音楽ニュース:バイエルン州立オペラ(ミュンヘン)、5月13日から観客を入れて再開

バイエルン州立オペラ(ミュンヘン)が5月13日から観客を入れての公演を再開する、と発表しました。

ただ、観客数は通常よりかなり制限されており、その他、マスク着用はもちろん、検査での陰性証明か、ワクチン接種証明の提出義務などが多々あります。

また一応6月の通常公演までを発表しており、6月末からの『オペラ祭』については詳細はまだ発表されていません。

2008/09シーズンからバイエルン州立オペラの現インテンダントを務めているニコラウス・バッハラーは今シーズンで交代します。
シーズンの掉尾を飾る『オペラ祭』の今年はバッハラーの任期最後でもあり、なんとか開催してほしいと誰もが願っていますが、まずは人の命と健康が最優先、コロナ状況は変わりますので、もう少し様子を見てからということになるでしょう。

ドイツは昨年11月よりロックダウンが半年以上続いています。来シーズン(秋)からの再開を発表したオペラ劇場も多々あります。

ここのところ、文化施設やガストロノミーの閉鎖に加え、22時以降の夜間外出禁止や生活必需品以外の買い物禁止など厳しい措置がとられる一方で、ワクチン接種が急ピッチで進み、人口10万人あたりの直近7日間における新規感染者数も119.1(5月10日午前現在)と急ピッチで減少しています。

2回のワクチン接種を完了して2週間経過した人やコロナ完治してPCR検査が陰性の人などは日常生活に戻る措置も始まりました。

昨夜のドイツ第二チャンネル(ZDF)のニュースにはベルリン・シャリテーのドロステン教授(1972年生)が生出演し、「この夏は良くなる」と発言し、一気に雰囲気が変わりました。

ちなみにこの1年以上、多くの専門家がニュースやトークショーに出演し、情報や意見を述べてきましたが、ドロステン教授は中でも、もっとも政府に対し影響力が強いと言われています。本人がテレビ出演することはこれまで非常に稀でした(政府の記者会見に同席し発言することはありました)。
ただ、自分のPodcastでの発信はありました。

やっとトンネルの出口が見えてきたように思います。

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