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始めに唄ありき

カラオケっていう文化が始まったのは私が小学校低学年くらいの時だったでしょうか。実家で、昔懐かしい8トラックを入れる機械で歌ってたのを思い出します。
そしてディスクが入り、空前のカラオケブーム。そして通信カラオケ。
音楽シーンでもシーケンサーで打ち込みの音楽が流行るようになり、最近はスマホのアプリでも簡単に音楽を作れるようになりました

確かに便利になりましたが、バックの音ありきで歌っているヴォーカリストがほとんどだと思います。
というか、そういう思考になってしまったんだな、と。

ではでは、アカペラで手拍子しながら歌ってみてください。ちゃんとしたメロディとリズムを取ることはできますか?

バックの音があると歌えるのに、アカペラになると「あれれ?あれ?」ってなる方は唄えている気になっているだけです。
そのときは、アカペラできちんと唄えるように練習してくださいね。

リズム感悪いから‥と言っているあなた!人間の体は常にリズムを刻んでいます。心臓の音、歩くテンポなど、身近なところにも常にリズムがありますよ。「さあ、やろう」と構えるからできないだけで、自然に任せればリズム感の悪い人なんていないと思ってます。

なぜこんなことをいうかと言いますと、もともと唄というのは、働きながらとか歩きながらとか、お酒を飲みながらとか生まれたものだからです。
歌が生まれた時、そこに都合よく楽器があるわけがありません。
昔はカラオケなんてものもありませんでした。

声ってすごい。
そこにあれば音楽ができてしまうんですから。

音圧のあるバックで歌うのはもちろん私も大好きです。

でも時々、自分の声だけに耳を傾けてください。自分のリズムを感じてください。

身体という楽器のパワーをきっと感じ取れるはずです。

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