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#1【ラジオアナウンサー こもり声解消】

https://voicy.jp/channel/1718/139579

タイトル アナウンサー鹿島田千帆のコミュ・ラジオ

1.タイトルコール 

アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ

この番組は、元ラジオ局アナウンサー、音声・話し方、コミュニケーションの研究者・鹿島田千帆が様々な分野で活躍する方にインタビューをしていく番組です。また、ボイストレーナーとして、よい声の発声方法、話し方、インタビューのコツ、メディア業界の話などもお伝えしていきます。

2.#AprilDream そして 番組内容について

VOCYリスナーの皆様はじめまして、そして餃子・いちご・日光・那須でおなじみの、栃木のラジオで聞いてくださった方はVOICYへようこそ。コミュデザインカンパニー代表、フリーアナウンサー、メディアプロデューサー、そして上智大学理工学部で音声の研究に携わっている鹿島田千帆です。

私は栃木県のエフエムラジオ局で27年局アナとして、しゃべる仕事から番組を制作する仕事などあらゆる仕事をしてきました。具体的には生放送や箱番組などのパーソナリティを担当したり、プロデューサーやディレクターとして番組を作ったり、取材をしたり、時には災害現場からリポートをしたり、イベントの制作、ナレーション、講演、プロデューサーの重要な仕事である営業にも携わりました。

昨年末に放送局を退職して、コミュデザインカンパニーという会社を起業しました。事業は音声工学のメソッドでの良い声の発声・話し方などのボイストレーニングを行ったり、YOUTUBEや、企業のオウンドメディアの動画制作、企業様のメディア広告のサポートをするメディアコンサル・プロデュース、私鹿島田千帆の講演活動・メディア出演等を行っています。

家族は単身赴任の夫、今年30歳になる息子・お嫁さん夫婦・孫2人、近所に夫の両親も住んでいます。元気なのがありがたい!

脱サラして起業。50代半ばの起業は遅すぎるんじゃないか、なんて悩みましたが、もう今しかない、今を逃したらもう一生後悔すると考えて、この大きな冒険にチャレンジすることにしました。

そんな私を後押ししてくれたのが、数年前から、リスナーとしてずっと聞いていたVOICYでした。自分自身がラジオのアナウンサーでありパーソナリティの仕事をする中で、VOICYから発信される情報がとても役に立つし、お気に入りのパーソナリティさんも増えていきました。そしてここが一番、VOICYは声の持ち主である、パーソナリティを大切にしてくださるという、企業理念あります。ここにも感激しました。

今VOICYさんで、ハッシュタグ、#AprilDreamキャンペーンを行っていますよね。実は自身のラジオ生放送最終日でも同じくAprilDreamが番組テーマでした。たくさんのリスナーさんの夢をラジオの生放送でご紹介しました。大きな夢も小さな夢も、まずはイメージして、どうしたら夢がかなうのか一生懸命考えて、誰かに相談して、行動する。そう、この最初の一歩を踏み出すのが大切。好きになってから2年。自分でもずっと願っていたパーソナリティのサンクチュアリであるVOICYのパーソナリティになれたのが、まさにエイプリルドリーム。今本当に幸せです。サポートしてくださった、スタッフの皆さんありがとうございます。心から感謝申し上げます。

さて、今回は鹿島田千帆VOICYデビューですので、どんなことを具体的に発信していくのかご紹介しますね。

アナウンサー鹿島田千帆のコミュ・ラジオでは、人生100年時代、だったら、もっと自由に生きてもいいんじゃない!と考える方にヒントになるような情報、興味深い方々へのインタビューをお送りします。曜日ごとにテーマを分けてお伝えしていこうと思います。

月曜日は 健康で過ごすための医療について

 同級生、同年代の友人たちがガンになったり、なくなったりしています。二人に一人はがんになる時代。でも、生活習慣の見直し、検診で早期発見の確立が高くなります。今若いから大丈夫と思わず、そのヒントを知っていただけると幸いです。

火曜日は 心と体を元気にする農業について

私は、スマート農業を推進する企業のメディアコンサルの顧問をしています。月に何度か農家さんのもとに訪れて、直接土に触れ、お話を聞き、農家さんのお話に耳を傾けています。畑でとれたての、お野菜、果物をいただいた時の感動は忘れられません。安心安全さらに、おいしいを追求した農家さんのお話は必聴です。

水曜日は 車モビリティ

は車の番組をかれこれ26年担当しています。新車やレース情報、絶滅危惧種の車バカたちの話は興味深く人間味があふれています。栃木県は車の保有台数が全国でもトップクラスなんです。一家に1台じゃなくて、家族の人数分車があるなんて珍しくありません。車好きの方はぜひお聞きください。

木曜日は コミュデザインカンパニーの事業の一つである動画・音声のデジタルコンテンツ制作について

副業一番人気の動画編集の今、あるあるな話、これから動画編集をやってみたい方にもおすすめの時間です。

金曜日は 朗読・気になる方へのインタビュや声や話し方のお悩み解決!質問やメッセージにお応えします。

ご意見・ご感想などぜひお寄せください。

3.アナウンサーになる、地方局のメインワイド番組について

今日は初回の放送ということで、私が勤めていたラジオ局での仕事をちょこっと振り返りたいと思います。メディアの仕事に興味のある方も参考にしていただけたら幸いです。

実は今日、私がプロデューサーを勤めていた、朝のワイド番組が最終回になりました。ラジオの仕事はテレビよりも比較的ロングスパンです。私自身も朝のワイド番組を25年担当してきました。長く仕事をしてきたディレクターはもう15年以上一緒ですから、もはや家族のような存在です。

地方局では朝のワイド番組を担当するのは局の正社員である局アナさんが多いと思います。それだけ朝のワイド番組の担当になると、アナウンス技術はもちろん、扱う情報の種類が多い、政治、経済、スポーツ、エンタメ、などなど、ただきれいに読むだけでは務まらないので、朝の番組を担当すると必然的にしゃべる技術がスキルアップします。そういった経験を25年できたのは、とてもありがたいことだったと思います。

放送局は春と秋に番組改編があります。番組が終了し新しい番組ができたり、会社でいうところの大きな人事異動があります。ただ、企業と違って、フリーランスで働いている人が多い職場なので、改編で番組を卒業する方もいらっしゃいます。なので、春先は毎年ちょっといや、かなり気持ちが揺れます。ですので、メディアの仕事を続けている人はメンタルが相当、鍛えられます。そんな世界に30年以上おりました。

私がラジオの世界に入ったのは、80年代後半、バブルのころです。エフエムラジオ局の開局ラッシュで、ラジオDJやディレクターはクールで憧れの職業でした。私はテレビよりもラジオで活躍している方に魅力を感じて、学生時代のアルバイトがきっかけでラジオ業界に入り、27歳の時にラジオ局の局アナウンサーとして入社し27年間勤めてきました。入社した時には息子が1歳半でしたので、よく採用してくれたなと思います。

アナウンサーはしゃべるだけの専門職と思われがちですが、地方局では、原稿を書いたり、取材をしたり、インタビューしたり、編集したり、番組制作をしたり、経験を積み重ねると番組の責任者であるプロデューサーになったり、時にはイベントをプロデュースしたり、(タレントさんのブッキングから、イベントにいらっしゃる方への当選通知やお葉書の発送の手配をしたり)当然営業をしたり、放送局のありとあらゆる仕事をします。しゃべる仕事も好きですが、番組の魅力をお客様にお伝えしてという営業の仕事も結構楽しくやっておりました。ご理解のあるスポンサーさんとはもう20年以上のお付き合いがあったり、ずーっと聞いてくださっているリスナーの方に支えられてやってきました。30年近く現役で放送に携わってこれたのは、やはり局のアナウンサーを担当させていただけたことが大きかったと思います。

テレビと違ってラジオの仕事はロングスパンなんですとお伝えしましたが、全国のラジオアナウンサーは、10年20年と長く活躍している方もいらっしゃいます。ラジオの本質は声や話し方、話の内容ですので、ファンがついたパーソナリティは比較的長く現役を続けています。ただ、放送局も民間企業ですので、当然人事異動もありますし、人気だけではなく会社の事情でアナウンサー職から外れる方も当然いらっしゃいます。

さて、局アナ、みなさんどんなイメージをおもちですか?多くの方がTVで活躍するタレントさんに近い存在のアナウンサーをイメージされると思います。確かにキー局のTVはタレントさん的な仕事のスタイルですね。でも地方局は私と同じように、仕事のテリトリーは幅広いと聞いています。そういう意味ではいろいろな経験もできるし、華やかだし、興味深い仕事ですよね。

アナウンサーは、女性の職業の中では人気職です。しかし、狭き門です。なぜか女性の場合は、1年契約の契約社員雇用も多くて、他の職種と違って終身雇用ではないところが多いと聞いています。毎年採用している放送局はKEY局くらいで、地方局は欠員が出たときに募集がある程度。しかも1名だけとか。そんな超狭き門に、アナウンサー志望の方が受験します。以前後輩がアナウンサー試験を受けましたが、受けた会社は50.日本全国、北は北海道から沖縄まで受験し、残念ながら全部だめだった、それでもまだ夢を諦めずにチャレンジし続けています。それだけ、局アナという職業への憧れは大きくて、学生時代に放送研究会に入ってトレーニングしたり、ダブルスクールで専門学校に通う方も少なくありません。普通の大学生活を送って何となくアナウンサーになっちゃった人は今は少ないかもしれませんね、皆さんアナウンサーになるために、経験を積んだり、かなり努力されていると思います。

多くの地方局のメインの番組は朝と夕方のワイド番組です。これはテレビもラジオも同じでしょうかね。ワイド番組というのは、言葉の通り、ワイド、2時間から3時間場合によってもそれ以上、内容もバラエティに富んでいます。私も2時間から3時間のレギュラーワイド番組を27年年続けてきました。私が担当していた生放送のスタッフはパーソナリティ、ディレクター、アシスタントの3人。ここにリポーターが入ることもあります。キー局の番組ですと、ここに放送作家さんがコーナーごとにつくこともあって、お金が潤沢な番組だとうらやましいと思うこともありました。

多くの番組がリスナーさんから届いたメールやツイートなどを読み上げて、リクエスト曲やディレクターの選曲で曲紹介をします。時間にもシビアになります。CMや時報が入りますので、片手にストップウォッチをもってあと10秒でまとめてCMねなんてやり取りをしながら番組を進行します。もう27年もやっていると自分の中の腹時計みたいのができているので、あと3秒5秒10秒と、カウントダウンするコンピューターの画面を見ながら、焦らずしゃべれるようになります。生放送中に地震や災害などの緊急ニュースが入ってきたら即座に対応したりするのもパーソナリティの仕事です。生放送中に、地名や、名称など言い間違いで、そんなことも知らないのか!リスナーさんからおしかりを受けたりすることもあります。若い時はしょっちゅう、ベテランになってからだって結構あります。穴があったら入りたい・・・こともたくさんありました。

生放送の番組をやっていると、自分が発した言葉に対してダイレクトにリスナーさんからメッセージが来きます。例えば、Aさんというリスナーさんから●●について悩んでいます。千帆さんどうしたらいいですか?自分なりの答えをお伝えすると、ラジオを聴いている別のBリスナーさんから、先ほどのAさんのお悩みには、こういう方法があります!というアドバイスのメールが来たりします。AさんとBさんはあったこともないし、全く知らない人同士ですが、ラジオを介して、あったかいやり取りが行われているんです。これってすごいことだと思いませんか?何か有益な情報を得るためには、人はお金を払って情報を得たりします。SNSは無料でやり取りできる場ではありますが、その場に、信頼がおけないと安心して情報のやり取りができませんよね。長く続いている番組や、メッセージが頻繁にやり取りされている番組はリスナーさんにとって安心できる信頼されている場所なんだと考えます。メディアでは誹謗中傷のニュースが頻繁に取り上げられますが、メールやSNSに声の温かみを+すると、人をつなげて、幸せが広がっていくと私は考えます。声の仕事って本当に素晴らしいなと自分自身が感じています。その場所を今度はVOICYでこれから作っていきたいと思っています。

5.【声のこもり解消法】

さて、最後に良い声の発声方法について1つアドバイスさせてください。現在 上智大学理工学部で音声の研究者でもあります。声に関する新しい研究や、声で悩んでいる方に役に立ちそうな情報もご紹介します。

声のお悩みで一番多いのは、声のこもりです。声がこもっていると、聞き取りずらかったり、何度も聞き返さると自信がなくなってますます声がこもります。まずやっていただきたいのは、しゃべっているときのご自身の口の開きを見てください。多くの方が、口の開きが小さいため、声の響きである共鳴がうまく使えていません。

では母音の【あ】【お】と発話してください。この時の口の形を覚えていてくださいね。では。今度は【い】【え】と発話してください。口を横に開いたときに、歯が見えるくらい横に開いてみてください。この時の頬の筋肉が横と上に引っ張らる感じで【あ】【お】。口の開きが大きくなり、共鳴空間が広がることで、声の響きが良くなります。まずは鏡を見ながら試してみてください。85年の論文でも一般の方とアナウンサーとの声の違いは母音の発話にあると指摘されています。あいうえおなんて簡単だと思っていらっしゃると思いますが、たかが母音されど母音。母音がきちんと発話できるとあなたの声の質がぐんと変わります。ぜひトライしてみてください。☞Youtubeチャンネル 鹿島田千帆のコミュCHでも 【声のこもり解消法】についての動画をアップしていますのでご覧くださいね。

さて、声を大事にするあなたに今月の声予報です。今月は黄色信号です。春先は空気が乾燥して埃っぽくなりますので、喉を傷めやすいです。ぬるめの出がらしのお茶がいいですよ。水分補給をしましょう。

最後まで聞いてくださってありがとうございます。

今日の台本はnoteに、またコミュデザインカンパニーの事業内容はWEB、動画制作はYoutube鹿島田千帆のコミュCH、声を美しくするグルメはインスタグラムに載せています。ただの食いしん坊投稿になっていますが、栃木のグルメ情報満載です。ぜひご覧ください。

アナウンサー鹿島田千帆のコミュ・ラジオ  お相手は鹿島田千帆でした。それではまた明日!



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