半年がたちました

夫が天国に旅立ってから半年がたちました。
今日は月命日です。
気持ちはずいぶん落ち着いて、もう痛みはほとんど感じません。
寂しい気持ちは、なくならない。
手を取り合って歩く老夫婦を見ると羨ましくなっちゃう。
あんな風に一緒におじいさんおばあさんになりたかったな。
この間、フードコートで大きなクリームソーダを2つ乗せたトレイを運ぶ高齢の男性を見かけました。
彼が向かった先にはパートナーらしき女性。
クリームソーダが思っていたより大きかったのか、楽しげに声をあげて笑う。
2人は幸せそうに見えました。
全部が羨ましかった。

でも、それを除けば元気に過ごしています。
最近気がついたのだけれど、夫がいなくなったいま、以前よりもきれいな状態で維持できているんです。
うちでは片付け上手なのは夫で、わたしは散らかし屋。
お掃除好きで片付け上手な夫がいなくなったらどんどんお部屋が汚れてしまうように思うんだけど、意外にきれいに、むしろ以前よりきれいに維持できているんです。
びっくりです。
でも、よくよく考えたら夫がいなくなったことで、わたしの後まわし癖がよくなってるんですよね。
以前なら「ちょっとほこりが気になってきたな」って思っても放っておけば夫がきれいにしてくれていました(ひどい妻ですね)。
でももう彼を当てにすることができなくなってしまったので、自分がやるしかないんです。
だから「ちょっと気になるな」のタイミングでお掃除しちゃうので前よりきれいに維持できるようになったんです。
笑っちゃうような話ですが。
せっかくこの家に住み続けられることになったし、いつか退去する日まで、きれいに使いたいと思います。

月命日のお供えは今回もお酒を