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ジャンプ台、オーバーストドルフ

冬のスポーツ、ジャンプ競技はドイツでも大人気です。
ジャンプでは日本人も大活躍ですが、中でも葛西紀明選手は『レジェンド・カザーイ』と呼ばれて(ドイツ語ではSを濁って発音)、人気と尊敬を集めてきました。

競技の中でも、ドイツとオーストリアで年末年始に行われるVierschanzentournee (スキージャンプ週間、ワールドカップ)は最も注目され、かつ人気の高いツアーです。ドイツ語では『フィアシャンツェントゥルネー』と言い、『四つのシャンツェ・ツアー』という意味です。

私も子供の頃からジャンプ競技の大ファンで、この時期はジルヴェスター・コンサートやニューイヤー・コンサートよりも気にして(!!)フォローします。

22/23スキージャンプ週間の日程と会場は、
・12月29日 オーバーストドルフ
・1月1日 ガルミッシュ=パルテンキルヘン
・1月4日 インスブルック
・1月6日 ビショッフスホーフェン

4シャンツェントゥルネーの歴史は1953年に遡りますが、この期間中、4つのシャンツェを全てトップ制覇、優勝した選手はこれまで下記の3人しかいません。

・01/02  スヴェン・ハンナヴァルト(ドイツ)
・17/18  カミル・シュトッホ(ポーランド)
・18/19 小林陵侑(日本)


オーバーストドルフのジャンプ台の見学に行きました。
入場料7€。オーディオ・ガイドもあります。

ジャンプ台見学への入口
内壁には高梨沙羅の優勝記録の説明のついたパネルがありました


着地場所の横にある説明
まずケーブルカーで途中まで行きます
左に見えるのがケーブルカーの『軌道』。
一旦降りて、垂直に立つエレベーターに乗り換えます。
エレベーターへの乗り換え口付近にあった、木の吊り橋状のもの。
ジャンプ台の真下にありました。


ジャンプ台を支える柱


ジャンプ台の下部


2番目に大きいジャンプ台への入口横から撮ったところ。
エレベーターで最も高い部分の展望台まで行けますが、途中階は競技の際に選手が降りるところで、一般の人は使うことができません。


エレベーターの横にあった最大のジャンプ台の説明。
下の写真は口元から見て小林陵侑ですね。


展望台に上がり、最大のジャンプ台を見ました。

出発点


展望台から見た着地場所とオーバーストドルフの町
展望台にあったパノラマ写真での説明。
スキーフライング用の赤いジャンプ台も肉眼では見えたのですが、この写真ではよく見えません。
ただ、展望台のパノラマ写真では中央左に説明があります。


競技の際にトレーナーがいる場所。
踏切の真横です。


トレーナー席には追い風と向かい風の計測表示器がありました
トレーナー席から見た踏切部分
表彰台


オーバーストドルフにはスキーフライング以外に5つのジャンプ台があります。


HS(Hill Size)の小さい方(25)から順に7〜8歳用、約9歳用、約11歳以上、とあり、106はトレーニング用、137は競技用となっています。


観客席


ジャンプ台の横上を通るロープウェイの中から撮ったところ


ジャンプ台の近くの道からは、こんなのどかな風景が。


FOTO:©️Kishi

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