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息子のあくなき探求

この春4歳になった息子。

相変わらず、夏は虫を探し、捕まえ、育て、
冬は恐竜をコレクションし、戦わせている。
今年のAWはサメにもハマったため、
・虫
・サメ
・恐竜
の三本柱で、季節に応じて回転しながら3年過ごしている息子。

おもちゃは買い替える感じではなく「増えていく」…というそんな感じ!

そんな彼の最近の大ヒットは「危険生物」と「深海生物」である。
きっかけは、Youtubeで危険生物のまとめを見たことだった。
これは興味あるぞ!と判断した私は、即図鑑を買ってみた。

図鑑についていたDVDを見たらびっくりするほどハマり、
1日2度もDVDを視聴するほど見始めた。
ちなみに危険生物の魅力は「圧倒的な強さ」だ。

恐竜でも虫でも、彼は強いものが好き。
牙も毒も、戦いに有利な特徴は、とても魅力的に映るようだ。

のめり込むようにハマった彼は、
ある日私と本屋へ行った時この鳥が表紙の図鑑を見かけて、

こわい顔で有名なハシビロコウ

「まま、ハシビロコウだね」と言った。

いつの間に覚えてたんだ!と驚いた。

また科学館に「海」の展示を見に行った時には
ホルマリン漬けの展示をみて一言
「あ、オコゼ。まま、おにだるまおこじぇ だよ」と言った。

危険生物オニダルマオコゼ

待ってくれ。もう物知りすぎて母が惚れてしまう。

彼と行く生物デーはとにかく学びがいっぱいで楽しく、
私も夫も知的好奇心がくすぐられ、一緒になって夢中になる。

またある時公園に行った時はこの看板を見つけて・・・

これが噂のセアカゴケグモ

「せあかごけぐもだ!」と大喜び。
長い滑り台も、大きなブランコもそっちのけでこの看板の前に居座り、
「まま、なんてかいてあるの」「もういっかい読んで?」
「どこにいけばいるの?」と興味津々。
※猛毒蜘蛛だから、そんな簡単にいたら相当やばい(笑)

"夢中"なだけで、立派な才能


息子の興味に対して、親としてできることはなんだろう?と考える。

思うのは、やっぱり、とことんとことん追求させてあげること。
一緒に興味を持てそうなものであれば、一緒に学んでみること。
いる場所に出掛けてみること。

そして、この「夢中になっている様子や何に関心があったのか」を覚えていて
いづれ彼に伝えてあげることだろうな思う。

興味を広げることも大事だとは思うけれど、
こんなに夢中になれること、好きになれるものに出会える人生って
素敵だよ!このままGOGOだよ!と母は思う。

この先も、「⚪︎⚪︎を見に⚪︎⚪︎へ行きたい!」と言えば、
プレゼンでもしてもらって、国内の僻地だろうと、海外だろうと
行くスタンスの親でいようと心に決めている。


大人になって、コーチングを学び、
いつしか「好きなもの」<「しなくてはならないもの」になるんだなと、
自分の望みや希望は思いつきにくくなるものなんだなと改めて学んだ。

だからこそ彼が、直感のまま本能のままに突き進む姿が
とてつもなく尊く感じた。

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