでの食事も戸外営業のみだったのですが(これにも上記の証明書が必要です)、劇場と同じ敷地内(公園)にあるシェラトン・ホテルのレストランが開いていました。

久しぶりに外食しました。
雨が降りそうだったのですが、なんとか降らずにしのぐことができました。

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