コンサートの記録:WDR響のコンサート(1月20日、ケルン・フンクハウス)


1月20日、ケルンのフンクハウスでWDR響のコンサートを聴きました。
フンクハウスはWDR(西部ドイツ放送)の中にあるコンサートホールです。

『対話の音楽』シリーズとしてWDR響は各界著名人を招いてトークを行なっています。
この日はヘントリーク・シュトレーク教授。ボン大学ウィルス学のトップ教授で、1977年生まれの44歳。
コロナのパンデミックが起きてから、メディアに頻繁に登場しています。ベルリン・シャリテーのドロステン教授と並び、コロナ禍にあって影響力の大きい学者の1人です。

本人はしかし、「映画音楽の作曲家になりたかった。チェロとサックスを演奏するが、ただピアノがあまり上手くなかったので、音楽大学の試験に落ちた。そこでまず音楽学を学び、中間試験はアドルノとストラヴィンスキーがテーマ。しかしあまりうまくいかないので医学部に入り直した」そうです。

プログラム。表紙の写真がシュトレーク教授。


登場する司会者とシュトレーク教授。


演奏の間にトークがありました。明るい色の上着がシュトレーク教授。
知人のドイツ人女性は「あの上着、ひどいわね。その辺にあった上着をひょいと引っ掛けてきた感じ」と言っていました。
コンサート後、教授は年配の女性につかまり質問攻めにあっていました。個人診療みたいでしたが、丁寧に答えていました。


指揮はハインツ・ホリガー。

コロナ禍で座席数の制限があります。

FOTO:©️Kishi

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