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Designshipで出会ってから3年後にUbieに転職した話

こんにちはchihokotaroです。
この度、8年10ヶ月(ほぼ9年!)お世話になったエウレカから転職したので、皆がすなる転職エントリを書いてみようかと思います。

3年いれば長い方と言われるような業界で、長く同じ組織に所属したのち、なぜ転職したのか、なぜ今の会社を選んだのか、というかなり個人的な話になりますが、転職の一例として誰かの参考になれば幸いです。

どんな人?

2021年の8月まで、株式会社エウレカでデザイナーやPdMをしていました。入社したのは2013年の1月からなので、かれこれ8年強ほどお世話になりました。
今では日本最大級のマッチングアプリに成長したPairsはリリースしたばかりで、私が入社したときのメインは受託開発を行っている会社でした。そこから、受託開発のアプリやWebのデザイン→Pairs開発チーム→Pairsのグローバル版(台湾・韓国)の開発チーム→オンライン結婚相談所サービスPairsエンゲージの開発チーム、と、エウレカ一社ではありましたが、2~3回転職しているような感じでいろいろ経験しました。

特に、Pairsグローバル版やPairsエンゲージなど、プロダクト立ち上げ〜PMF目指すフェーズに関わる機会が多く、難しいながら楽しかったです。
いろいろやったことはこの辺りに書かれています。
https://eureka.design/articles/pairs-global-pickup-2/
https://eureka.design/articles/what-for/
https://cocoda.design/chihokotaro/p/p353f94e24230

また、私自身がPairsがきっかけで出会った相手と結婚したり子供が生まれたり…と、プライベートでもライフステージも大きく変わる経験をしました。

Three years ago...

さて、遡ること3年……
私は、2018年12月に開催された第1回Designshipを見に行っておりました。

その中で、ひとりのデザイナーの登壇に釘付けになりました。

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この時のDesignshipのテーマが「デザインの叡智がここに集結する」だったのですが、初っ端、想いを爆発させる宣言をする人がいたんですね。

内容は「なぜ今、医療のデザインが面白いか」というもので、

- 医療に関する課題は規模が大きい
- その課題がとても身近でイメージしやすく、即自分ごととして感じられた
- 解決した先の未来が希望に満ちていること

の3点が特に印象に残り、「なんだかめちゃくちゃ面白そう」とワクワクしてきたのがUbieとの最初の出会いでした。

とにかく登壇が終わってもなんだかワクワクする感覚は続き、これはもっと知りたいという思いで、発表を聞いたその場で、前にUbieに転職していた知人にDMを送り、とにかくUbieのこともっと知りたい!と伝えました。
すでに割とUbieのファンになっていたと思います。
そして、Ubieのオフィスで定期的に開催している交流会の時にお招きいただけることになりました。

オフィスでは、病院で問診に使うユビーAI問診を実際に試してみたり、その当時の事業の注力ポイント、デザイナーがどういうことをしているのかなどを話しました。実際にデザイナーが病院での様子を観察するために着る白衣とかがオフィスに置いてあるのが印象的でした(あとたくさんお酒があるのがw)

そこには、Designshipで感じていた以上に、大きな課題に取り掛かれる面白さとメンバーの熱量に満ちていていました。

それから2年

転職しないまま2年が経ちました(!)

時は2021年。
これまでの間、世界は言わずもがなCOVID-19の影響で、働き方や暮らし方や価値観が大きく変わるターニングポイントを迎えていましたが、私は妊娠・出産を経て子育て期に入り、疫病に関わらなくても働き方や暮らし方や価値観がガラガラと変わる経験をしていました。

仕事で作っているプロダクトは引き続き「人と人との出会いを生み出す」サービスなのですが、自分が実際の生活の中で使うプロダクトは子供のミルクや睡眠を記録するためのアプリだったり、子供の写真を共有するアプリになりました。

サービスの性質上、もう自分の作っているプロダクトを自分がユーザーとして使うことはできず、ターゲットユーザーから外れた状態のため、ユーザーの課題に完全に共感するのが難しくなってしまいました。そして、それはライフステージが変わるごとに難易度が上がっていくのを感じました。

とはいえ、会社の事業が急に変わることはあり得ない。後は自分がどう変わるか、という問題になります。

n=1のサービス

じゃあ自分が今、作り手としてもいちユーザーとしても一番関わりたいところに転職しようと思いました。そんな時に頭に浮かんだのがUbieでした。

DesignshipでUbieの存在と「医療」という領域に興味を持ってから、例えば「この症状は内科なの?耳鼻科なの?」や「引っ越したばかりで病院が分からない(が具合悪い)」など、自分が医療に感じていた不便や何とかしたい問題が次々思い浮かんでいました。

そして、子育てという医療機関のお世話にならない月はない経験をしている真っ最中、ここで得た経験も余さず生かせるかもしれない。Ubieを知った時、いつかこの会社で働けたらいいな〜と漠然と思っていたものが急に現実味をおびてきました。

もともと社会課題としての医療領域に興味を持ち、そして今では自分の課題としても医療領域はとても身近な課題になりました。

データやユーザーインタビューなどを通して、自身がユーザーではなくてもサービスは作れるし、そうやっていいプロダクトを生み出している人も多くいると思います。ただ、自分で作っている手応えが一番感じられるのは、圧倒的に共感できる「n=1」の課題であり、今、自分にとってそれは医療領域かもしれない。

改めて、今のUbieの状況は?

Ubieに出会ってからここまでで、2年半ほど経過しました。ベンチャーにとっての2年半はかなり長い期間なので、事業や組織も大きく変化しているはずです。

「今ってどんな感じなんですか?」というのを本格的に転職活動をする前にいろいろ教えていただきました。(ここまで勢いできましたが、何せ8年ぶりの転職の上、家族もいる身なので慎重になります。)

そこで、事業面では

- 医療機関向けのユビーAI問診に加え、toCサービスのユビーAI受診相談が爆速で伸びている
- 本格的にアジア展開推進スタート中。シンガポールにオフィスができた!
- 製薬会社との協業もスタート
- その他にも大小さまざまにチャレンジングなアイディアを実行中

さらに、組織面では

- 去年1年間で社員数が倍になるくらいのスピードで急成長している
- デザイナーの数も2人→7人に増えている
- フラットで主体的に仕事を進められるホラクラシー組織
- 心理的安全性・透明性が担保された環境
- 入社と共にSOが支給されるので事業の成功=自分の成功なので未来に期待できる

事業としてはまさに今、爆速で伸びていてさらにチャレンジが待っていそうなタイミング、組織やカルチャーも自分にマッチしそう、ということで転職チャレンジすることにしました。

転職してどうですか?

10月から業務委託としてスタート、11月から正式に入社してデザイナーとして働いています。

今担当しているのはtoC向けのプロダクト、ユビーAI受診相談の開発チームに入っています。メインユーザーは、医師ではなく一般の人々であり、まさに「n=1」のサービスになります。

ちょうど先月MAUが300万を突破しましたが、会社全体で勢いのあるUbieの中でも勢いのあるサービスなので、今やることも今後やりたいことも大量にあり、めちゃくちゃ楽しいです。

毎週3回〜4回ほどユーザーインタビューにも入社早々から参加して、自分自身のユーザー体験だけではなく、それぞれのユーザーの「n=1」のナマの体験情報に大量に触れられる環境になっています。

最後に

かなり個人的な、そして出会ってから正式に入社するまで足掛け3年弱の長い話にお付き合いいただきありがとうございます。

その時、すぐに転職するつもりがなかったとしても気になったら、会社でもなんでも接点を持ったり、話を聞いておいたりすることで、その後の自分の人生の選択肢が増えるんですね。

なので、もしこの記事を読んで気になった方がいたらぜひ気軽にお声がけください。

待ってます!

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