コンサートの記録:クラウス・マケラ指揮ミュンヘン・フィル(6月15日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)

6月15日、ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました(ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)。

指揮のマケラはフィンランド出身、現在26歳。
クラシック音楽界のシューティング・スターです。

チェロ奏者としても有名ですが、フィンランドでは指揮者育成で有名なヨルマ・パヌラの指導を受け、20歳そこそこでその才能が知られるようになりました。

2020年にはオスロ・フィルの主席指揮者に就任、
2021年からパリ管の音楽監督、
またトゥルク音楽祭の芸術監督に就任しました。

さらに6月10日、首席指揮者が長らく空席になっていたアムステルダムのコンセルトヘボウ管が2027年からマケラを首席指揮者に迎えることを発表しました。
それまでの5年間、22/23年シーズンからは『アーティスティック・パートナー』として迎えるというのですから、長きにわたる契約も驚きです。

この他、世界の一流オーケストラがこぞってマケラを招いています。
世界の一流オーケストラの、この若者への熱狂ぶりには目を見張ります。

今後のクラシック音楽界の中心的役割を果たす指揮者の1人であることは間違いありません。しかもほぼ60年以上にわたって、です。

ガスタイクが改修中のため、代替ホールのイザールフィルハルモニー。側面。
黒い建物部分がホール


プログラム。


コンサート開始前。

コンサートを終えて盛大な拍手に応える指揮者クラウス・マケラ。
コンサート・マスターは青木尚佳。

FOTO:©️Kishi

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