音楽ニュース:エディタ・グルベローヴァ、引退早める

日本にもファンが多いソプラノ歌手エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ、73歳)は今年10月初めのフィレンツェ・マッジョ・ムジカーレを最後に引退することを表明していました。といっても元々は6月に予定されていたのですが、コロナ禍で延期になっていました。

しかし10月ではなく9月に最後のステージを踏むことになりました(Klassik.com)。

元々コロラトゥーラ・ソプラノとしてデビューしたグルベローヴァですが、最初は数年しかもたないだろう、と言われていたものです。
しかし途中でイタリア・ベルカントにレパートリーを移し、素晴らしい歌唱を聴かせてくれました。

とはいえ、90年代に《ナクソス島のアリアドネ》で驚異的なツェルビネッタを聴いたこともあります。

ここまで長期間、第一線で活躍できる歌手は稀です。

やはり基本がものをいいます。

本当に長い間素晴らしい歌を聴かせていただき、ありがとうございました、と心からお礼を言いたいと思います。

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